太宰治、梅の香溢れる斜陽の廃屋「大雄山荘」~昔日の栄光残る国府津館

「戦争だの平和だの貿易だの組合だの政治だのがあるのは、なんのためだか・・・・・それはね、女がよい子を生むためです。」
斜陽の中で主人公かず子が、自分を孕ませた酒びたりの小説家に書いた手紙の一節です。
そして実在の作家太田静子が住み、東京で毎日酒びたりになっている小説家太宰治を呼び寄せ、合体・懐妊したのが、
この小田原市下曽我の大雄山荘です。
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P28031030268今は幽霊屋敷とも見紛う廃屋。周囲は曽我の梅園で、一面梅畑。正面に大雄山と箱根の山々、霞がかっていて見えませんが、富士山も見えるのじゃないでしょうか?左側には相模湾の海も見えます。
こんな明るすぎるくらい明るい景色の中にぽつんと佇むのが旧貴族の別荘大雄山荘で、斜陽の舞台となった家です。

P28031030224扉をこわさないで下さい、と立て札がありますが、正面扉の横の通路扉は思い切り開いています。
入っちゃいましょう。鬱蒼とした木々と雑草によって、今にも崩壊しそうです。
主人公の弟から「来々軒。シュウマイあります、と貼りふだしろよ」と言われたように、ちょっと中華風。正面の鼠の石造がお茶目。

ちょっと小説の中にスリップしちゃいましょう。

まずは主人公の母。
P28031030229庭の萩の茂みの奥に入り、萩の白い花のあいだから、もっとあざやかに白いお顔をお出しになって、少し笑って、
「(私が)今何をなさっているか、
あててごらん」
「お花を折っていらっしゃる」
「おしっこよ」とおっしゃった。
最後の貴族とでも言うのでしょうか。フランスの貴族女性も、庭で立ったままおしっこをしたと言いますが、斜陽の中では、気高く、美しく、可愛らしく、肺結核で、この大雄山荘の一階で息を引き取ります。

次に主人公の弟。
P28031030230ぼっちゃん崩れ、文学青年崩れ、薬物依存症であり、またアルコール依存症、生活能力ゼロのくせ、頑張って働いている人を蔑んでいる、自らが貴族であることを自嘲しているが、一般市民のことを賎民と呼んで軽蔑している・・・・・・
ダメンズ・コンテストしたら優勝間違いなし、という最低の男。
母と同じ、大雄山荘の一階で自殺します。(当日はダンサーの女を連れ込んでいるのですが)

胸糞が悪くなる男ですが、一緒に酒を飲んだら案外面白いかも。
なぜなら、彼は、自分を的確に客観視出来ているからです。最低の奴でも、その最低さを正確に客観視出来ている奴は許せるのです、私の場合。

そして、主人公かず子。
P28031030249結婚はしたものの、妻子ある男性に少女のような恋をして、離縁されたバツ一29歳。
田舎で母の介護にあけくれる中、東京で一度酒を飲みに連れて行かれ、帰り際キスしてきた飲んだくれ小説家に恋してします。
そして彼の子供を生むことこそが彼女の革命だ、と信じて猪突猛進し、そのとおり実現してしまう逞しい肉食系の女性。
彼女の言動を見ていると、女性が本当にしたいことは子供を産むことであり、恋愛はそのための一時的な気の迷いに過ぎないような気がしてきます。怖いですねえ、やっぱり女性って。

P28031030239戦争で貴族としての特権を全て失い、転落するしかなかった家族の生活の残影が、今私の目の前にあります。

しかし、そんな過去の事情等全く関係ないように、初夏の日差しが一面の梅園に照りつけます。

P28031030263_22月の梅園は、淡い花が咲き誇りますが、6月の梅園はフルーツ園のように梅の実がたわわになっています。
むせかえるような生命の臭いがあたりの空気を埋め尽くしています。

歩きましょう。文学的夢想はお仕舞です。

P28031030255太陽光線が眩しい。
きっと日に焼けますよ。
赤鬼のような顔になってしまうに違いありません。

きつい登り坂を登っていると、
考える行為が薄れていきます。
これはこれで快感。

P28031030271曽我兄弟の兄の墓を過ぎ、
六本松方面へ。

そういえばこの地は、鎌倉時代に、曾我十郎祐成・五郎時到兄弟が、父河津祐泰の仇・工藤祐経を襲撃して討ち果たした仇討ち物語「曽我物語」で有名な場所でもあるんですよね。


途中広い道に出ると、後は下り。

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ふと横を見ると、二宮尊徳遺髪場がありましたが、死んだ人の髪の毛よりも、甘酸っぱい香りを放つ梅の実の方に惹かれます。

そうこうするうちに国府津から大井松田に向かういつもの道。西丹沢や寄にキャンプするため家族で通る道です。
大きなダンプがすぐ近くを通り過ぎる横を、やや熱中症気味になって歩き続けます。

小田原厚木道路、新幹線、東海道線のガードを抜けると、そこはもう国府津の町。
予約しておいた国府津館に向かいます。

P28031030297実は、国府津館、ただお風呂に入りたいだけで、何も期待していませんでした。
国府津の街にある普通の旅館だろう、程度の期待。国道側から見ても、普通の住居のような外観。

でも入ってみてびっくり。
文化の香りが染み渡った老舗旅館です。

P28031030305相模湾に望む部屋は、細部にまで心づくしが行き届き、庭の手入れにも並々ならぬホスピタリティーを感じます。
また部屋の中には渋沢栄一や山本五十六自筆の書があり、
いかに多くの才人に愛された宿かが分かります。

幸田露伴、島崎藤村、福沢諭吉、志賀直哉、宮沢賢治、有島武郎、坪内逍遥、宮本百合子、柳田邦夫、円地文子、尾崎一雄等など、が宿泊したり、ここで執筆したようです。

P28031030291早速風呂に入りましょう。
貸切ですって。
温泉ではありませんが、きれいな庭に面した落ち着いた風呂。

先ほどまでの炎天下歩きの疲れを癒します。

湯船に浸かっていると、先ほどの斜陽の館が脳裏に浮かびます。
思えば高校三年の冬休みまで、自分が理系に進むことを疑ったことがなかったのに、急に文系、それも仏文科志望に変わった動機となった幾つかの小説の一つが斜陽でした。主人公かず子に強く憧れました。
研究室の中で生活するよりも、もっともっと生々しい人臭い人生があるはずだ、どうせ一回の人生なら喜怒哀楽をとことん味わってみたい、と当時18歳の私は思ったのです。

P28031030302さて、部屋に戻るとお食事が!
風呂に入るだけは不可なので、
ランチコースを予約したら、
何とも豪勢な海の幸料理。
こうなったらビールを飲まない訳には行きません。
ダイエットも兼ねたハイキングなので、アルコールは厳禁という掟ですが、太宰に免じて?飲ませていただきましょう。

結構フルコース、デザートもついて、夜の宴席と考えても満足の行くものでした。

P28031030315帰りがけに館内の資料館のようなところをうろうろしていると、主とおぼしき男性が来て、いろいろ説明してくれました。
かつては輝いていたのですね、国府津館も、国府津という街自身も。名前も国府の津ですからね。行政の中核だったのでしょう。

東海道線は以前はこの国府津駅までで、機関車を交代して御殿場線に入っていきました。箱根の山を越えられなかったのですね。小田原までは路面電車、熱海までは汽船で行ったらしいですよ。交通の要所だったのですね。
東海道線沿線に住んでいながら知りませんでした。

P28031030311相模湾を望む洋風の部屋、
才人達が集っていたのですね。
逆境とは言え、いつまでも意地を見せて下さいね。
こういう宿は日本からなくなっちゃいけないのです。
私もちゃんとまた来ますから。

曽我梅園l、梅歩き
真冬の国府津歩き


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紫陽花の建長寺・東慶寺、心の平安歩き ~ 大船の銭湯「野田の湯」

サラリーマンになって初めて、違う会社に勤め始めました。
関係会社とは言え、環境激変。
馴染みの薄い情報や刺激がいきなり津波のように流れ込んできて、頭は完全にオーバーヒート。
道を歩いていても、何だか足が地に着いてない感じ。
そんな時は気持ちの平安を感じさせてくれる鎌倉の寺歩きが一番。
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P28021030146幸い、今は紫陽花の咲き始め。
満開とは言えませんが、それはそれで初々しく爽やかなもの。
まずは建長寺。
五山一位、質実剛健な
武士・鎌倉の寺の代表。
あまり紫陽花のイメージはありませんが、そうでもありません。

P28021030151P28021030155
決して花を売りにしてる訳ではありませんが、寺や道の傍らにさりげなく、かつ謙虚に咲いています。
半僧坊に向かう道の傍らに、回春院の前の沼地の傍らに、
決して自己主張しすぎずに自らの立場をわきまえて咲いています。

P28021030159さて、建長寺は禅寺であり、
座禅でも有名です。
夏目漱石が、救いを求めて座禅を組んだのも、この建長寺です。
「私の心がきれいになる時。・・・・喧騒を離れ、静かに自分を見つめなおす。不思議ですが、普段気がつかない自分に気づくことがあります。・・・」
これは建長寺の座禅のポスターのコピー。

P28021030165毎週、金曜土曜17時から一般の人も参加出来る座禅を龍王殿でやっています。

結構、やってみたいと
以前から思っています。

定年になってからでなく、
本当に近々に。

P28021030171次に向かうのは東慶寺。
夫から逃れてきた妻の駆け込み寺です。
縁切り寺と歌われたのは
誰の何と言う歌でしたっけ?
建長寺とはうってかわって
小さくひっそりした寺。

P28021030181その割には、西田幾太郎、岩波茂雄、和辻哲郎、等、知識人が多く眠るインテリジェンスの高い寺というイメージが私の中にあります。
小林秀雄、中原中也の墓も
あります。
中原中也と京都から手を取り合って上京した恋人、長谷川泰子を奪ったのが
小林秀雄です。
この二人、親友でありながら
一人の女性を奪い合った恋敵でもあります。
結核にかかり、30歳で鎌倉寿福寺で亡くなった中原中也ですが、
今は穏やかに眠ってますか?

P28021030195北鎌倉の駅を過ぎて
一休みしましょう。
私のお気に入りGALLERY NEST。
車からは決して見えません。
狭い路地に面した地元民の店。
抹茶アイスと冷たいアイスコーヒーを注文。
魂が洗われるような喉ごし。

P28021030200さて、もうちょっと頑張って
歩きましょう。
ここは海軍通り。
横須賀の海軍にいた人が大勢住んでいたから、その名がついたと言われています。
が、普通の閑静な住宅地。

P28021030206下に下りると、一見幽霊屋敷のような館に出くわします。
車でも見える建物ですが、
昔から一体何の建物なんだろう、と気になっていましたが、
未だに分かりません。

あるんですよね、
鎌倉にはこういう不思議な建物が。

P280210302082時間半の散策の〆は、
勿論風呂。
大船、台にある野田の湯。
ずーっと昔、家族で来て以来、
一度も来ていません。
今は数がどんどん減っている昭和の銭湯。

P28021030210普通の銭湯ですが、
薬湯の風呂やジャグジー風呂・サウナもあります。

ふーっ、とくつろいでいたのですが、途中から恐いことに。

刺青をした男が二人、
入って来ました。
ファッションでちょこっと刺青した、なんてものじゃありませんよ。
背中一杯で、しかも腕や太ももまで刺青の本格派。
どうみても本職さん。

更に一人新たに加わり、まさに壮観。

長湯しないで、今日は帰りましょう。

→当ブログの他の紫陽花歩き
早朝の明月院歩き
長谷・腰越の紫陽花
北鎌倉の紫陽花歩き
田んぼと太陽と紫陽花、開成町歩き

→大船の別の銭湯
大船下町商店街の銭湯、ひばり湯

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中津川マス釣り場~塩川鉱泉「こまや」混浴露天風呂

P28011030094私自身の人事異動のためか、最近連日飲み過ぎ。疲れた体と内臓を回復させれるため、自然から元気をもらいに行きましょう。

愛川町にある中津川マス釣り場、我が家がキャンプ狂いだった頃、
このま沢キャンプ場ややぐら沢キャンプ場等道志方面に出かける時、必ず通るのが、この釣り場。
釣り場の横にはキャンプ場のような場所もあります。

P28011030104マス釣り場は、中学生のご一行様が。茅ヶ崎の中学が教室ごと来てるようです。先生がマイクをもって指示を出しています。

「さあ、スタート」の掛け声で一斉に釣り糸を。
釣れるのかな、と見てると、
意外や意外、どんどん連れる!あっちでも、こっちでも歓声・嬌声が。
青春満開ですね。

P28011030071でも、どうなんでしょう、ノーテンキに楽しんでいるんでしょうか?
結構、中学の思春期って悲しいことも多いのじゃないでしょうか。
思いを打ち明けられず悶々としてる子や、好きな人がずーっと別の子を目で追いかけているのを見て胸を痛めている子が、きっといるに違いありません。

私も中学生の時は、にきびがひどくて結構辛い思いをしました。
顔がにきびで化膿して腫れて赤い顔をしてました。
(今はお酒のせいでやはり赤い顔をしてますが)
こんな悲しい思春期なんて、早く終われば良いな、
と思っていました。

P28011030010さて、事実に基づいて話を進行させましょう。

スタートは、マス釣り場ではなく、対岸の田代運動公園。
9時ジャスト歩き開始。
中津川に沿って歩きます。
川に沿って歩くという当ブログの
基本パターンです。

P28011030015中州を歩いていると、嫌な予感があたり、行き止まりに。

無理せず、元来た道を戻ります。
良くあることです。

気持ちを入れ替えて、再スタート。

P28011030031P28011030035
程なく鮎釣りをしてるお兄さんオジさんを発見。
いつ見ても、川の中に入って、鮎を釣ってる姿って、
格好良いですよね。
私もやりたい。でもじーっとしてるの苦手だから上達しないかも。

P28011030027P28011030040
橋を挟んで反対側は、濃い緑の谷川。
良いですね、こういう渓谷の中の深い川って。

中津川の反対側を歩きます。
初夏を思わせる空と空気が体を心地よくほてらせます。

P28011030043程なく「こまや」の看板が。
ここが後ほど、鉱泉風呂にやってくる場所ですが、まだ1時間も歩いてないので、風呂に入る資格はありません。

混浴露天風呂の看板が!
何かが起こるでしょうか?

P28011030045P28011030048P28011030049ここからは中津川と垂直方向に右折し、山の中に入って行きます。

緑が左右からどんどん迫ってきて、呑み込まれそうになります。

山の精気を体一杯で吸収していると、突然祠が。
そして、その先の小さな橋を渡ると、そこは塩川神社。

といっても、建物としての神社は見当たりません。
それもそのはず、本尊は滝自身なのですから。

熊野の流れを汲む修行の場だったと書いてあります。
きっと修行僧が滝に打たれに来たのでしょう。

P28011030058
奥へ進むと、なかなかに
厳かな雰囲気に。

そして、大きな滝が天から降ってきます。
結構、ドラマチック。
というか、さすがに本尊だというだけあって、不思議なオーラを発している姿です。

P28011030062私も清く安らかな気持ちになって、滝に当たろうかな。
冷たそうだから嫌だけど。

ここが行き止まりなので、再び元来た道を戻ります。
そして、着いたのが冒頭の中津川マス釣り場。

P28011030112中学生達の横では、オジサンオバサンが、そして若者達が、
釣り糸を垂れています。
さあ、どんどん進みましょう。

いつも車で通り過ぎる道をひたすらテクテク、テクテク。
勝楽寺を過ぎ、左に曲がると、
再び中津川にかかる橋に。

そして、元の田代公園に戻ってきます。

P28011030127公園を見ると、先ほどはなかったテントやタープが張られています。

私の大好きな光景。

そして私からは失われし
羨望の光景。

P28011030113小さい子供二人と夫婦の絵に書いたような
平凡かつ平均的ファミリーライフ。

一瞬でしたね。
ただ春の夜の夢のごとし、ですか・・・
本当ですよ。

さあ、ぐるっと一周してスタート地点に。ちょうど2時間。
風呂に入ることが許されるでしょう。

P28011030136さきほどの「こまや」に行きます。
700円払うと、外の露天風呂に案内してくれます。
11時からなので、目論見どおり
私一人で独占出来るはず。

期待どおりでした。
やはり風呂の写真をゆったり撮るには、一人じゃないと。

P28011030133地下28メートルから汲み上げた
鉱泉を天然掛け流し。
湯に浸かると、
壁の向こうに緑の山が。
ああ、極楽極楽。

ちょっと待てよ、
ここは混浴だよな。
とすると、もう少しすると裸の女性が?

な訳ないですよね。水着貸し出しとか書いてあったので、
女性は当然水着を着るでしょう。
それに若い女性とは限らないのだし。

無駄なオヤジ妄想に浸っていると、のぼせたので、出ましょう。

ハプニングはありませんでした。そんなもんでしょ。

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南国プライベートビーチ気分、入田浜 濤亭TOUTEI~多々戸浜

伊豆で行ったことない海岸なんてない、と自負していた私ですが、
どうしてどうして、まだあるんです。南伊豆入田浜。
ドライブでは決して目にすることがない浜です。
そして、そのビーチを正面に見る人気旅館濤亭(とうてい)で一泊。
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P28001020874連休三日目もまた雲ひとつない快晴。安良里から石廊崎を経て、
下田の手前を国道右折。
長閑だけど、普通の住宅地を通り抜けると、そこは別世界。
ここは日本本土か、と思えるような、美しく澄んだビーチ。
全員思わず感嘆の声。
7年連続環境庁、水質・透明度最高点!
との歌い文句もうなずけます。

P28001020884しばし波打ち際で波と戯れます。
長女に至っては、靴を脱ぎ捨て、海の中にジャブジャブ。
おバカだから、スカートずぶぬれ。
子供の頃から湘南や鎌倉の海岸で波と戯れさせ過ぎたせいか、
大人になっても、
まるで少女のようなはしゃぎ方。

P28001020891しかし、のんびりリゾート気分に浸ることより、歩くことが好きな私は、チェックインも待たずに
ハイキング開始。
下田方面まで海岸を歩いて行ける所まで行きましょう。
今日も長女が付き合います。

サーフィンの場としても、知る人ぞ知るスポットらしいですね。
サザンオールスターズの波乗りジョニーのプロモーションビデオは、この浜で撮影されたそうですよ。

P28001020897ビーチの端から、
急に岩場が始まります。

好きなんですねえ、
こういう岩場歩き。


三浦半島にも一杯ありますが、
海がきれいな分、楽しさ倍増。

P28001020899程なく隣のビーチ、
多々戸浜が見えてきます。

こちらも入田浜に負けず劣らない、きれいで澄んだ浜ですよ。

下田のすぐ近くに、こんなきれいな浜があったなんて、本当に意外。

P28001020916ただ海を撮っても仕方ないため、長女を撮影します。
親ばか丸出しですね。

それにしても、バックが美しいと、娘も美しく見えてくるから
不思議です。

P28001020921楽しい雰囲気も「これから先、漁業関係者以外立ち入り禁止」の立て看板で冷や水。
勿論、こんな注意書きでひるむ私ではありませんが、
先の方を見ても、横の方を見ても、これ以上先に進める可能性はありません。
泳がない限り。

P28001020924下田の水族館まで歩けるかな、
と期待していたのですが、
難しそうです。
ま、諦めましょう。

でも歩き足りないので、国道を通って、下田まで行きましょう。
別にどうってことない国道を炎天下、テクテク歩き続けます。

P28001020932途中、二度トンネルをくぐると、そこはもう下田の街。
開港記念館を通り過ぎると、
ペリー通りが始まります。
結構良い感じ。
娘もご満悦。

そして、遂に下田港。

P28001020942何度もお話してるのでくどいようですが、ヨット部クルーザー班時代、この港は本当に何度も停泊し、
大変お世話になりました。
潮まみれで銭湯に行った時、
隣にいた漁師のおっちゃんから、
「兄さん、サバかい?」と問いかけられたのも、この下田です。
ヨットマンだった私をサバ漁の漁師と間違えるとは、何と失礼な、
と思ったものですが、冷静に自らを客観視すると、結構妥当な問いかけだったのかもしれません。

P28001020948下田公園の周囲の海岸道をぐるっと歩きます。

ペリー上陸記念碑を過ぎると、
吊橋の先に小さな島が。

元気な長女は、早速島の先まで。

P28001020952ぼーっと一人で海を眺める
訳ありそうな女。

サスペンス番組で、
翌朝死体になって発見される、
とかいうシーンで使われそうです。
(何を縁起でもない。)

P28001020956更に海岸を進むと、
ようやく辿り着きました
下田水族館!

海岸伝いにここまで来たかったのだけど、仕方ありませんね。
取りあえず目標達成です。

P28001020958長女が土産物を買っている間、
私は入口付近でカキ氷を注文。

本当は、抹茶が好きなんだけど、ありませんでした。

入田浜をスタートして、約2時間のハイキング、
ほてった体を、冷たーい氷が喉とお腹からクールダウン、
気持ち良ーい!

P28001020963タクシーで濤亭に戻ると、
父母は既にチェックイン済み。
部屋に入って目にしたのが、
冒頭の写真。

部屋から見える海の眺望としては、今までで確実にトップクラス。
犬吠埼のぎょうけい館とどっちが良いか・・・
☆犬吠埼ぎょうけい館、部屋から海が最高!
戸田の御宿きむらやつわぶき亭や堂ヶ島アクーユ三四郎も良かったですよ。
☆戸田、御宿きむらやつわぶき亭、眺めと風呂が最高
☆堂ヶ島、アクーユ三四郎、ベランダの下は海、正面は三四郎の島
早速風呂に行きましょう。
P28001010009P28001010016
上品だけど、ちょっと狭いかな。
露天風呂は特に狭い。

風呂に関しては、隣の弓が浜の季一遊がやはりダントツでしょう。
☆弓が浜、季一遊、No1露天風呂

P28001020972夕食は文句なし。
海の幸は勿論ですが、
料亭のような工夫ある料理が次々と表れます。
一品づつ持ってきては、片付けられるため、一枚の写真でお見せできないのが残念です。

それにしても日頃の行いが良いせいでしょうか、
本当に天候に恵まれました。
4日間一度も雲というものを見かけなかったかも。

早朝、日の出を見ました。
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今日も、そしてこれからもずーっと、
晴れやかな日々が訪れることを祈って。

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安良里~田子、体育会歩き~ ホテルニュー岡部温泉風呂

安良里二日目、三島由紀夫の文化系歩きから、汗と根性の体育会系歩きにモードチェンジ。
安良里から今山を越えて隣町の田子へ。
付き合うのは長女。
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P28001020696朝はまず妻との別れから。
妻は仕事があり、一泊で帰宅。その代わりに私の父母が午後から合流。長女はずーっと一緒。
一人修善寺行きのバスに乗る妻ですが、哀愁は全く漂いません。一人になれて清々してる顔。

P28001020851P28001020853
長女と安良里の町を歩き出します。
どうしても目に留まるのが、駄菓子屋。これも昭和前半の日本映画に出てきそうな店。
店内は、昔懐かしい駄菓子で一杯。ボタンやら針やらのお裁縫道具もあれば、絵(ジャンル不明)も売っています。店の前のベンチには近所のお年寄りが何やら世間話。

P28001020862そして、更に面白いのが店の入口上に飾ってある魚の装飾品。
提灯のようなフグが多いのですが、他にもいろんな魚がいます。
装飾品といっても、本物の魚から店主が作っているのですよ。

店頭で店主がフグの内臓を取り出し、制作に余念がありません。

P28001020702寄り道はこれ位にして、いざ出発。
パンフによれば、田子まで7.1キロ、2時間40分とあります。
かなりハードですよ、これは。
どう考えてもアップダウンの激しい山道になりそうだし。

P28001020703造船所に向かう入り江の道を歩いていると、長女が、「あっ、魚!」。
海面を見ると、確かに大きな魚が群れをなして泳いでいます。
真っ青な熱帯魚のような魚も一杯泳いでいます。

水がきれいなんですね。何て言ったって西伊豆ですからね。
写真だと、どうしてもきれに撮れませんが。

P28001020706安良里の町の対岸に来ました。
まぐろ漁船らしき大きな漁船が停泊しています。

大きな採石船も停泊しています。

そう言えば、加山雄三の光進丸がありませんね。
大抵は停泊してることが多いのですが。
ここがホームポートらしいですよ。
何度も見かけました。

P28001020710突然、目の前に「通行止」の立て札と、フェンスが!
えっ?どういうこと?

なぜか、トンネルの入口で行く手を阻まれました。
確かに地図では、真っ直ぐ行けるはずなのに。

今まで何度も通行止を無視してハイキングしてきた私なので、ここで引き下がる訳には行きません。
だが私の体重で、鉄条網付きのフェンスを乗越えられるでしょうか?

と迷っていると、長女が「私が行く」とのこと。
こんなヒラヒラのスカートで2メートル以上の高さのフェンスを乗り越えるだと。

しかし私の心配をよそに、長女は登り始め、何と向こう側に。
こうなると私も行かない訳には行きません。
とめどなく増えた体重と衰弱はなはだしい筋力・・・・Help!

何とか向こう側に降り立って、掌を見てみると、左右とも傷口から
血がちょろちょろと流れていました。
破傷風になるといけないから、一生懸命動物のように舐めました。

P28001020708さて長いトンネルを通ると、その先には再び造船所が。
しかも、何とまた行き止まり。

一体どうなっているんだ?
どう辺りを探ってみても、先に進める道はありません。
勿論泳ぐ訳にも行きません。

何かが間違っていたのです。
諦めて戻りましょう。

またあのフェンス。
勘弁してよ。

P28001020712悪戦苦闘の末、
元来た道を戻ります。

と、道端にこんな道標が!
何だ、田子行きの遊歩道はこっちなんじゃないか。
これを見落とすとは何たる不覚。

P28001020723さあ、ここからは安心して
前進あるのみ。

しかし、いきなり厳しい登り坂が
延々と続きます。
きつい。
どこまで登れば良いのでしょう。

にしても、長女のこのハイキングをナメくさった服装は何だ!
ジーンズくらい履いて来いっちゅうに。

P28001020721永遠に続くと思われた登り坂を登り切ったところで、
一気に視界が開けます。

黄金崎方面ですが、空気が澄んでいると、富士山がどーんと見えるらしいのですが、今日は残念。

P28001020730ここからはアップダウンが何回かありますが、尾根の道で、基本的には目の前に駿河湾の絶景が続く、最高のハイキングコース。
冒頭の写真のような眺望が続きます。
今までのハイキングコースの中で、絶景度は1,2を争います。
体重がもう少し軽ければ、更に天にも昇る心地でしょう。

P28001020732今山頂上に向かう道標を過ぎると、逆側の島が見えてきました。
そろそろ田子の湾内に入ってきたのでしょう。
下り坂が多くなってきました。

下り坂ですが、道の整備が決して良いとは言えないので、滑る滑る。
2度も転びそうになりました。

しかし、4年前、妻と次女と歩いた、対岸の堂ヶ島からのハイキングと比べれば、はるかましです。
あの時は、妻と次女に罵倒され続けましたから。
☆危険でスリルあるハイキング、堂ヶ島~浮島~田子、罵倒され続け

P28001020744山道から舗装道路に入り、
過酷歩きは終了。

お地蔵さんが、
「ウェルカム、田子」
と言って迎えてくれます。

アロエ畑が続く快適な道を
鼻歌気分で歩きます。

P28001020748遥か下の方にクルーザーが停泊。
それにしても、
きれいな海ですよね。

まるで沖縄みたい。
(行ったことありませんが)

人家がちらほらと出現してくると、もうここは田子の町。
かじきまぐろの絵が大きく書かれた田子小学校がお出迎え。

P28001020759何も飲み物を携帯して行かなかった私達にとって、
自動販売機で買ったジュースが天の水のごとく上手い。

町中をうろうろ歩いて、小さな喫茶店に入り、スパゲティを注文。
そして、ひとまずタクシーを呼んでもらい、父母が待っている宝来屋に戻ります。


P28001020657しばし休憩の後、
風呂に出かけます。
とは言っても、宿の中の風呂ではなく、宇久須キャンプ場の奥にあるホテルニュー岡部の温泉風呂。

日帰り温泉料一人1000円払って館内に。

P28001010004P28001010001
リゾート気分が味わえるプールを横目に早速入浴。
ゆったりした快適な内湯、そして新緑に包まれた露天風呂。
3時間近かった、汗まみれで膝がガクガクする過酷ハイキングの後の温泉は、まさに最高の癒しの時間。
心地よい疲労感が幸福感に変わります。

P28001020662しかし、ここで重大な事態をお伝えしなければなりません。
宇久須のクリスタルビーチの目の前に信じられないような建造物が海中に建てられています。
ここは工場地帯か、と見紛うばかりの光景。

海上に造られた大型船の積み出し施設です。
ガラガラガラガラ大きな石を船に積み込む音が絶えることなく聞こえてきます。

ホテルの人に聞くと、2年前くらいに出来たとのこと。
羽田空港の新滑走路を造るための石を採石して運んでいるのだとか。
リゾート地の山が無残に削られ、東京湾が埋め立てられ、飛行機が飛ぶ・・・・これってどうなんでしょう。
毎年欠かさず来た我が家族思い出の宇久須キャンプ場はどうなるのでしょう?
とてもキャンプなんかする気にならない浜になってしまいました。

かつての思い出が蘇ります。
DSCF0005DSCF110005
DSCF10033DSCF110022
近くの宇久須の湯も閉店し、大事だったものが少しずつ失われていくのは、とても寂しいことです。


羽田空港新滑走路が完成した暁には、施設は撤去されるらしいのですが、本当でしょうか?

落ち込んだ気持ちを晴らすためにも、
もう一度美しい景色を見に行きましょう。
先ほどの田子。
「夕陽が一番美しい場所」
というノボリが町の至るところに立てられています。

果たして、現実は・・・・・
P28001020799宣伝文句は嘘ではありませんでしたね。
浜辺では、観光客らしき人も、地元の人らしき人も、沈み行く夕陽をずーっと眺めています。

P28001020806さあ、宿に戻って
ビールに海の幸。
今日は伊勢海老の代わって
蟹ですか。

昨晩、沢山用意しておいて、
と頼んだ冷酒も並び、
酒盛りだ酒盛りだ。

酔った勢いで、長女と夜の港散歩に。
港にはクルーザーが停泊しています。

本日の体育会系モードついでに話すと、私と安良里の出会いは、決して暖かい家族旅行でも、三島由紀夫でもありませんでした。
P28001020816嵐の海でヘトヘトになってこの港に避難してきたのです。
以前もお話しましたが、
私は学生時代、体育会ヨット部クルーザー班でした。

3月末、早朝、下田を出て西伊豆戸田に向かっていた我が艇は、
石廊崎沖で悪戦苦闘していました。
強い西風を逆風に受け、川の流れより速い黒潮に逆らって、なかなか先に進めませんでした。しかもこの付近は暗礁岩礁が多く、
日本有数の船舶遭難の場所です。

何とか石廊崎を回航したものの、
とても戸田にまで辿り着きそうもありません。
波勝、妻良、雲見、松崎は何とか越えましたが、限界。
そこで避難したのが、この安良里。

精根尽き果て入ってきた安良里湾は、外海とはうって違って
静けさに溢れる入り江。
優しさに溢れる母のような港に感じられました。

アンカーを降ろし、町中の銭湯で潮まみれの体を洗い、
艇に戻った飲んだビールの旨かったこと。

当時の私が、今こうして30年後、長女と、停泊するクルーザーを眺めることなんか想像出来たでしょうか。
人生とは分からないもの。
なかなか棄てたもんじゃありません。

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安良里、三島由紀夫「獣の戯れ」歩き  ~  宝来屋

半身不随の夫が、妻と、同居中の元部下(自らを半身不随にした青年)に自らの絞殺を依頼する嘱託殺人、そんな出来事が西伊豆の漁村で起こりました。ただし小説の中での話です。
場所は安良里、書いたのは三島由紀夫、小説名は獣の戯れです。
今年のGWは、この安良里を歩きましょう。宿泊も三島がこの小説を書いた宝来屋。初日は妻と長女、二日目は父母と長女での旅。
P28001020681

P28001020640P28001020848まずは宿に到着。昭和の映画から飛び出してきたような昔ながらの旅館。入るといきなり三島由紀夫の写真。
P28001020652P28001020844

そしてミシミシいう階段を登って案内されたのが、まさに三島由紀夫が獣の戯れを執筆した和室。ずーっと昔子供の頃、いつも見ていたような部屋です。

P28001020633一休みして、いざ出発。

まずは安良里港。
殺人事件の数日前、眩しすぎるくらいの白いブラウスに日傘を持った優子(妻)が逸平(夫)と幸二(青年)が仲良く並んで写真を撮った場所(かも)。

P28001020763港から安良里川に沿って上流に向かいます。
安良里には小学校はありませんが(隣町までバスで通学)、
小学生は一杯。
元気に水遊びしています。
子供の日も近いし。

P28001020766程なく龍泉寺に。
泰泉寺の和尚というのが小説の中で大きな役割を演じますが、この寺がモデルでしょうか?安良里にはもう一つ大聖寺があるので、この二つの寺が混合した架空の寺が泰泉寺なのかもしれません。

とすると、深夜に夫を殺した優子が幸二と手をつないで歩いてきたのはこの道でしょうか。
「その顔には幸福が充ち溢れ、姿も足取も自在に若々しく、二人がこれほど美しく見えたことはこれまでになかった。・・・・・二人が下りて来る姿は、まことの花嫁花婿のように見えた」

P28001020785安良里川を上ると、何の情緒もない採石場と大型ダンプが目に入りますが、それは記憶から削除して、どんどん上流に向かうと、突然森の中に入り、目の前に高さ数十メートルの滝に出くわします。
神洞の滝です。
3人でピクニックに来て、優子が夫逸平の目の前で
「接吻ってこうするのよ」と言って、突然幸二と接吻した場所です。

P28001020593滝から再び町に向かって歩くと、
もう一つの寺大聖寺があります。
森閑とした山の中にありますが、境内からは安良里の町と海が見えます。町全体を暖かく見守っている感じ。
津波で町が壊滅した時、津波がこの寺の前で止まったので、波切不動とも呼ばれているようです。

P28001020609こちらが泰泉寺だとすると、優子と幸二が夜明けに手をつないで歩いてきたのは、この道だということになります。和尚がどんな吉報を持ってきたのかな、と思っていると、二人が口にしたのは
「逸平を細紐で絞殺したので、
自首したい。和尚、一緒に警察に行ってくれませんか」という言葉。

P28001020586安良里の町は、海以外の3方を山に囲まれていますが、上述の滝と大聖寺のある奥の山を除くと、
両面が壁のような山になっており、その斜面にはお墓が一面に立っています。
まるで先祖が皆で子孫である町の人々を守っているかのようです。
かつて陸の孤島だったこの町を、今生きている人もかつて生きていた人も、一緒に力を合わせて励ましあって生き抜いてきたんですね。

P28001020626小説では、優子、逸平、幸二の墓が3つ並べてこの場所に立てられたそうです。町の有力者達の大反対はあったものの、どうしても3つ並べて立てて欲しい、という、優子、幸二、二人の懇願に従い、泰泉寺の和尚は、逸平の左に優子の寿蔵を、右に絞首刑になった幸二の墓を立てたそうです。

西伊豆は夕日がきれいなことで知られます。
日は落ちて、再び漁港を散策。
丁度日が落ちるところ。
海に落ちる場所まで見に行きたい、と走り出した長女が辿り着いた漁港入口での写真が冒頭の一枚。

P28001020832さて、宿に戻り
一風呂浴びましょう。
大人二人入ると圧迫感があるくらいの狭い風呂ですが、温泉。やや硫黄臭が強いかな。

それにしても、今回改めて獣の戯れを読んでみると、三島の才能には驚かされますね。これを書いた時は、まだ35才だったんですね。相反するものが言葉としても概念としても、常にぶつかり合っている緊張感が何とも言えない知的エキサイトメントを感じさせます。
このやや肩肘張ったところが、流れるような自然体の川端や谷崎と違った魅力を生み出しています。
どちらも好きですが、仏文科出身の私としては、三島の方によりフランス的思考を感じ、馴染みと同時に窮屈さも感じます。

P28001020686風呂の後は、勿論ビール。

料理は海の幸満点。
3人では食べきれないほどの刺身の舟盛りに、一人一人に、さざえ壷焼き、伊勢海老の刺身。
天にも昇る心地。

ちなみに料金は一泊二食付で9450円(450円は消費税)、
安くない?!

川端康成 伊豆の踊り子歩き 福田屋

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ふじの花咲く横須賀菖蒲園~衣笠城址 ~ 衣笠温泉

サラリーマン人生、変わる時はあっさり変わるものですね。
前々から話のあった子会社出向の話が決まりそうです。
希望していた子会社なので素直に喜んでいます。
昨日からの雨も止み、空はすっきり五月晴れ。気持ち晴々、山歩き。
P27991020464ふじの花を見に行きましょう。横須賀の菖蒲園。
以前行った時、菖蒲だけでなく、ふじも咲くことを覚えていました。

P27991020470案の定、見事です。これでもか、これでもか、というばかりにふじの花がたわわに花を咲かせています。
たわわ過ぎて、葡萄のようにも見えますね。美味しいワインが造れるのでしょうか。

子供の頃、庭に咲いてたのびり藤が好きでした。

またふじの花にはちょっとばかり思い出があります。
大分前になりますが、私、髄膜炎という病気にかかり入院しました。
P27991020460今まで経験したことのない頭痛を感じ、病院に行ったら即入院。
その時、妻が医師から聞かされたのが
「もしこれがウィールス性髄膜炎でなく、細菌性髄膜炎だったら、死ぬ可能性が高いので、覚悟しておいて下さい。死ななくても重い後遺症が残る可能性があります」
という言葉。検査結果は、数日後に出るとのこと。
妻は頭が真っ白になったそうですが、どんな仕事を始めて、子供達を食べさせていこうか、と同時に頭を巡らせた、とも言ってました。

P27991020450入院している私のベッドに
妻子が持ってきたくれた写真が、左の写真。
藤沢の新林公園で撮ったもの。
心細い病室のベッドで、いつもこの写真を見ていました。

幸い、検査結果はウィールス性でした。医師が合格発表でも持ってきたかのように、嬉々として私に報告しました。その時、細菌性だったら命が危なかった、という事実は私には知らされてなかったので、一体この医師は何をこんなに喜んでいるんだろう、と思っていましたが。
意外と医師って、人間的なんですね。
翌日早速退院した、というのが事の顛末です。

それにしても、私にもこんな微笑ましい時代があったんですよね。
太古の昔のような感覚です。
今、妻は選挙活動に夢中になり、私がまだ寝てる時に出かけ、寝た後に帰宅する毎日。
写真の次女は、昨日居酒屋のアルバイトから、そのままオールナイトで飲み会、未だ帰宅していません。
「あんな時代もあったよね」ということを記憶の片隅に残し、
一人でしゃんとして生きていかなければなりません。

P27991020491さて、思い出話はこれくらいにして、本格ハイキング開始。

強すぎる風が心地よい。
地図を片手に細い道に。

でも、早速迷子に。

農作業していた奥さんに、道を尋ねても、分からない、とのこと。
親切な奥さんで、別のところで働いていた男性に尋ねてもらった結果、何とか判明。
地元の人ですら、あまり知らない山道に突入、大丈夫かなあ。

P27991020498P27991020496
暗い竹やぶの中を歩いて行くと、
突然目の前に美味しそうな竹の子が!!
と、思ったら、そのすぐ横に、こんな立て看板。

更に続いて2枚の同じようなコピーの立て看板。
もう分かったって。

P27991020502新緑が美しいはずの里山ですが、
鬱蒼と暗い山道をただただ歩き続けます。
小鳥のさえずりは
全く聞こえませんが、
横横道路の車の騒音は
良く聞こえます。
ふと下を見やると、そこは駐車場。横横道路の横須賀パーキングエリアです。

そして三叉路。うーん、どうしよう。右は人一人歩ける程の狭い道なので、広い左に行ってみよう。
P27991020506かなりの登り坂を登ったところにこんな看板。えーつ、ウソでしょ。
確かに、その先は道ではなく、畑。戻るしかありません。ダイエットに良いのだから、と自分に言い聞かせ、先ほどの三叉路に。
狭くて暗く、下が泥で滑る道を行きましょう。
全く迷い道ばかり。現在過去未来・・・・

P27991020508P27991020511
暗闇の向こうに太陽が!
そこは横横道路にかかる橋。そして、道標。大楠山方面右、衣笠城址方面左、良かった、私は間違っていなかった。衣笠城址方面に向かって、後はひたすら歩けば良いのです。もう迷いません。

P27991020516一本道をひらすら歩きます。
昨日雨だったせいか、下はぬかるみ。足を滑らすと、結構下に落ちますよ。
死ぬことはないと思いますが。
這い上がってこれるのかなあ。
慎重に、慎重に。

P27991020525突然、目の前が開けて、
人家が!

無事山道は脱出出来たようです。
ちょっとほっとした気分。

青空が眩しい。

P27991020529春の小道をルンルンと歩きます。

程なく、今日のゴールの一つ、
衣笠城址に。

三浦半島の名前の由来である三浦一族の根城跡です。

P27991020533城址とは言っても、いわゆる砦らしきものはありません。
あるのは慰霊碑に、つつじとたんぽぽ咲く小さな野原だけ。

何の変哲もない、どこにでもある公園崩れ。

P27991020539でも、ここで三浦一族が家来と生活していたのですよね。
そして、自らの家族と鎌倉源氏を守るため、平家の大群とここで命がけで戦ったのです。

一体、何人の人がここで命を落としたのでしょう。

P27991020545城址のすぐ下には
大善寺があります。
ここで命を落とした人を弔っているのでしょう。
さしずめ三浦一族の靖国神社といったところでしょうか?
(事実関係間違っていたらごめんなさい)

更に下ると、そこはもう衣笠インターチェンジの出口。
本日の最終目的地は、もうすぐ先です。


P279910205492時間山歩きをして、ぼちぼち頭が朦朧としてきたところで、何とかフィニッシュ。

衣笠温泉。

旅館と銘打っていますが、住宅地の中に普通に溶け込んでいます。
知る人ぞ知る宿、ですね。

P27991020562玄関を開けると、いきなり鎧兜。
さすが戦場脇の宿。

まだ午前中で、私が一番乗りだったせいか、
宿の人も慌てていましたが、程名なく奥の部屋に案内されました。
お風呂だけ、というのはなく、部屋休憩3675円です。疲れたので、ちょっと個室でゆっくりしますか。

P27991020554何ということのない部屋ですが、窓からは新緑が広がります。
お茶を入れてくれている仲居さんと「お客さん、どこから来たの?」「まあ、そんな山道を」なんという、たわいない無駄話もまた楽し。

一休みして、早速風呂に。

当然誰もいません。一人占め。

P27991010005_2決して広くはありませんが、個室風呂だと思えば、天国。
露天風呂はありませんが、窓を開けるとつつじ咲く庭。

ゆったり浸かり、抜けるような青空を眺めて、気持ち晴々。
元気をいただきました。

菖蒲咲く菖蒲園、阿部倉温泉歩きはこちら

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桜桜の湘南平~大磯プリンスホテル温泉露天風呂

桜の季節は狂おしい季節です。
大学合格した人落ちた人、望みどおりの会社に就職出来た人出来なかった人、人事昇格した人しない人、夢かなう人かなわない人、
人の喜怒哀楽にお構いなく桜は咲き誇ります。
P27981020213神奈川でも桜の名所である湘南平に行きましょう。
大磯プリンスホテルに車を停めて、いざ出発。

P27981020119P27981020122
長閑な湘南の春の田舎風景。
何も考えなくて良いんだよ、悩まなくて良いんだよ、と言ってるよう。

更に田舎道をテクテク、テクテク。
P27981020132P27981020136
こんな春の花畑、子供の頃亡くなったおばあちゃんとおにぎりもってピクニック行きましたっけ、
こんな水場、母の怒られると分かっていてもびしゃびしゃになって水遊びしましたっけ。
P27981020171下万田からはいよいよ湘南平への桜並木。

桜桜桜。

富士山も丹沢の山々も待ってましたってか?
P27981020163
P27981020166「おめでとう」、
「来年があるさ」、
「元気出せよ」、
「お可哀想に」、
「あんたには私をめでる資格なんかないのよ」・・・・・・

一体、桜は私達に
何と言ってるのでしょう?

P27981020169突然、何の脈絡もなく
道端からニワトリが!
オメー、良く焼き鳥にされずに、
こんな所で生きてるな。

逞しいのか、おばかなのか。
でも、立派に生きているのだから、賢いのです。

しかし車は大渋滞。全くと言って良い程、動いてませんよ。たまに諦めて、狭い道路で切り返して戻る車以外、しかりサイドブレーキ引いて、ドライバーもお花見。

P27981020177P27981020196
P279810201892時間歩いて、ようやく湘南台展望台、千畳敷。

やってるやってるシート敷いて、ビール飲んで、お弁当食べて。
カラオケはないですね。

ニッポンの花見です。

P27981020185P27981020179
テレビ中継所に登ると、湘南が一望に。
江ノ島まで良く見えます、丹沢方面を向くと、新幹線が信じられないような遅いスピードで走っています(本当は時速200キロは出てるのでしょうが)。

でも、ちょっと早かったかな。
満開には程遠い桜ですね。

見頃はこれからかもね。

でも、良いんです。
これからだよ、と思える方が。

人生と同じ、努力と運があれば、まだこれから楽しいこと面白いことが待っている、と思えること自体が仕合せなのですから。

P27981020209桜の向こうに大磯港が見えます。(冒頭の写真)。そして、先日火事で焼けた吉田茂邸のあたり、更に遠くに、今から向かう大磯プリンスホテル。あんなに遠いの?

さあ、元気を出して戻りましょう。
大磯駅方面に向かう下り道。

P27981020221山の中からお花畑。
何の花でしょう?大根かな?
子供達が小さかった時、良く見かけたような・・・・

向こう側の家もひっそり落ち着いて、良い感じ。

P27981020226徐々に、ザ・大磯、
といった邸宅街。

大磯暮らし、という言葉を聞いたことがあります。
毎日、御用聞きが、今日のお奨めの食材を持ってきてくれます。
「○○さん、今日は良い鰹が出たので、お持ちしました」
とか言って。

間違っても、スーパーで買い物をする人は
大磯暮らしをしてるとは、言いません。

P27981020108今日は暑い。
春も春、シャツだけでも十分。
3時間も歩きました。

頭が朦朧としてきました。
ゴールの大磯プリンスはもうすぐ。

やっと着きました。
いざ温泉。

知ってました?大磯プリンスホテルにも温泉だけ入れるって?
1000円で、相模湾とロングビーチを一望にしながら、
露天風呂三昧。
P27981020232さすがに海の前なので、舐めるとしょっぱい温泉ですが、
誰もいないので、一人占め。
まだまだ極楽。

去年のノーテンキ花見、鎌倉山・七里ガ浜。
元気だね、弘法山の花見歩き。
余裕があるね、散り桜鎌倉歩き
若い若い、ご近所桜歩き
毎年毎年、暇だね俺も。


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仙石原の水芭蕉~天然白濁温泉一の湯  「はたご」 小さな大浴場

P27971020039夏が来れば思い出す 遥かな尾瀬 と青い空 ・・・・水芭蕉の花が咲いてる 夢見て咲いている水のほとり・・・
尾瀬なんか行ったことがないのに、子供の頃から好きな歌でした。最近、なぜか子供の頃の
小学唱歌をむしょうに聞きたくなることが多くなりました。
こんな後向きの気持ちで良いのでしょうか?サラリーマンの終盤戦、もうちょっと前向きに頑張らなくちゃ。

という訳?で、水芭蕉を見に行きましょう。
妻に「水芭蕉は初夏の花でしょ。何バカなこと言ってるの?」
と言われましたが、それは寒い尾瀬の話。
箱根ではもう立派に咲いているのです。場所は湿生花園。

P27971020011結構朝早く出たつもりですが、
園内は既に大勢の観光客。大きなカメラを抱えたシニアも一杯。

園内を歩き始めると、ハスの葉が浮かぶ池があちこちにあり、
何とも心が洗われる思い。
冬の名残りの冷たく澄んだ水なので、ハスも寒そうに小さく固まっています。
P27971020046池には小さな魚もいますが、大きな鯉もいます。
でも、自宅近くの柏尾川の方が丸丸太ってるな、等と比べていると、
何だこれは!
これってナマズじゃない?
野生のナマズって見るの初めて。
美味しそうには見えませんが、確か淡白な味で美味しいのですよね。食べたことありませんが。

P27971020022P279721010995
そして水辺のあちこちに咲く小さな水芭蕉。
満開はもうちょっと後なんでしょうね。まだこれからという花が多いような気がします。

「尾瀬の方が大きいな」などと、物知り顔で話す年寄り達の会話を無視しながら、けなげに咲く花を眺めます。

P27971020057こんな看板があるところを見ると、なかなかけしからん輩もいるんでしょうね。
それにしてもユーモアを感じさせます、観光地はこうでなくっちゃ、
さすが国立公園。

P27971020028
P27971020036突然、
目の前に一面の水芭蕉が!!
観光客の歓声が上がります。

満開?!

カメラシニアがずらーっと興奮して写真を撮っています。
私もそのお仲間に。

P27971020099さて、湿生花園を出て、仙石の原っぱに向かって歩き出しましょう。
どんどん歩いて行くと、見たことある場所に。
そう、すすきの原です。
秋じゃなくても、きらきら輝いて、
きれいですね、すすきって。
P27971020060ちょっと戻って、結構お洒落な住宅地、というか別荘地を歩いていると、面白い家が。
えっ?線路?

そうです、この家の周りには、列車の線路があるのです。
小さな線路ですが、結構本格的。
本体のミニトレインは見えませんでしたが、遊び心満点。

P27971020064別荘地を抜けると、仙石原~湖尻自然探勝歩道、というハイキングコースに抜けます。
仙石原から芦ノ湖湖畔まで続くなだらかなハイキングコース。
芦ノ湖まで行ける?
行ってみようかな、とも思いましたが、戻ることが出来ないので、今日は諦めましょう。

P27971020068林の中の道を歩くと、ほどなく川に出ます。
これが早川。

伊豆からドライブして戻ってくると、必ず渋滞する小田原手前のあの早川です。
渋滞とは無縁の静かで澄んだ川。

このあたりは、野鳥で有名な場所のようですよ。
「かながわの探鳥地50選」という案内板があります。

静かな林の中を鼻歌を歌いたい気分で歩き続けると、
突然、目の前にゴルフ場が!
一気に興ざめ。

P27971020073P27971020075
ここで少々ハイキングコースと交わるサイクリングコースを歩くと、
途中からやや上りのきついハイキングコースに入ります。
ダイエットのため、ダイエットのため、ダイエットのため、
と自らに掛け声をかけながら歩きます。

そしてしばらくすると、急に視界の開けた場所に!
P27971020080仙石原が一望に出来ます。遠くに大湧谷の火山煙も見えます。
喫煙家ならここで一服といったところでしょうが、
タバコを吸わない私は、ただタオルで顔を拭うだけ。

今度は下り。

P27971020086突然、こんな墓標のようなものが当たり一面に。
何だと思います?
木を植えているのです。
まだ弱い木を風から守っているようです。(違うかも)

その横では、電動ノコギリの音がして、伐採が進んでいます。

P27971020088地の果てまで来た、と思っていたら、再び目の前にゴルフ場が。
箱根カントリー倶楽部。
ということは、要するにゴルフ場の周辺を歩いていた、ということ?
再び興ざめ。
ちょっとゴルフ場さん、少ーし開発しすぎじゃない?

今度は、大箱根カントリークラブ。
何と、10数年前、私がゴルフに夢中になっていた頃、
来たことあるゴルフ場。
距離はあるけど、広くて、多少曲がってもトラブルにならなかった、
という記憶があります。
いずれにせよ、プレイが終わった時は、いつものように落ち込んでいましたが。

それにしても、その時はゴルフに夢中になっていて、大自然を削りまくっていたという認識はありませんでした。

P27971020089今度はひたすら左右ゴルフ場の間の道を歩きます。
時々、道をゴルファーとゴルフバックを載せたカートとキャディーさんが横切っていきます。
一体私はどこを歩いているのだろう、ゴルフ場の只中にいながらゴルフもせず、無目的に歩く私。

さすがにゴルフ場も途切れ、別荘地に。
家族と犬が遊んでいて、絵に描いたような別荘風景、楽しそう。

ようやく仙石原に戻ってきました。
2時間半のハイキング。
次は温泉しかないでしょう。

P27971020105お目当ては「一の湯 はたご」という日帰り温泉。
こじんまりしてるけど、本当に江戸時代の旅籠(はたご)のようで
雰囲気あり。

日帰り温泉とは言え、宿泊することも出来ます。ちなみに一の湯は箱根に9箇所の宿泊施設をもつ寛永7年創業の老舗。

P27971020106部屋の中はこんな感じ。
小さいけど、これも江戸を出て、
箱根の山を越え旅する人が一晩体を休める宿だと思えば、
趣豊かですね。

温泉風呂は露天風呂・タオル付で 1050円。
小さな大浴場というネーミングが大胆。風呂は本当にネーミングのとおり。内湯は定員3人か、露天風呂も同じようなもの。露天は白濁のにごり湯です。あの地獄谷の大湧谷から直接お湯を引いていて、結構硫黄の香りがします。いかにも温泉といった感じが良い。地獄からの生還、大湧谷歩き

P27971010003誰も他に客はいません。
初春の日差しを浴び、
一人湯を満喫。

今度、仙石原~湖尻探勝歩道、芦ノ湖の湖尻まで歩いてみようかな、等と考え極楽極楽。

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引地川源流・泉の森公園~大和男専用風呂ハッピーランド

「サラリーマンの50才代はなかなか寂しいものなんだよ」というセリフをかつて得意先の部長から聞いたことがあります。
同期の何人かは出世し、何人かは会社を辞め、残った何人かも会社で居場所が確保しにくくなる、ということでしょうか。
傍から見ると十分エリートじゃないか、と思える部長ですが、本人の思いは複雑のようです。
人事異動情報が飛び交い喜怒哀楽錯綜する弊社の昨今ですが、
私も複雑なポジションにおり、上記部長のセリフが身にしみます。P27961010926
P27961010864モヤモヤした気持ちをふっきるために歩きましょう。

大和市の泉の森公園が今なかなか綺麗だそうですよ。

小田急大和駅から並木道を西に向かって歩き始めます。

程なく引地川に出ます。ここから既に公園になっており、地元の人々の憩いの場となっています。

P27961010875子供達の歓声が響き渡ります。

更に進むと、前方に不釣合いな巨大な建造物?
皆様がいつも利用している東名高速です。

すぐ下がこんなほのぼのとした憩いの場になってるなんて、運転してると知るよしもありません。

P27961010881P27961010879東名を越えると、これまたのどかな釣堀。
「歓迎 草柳園」という大きな看板が目立ちます。

午前中から既に私と同年代のオジサン達が釣り糸を垂れています。

釣堀だけじゃないですよ。
この引地川には、こんなに沢山の種類の魚がいるらしいですよ。

P27961010891
そして大きな池。
泉の森公園です。

子供達だけでなく、お年寄り達も一杯和んでいます。お年寄りのハイキング集団もいます。

ニッポンの平和を象徴しています。

P27961010905
それにしてもお年寄りの夫婦が仲良く歩いてるって、素敵ですね。
もう何もしゃべらなくても通じ合えるのですが、それでもしゃべり続ける、いつもの会話。
文句を言い合ってるようですが、これもまた仲むつまじい証拠。

彼もかつてはバリバリの戦士だったのでしょうか。
サラリーマンの喜怒哀楽も今は昔、平穏な毎日をエンジョイしてるのでしょうか。

私はどうなるのでしょう。

P27961010918森の中の道を進むと、えっ?ここは時代劇の撮影所???
そうなんです、河津桜咲くこの場所は江戸時代の農家の建物がそのまま残されています。
時代劇のセットではありませんよ。本物の江戸時代の農家です。
冒頭の写真は小川さんという名前の農家のようです。

P27961010923農家の中もそのままの姿で公開されています。
江戸東京博物館でも展示されていた記憶がありますが、
これは本物ですよ!

仕事を終えて家に帰ると、かまどから夕食の香り、騒ぐ子供達、そして「お帰りなさい」という妻の笑顔、
仕事が辛く、生活は楽でなくても、仕合せにはなれるのです。
今も昔も。

P27961010928タイムスリップ空間を越えると、
今度はキャンプ場。

こちらは、今も現実の子供の歓声で湧きたつはずです。
きっとゴールデンウィークや夏休み中は、子供やその親達でごったがえしていることでしょう。

P27961010931オートキャンプ漬けだった我が家ですが、こんなところにキャンプ場があるなんて知りませんでした。

バーベキューの臭いが漂っているような錯覚に囚われます。

森の中をぐるぐる歩いていると、
突然無骨な鉄の塊が!

P27961010933そうです、今度は国道246。

全く場違いで情緒を感じさせない巨大な鉄です。
この道も何度も運転してるはずですが、
その下にこんな和やかな空間があったなんて知りませんでした。

P27961010946さて、ここが本日の目標。
引地川源流。

家庭の大事な水源だけあって、
警備が厳重です。

鉄条網に囲まれています。

P27961010948そう、ここがあの鵠沼海岸に注ぐ引地川のスタート地点。
この川幅1メートル程度の水路が、農地や林、人家と出会いながら相模湾に向かいます。引地川歩き

この鉄条網の前で引き下がるのも癪に障るので、もうちょっと奥まで見てみましょう。
地面から水が湧き出る、本当の水源地点を見てみたいので。

P27961010951P27961010940池の周りを散策路が取り巻いており、奥に行くに従って、どんどん細くなって行きます。
「まむし注意」の立て看板がありますが、
まむしに噛まれても死ぬことはないので、勇気を持って散策路の柵を越えて、水源を探し求めましょう。
「柵を越えないで下さい」の看板もありますが、ひるんではなりません。木をかき分け、湿った土に滑りながら水源に近づきます。

P27961010937何とか先端近くの水源に辿り着きましたが、本当の先端にはどうしても辿り着けませんでした。
これが限界です。

一番奥はやはり奥ゆかしかったのです。
秘部には秘密のベールが覆われていました。
悔しいのですが、諦めましょう。
私の負けです。
意外な柏尾川源流歩き

さあ、もう2時間以上も経ってしまいました。
泉の森公園、十分楽しめますよ。

公園を出て鶴間駅方面に向かいます。
普通の住宅地。

P27961010968小田急線を越え、鶴間中学方向まで歩くと、突然道の横に
「飲泉小屋」の文字。温泉を飲む場所だそうです。

そう、ここが本日の目的地、
大和ハッピーランド。

いきなりびっくりしたのが、何とここは「男性専用」だということ。

妻を連れてこなくて良かった。殺されるところでした。
P27961010962それにしても、今時、女性専用スパはあっても、男性専用の風呂なんてあるんですね。

中は結構綺麗。スーパー銭湯でも、街の銭湯でもなく、スパでもなく、オヤジ向けサウナをちょっと改装した、という感じ。源泉掛け流しの天然温泉というから嬉しいじゃないですか。

P27961010008ただ露天風呂がないのは、
私的にはちょっと残念。

会社でもモヤモヤしたことも、2時間半を超える長歩きでどこかへ忘れてしまいました。
温泉さへあれば、人生仕合せ?
何ておめでたい男なんでしょう。

一つユニークなサービス。
コーヒーやカキ氷!の無料サービス。

風呂を出てロビーで無料コーヒーのお替り、
なかなかに楽しい。

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十二所・鎌倉霊園~六浦・亀遊館

先週・先々週と続けて、良く知っている社の仲間が亡くなりました。一人はバリバリの現役管理職、もう一人は定年を来月に控えた社員です。ついこの間まで普通に生活していたのに、
人の命って、あっけないですね。
自然と墓地で佇んでみたくなりました。P27951010805
P27951010770鎌倉市内の浄明寺でバスを降り、十二所界隈を歩きます。

浄妙寺は最も好きな寺の一つ。
いつもあまり観光客は多くありませんが、落ち着きます。すぐ隣にある石窯ガーデンテラスは東京方面から来るお客様を接遇するのに最適です。浄妙寺、石窯ガーデンテラス歩き

P27951010782バス通りではなく、住宅地を
曲がりくねりながら歩きます。

人は亡くなっても、
春は来るんですよね。

梅があちこちにひっそり
咲いています。
桜ほど華やかではありませんが、しっかりと春の到来を
主張しています。

P27951010792路地横の小道。

梅と共に、梅の花に向かい合って、水仙も「まだ私の季節よ」
とばかりに咲き連ねています。

年老いた夫婦が花を愛でながら
散策しています。
いかにも鎌倉の住宅地という感じで、素敵ですね。

P27951010775明王院の前に来ました。
ここも観光寺ではなく、
静かで落ち着いた寺ですね。

住職らしき人が坊さんの服のまま境内で少年とサッカーをやっていました。
子供の元気な声が、
生と死のコントラストを感じさせます。

P27951010781ただ「境内にて写真撮影禁止」の立て札がどーんと。

残念。
仕方ないので遠くから撮影するだけにしましょう。

ここからは登り坂。
早速汗だく。

飲み過ぎの不節制な体にはこたえますが、不健康なものはこの際、全部汗にして冬の透明な空気の中に放出してしまいましょう。

P27951010793程なく鎌倉霊園に。
大きな大きな霊園です。

中を循環バスが回っています。

P27951010808
P27951010827階段を登って行くと、実に見晴らしが良い。
まるで観光地みたい。

相模湾が見えます。
富士山も見えます
(写真を拡大してみて下さい)。
こんな所でずーっと眠れたら
幸せでしょうね。

私はおそらく富士山の麓の富士霊園に眠る予定ですが、
こちらの方が良いなあ、なんて不謹慎なことを考えてしまいます。

P27951010818それにしても、男ってやっぱり気が抜けると
生きようとする力も急速に無くなってしまうものなんでしょうか。

定年を来月に控えて亡くなった
先輩は、
仕事というミッションを間もなく終え、子供達も就職したり、娘さんも最近結婚したばかりということで、種族保存のミッションも終え、自分のこの世でのミッションが終わった、と体が感じたのでしょうか。
一ヶ月前まで普通に会社に来ていたのですが、
急速に肝臓が悪化し、肝臓癌で亡くなりました。

P27951010822「彼は誰に
愛されていたでしょうか?
誰を愛していたでしょうか?
どんなことがして人に感謝されたことがあったでしょうか?」

これは天童竜太の「悼む人」の中で良く出てくる
主人公のセリフです。


P27951010804この3つの問いに対して、この先輩は数え切れないくらいの答えが出てきます。
同時期に亡くなったもう一人の仲間も同じです。
二人共、実に大勢の人に悼まれながらあの世へ旅立ちました。

私はどうなるでしょう?

かなり長い間ぼーっと霊園の中で佇んだ後、再び歩き出します。
今度は下り坂。

P27951010835_2遠くに八景島周辺の海や街並みが見えます。

ちなみに今歩いているこの金沢鎌倉線という道路の下には、別世界のような山道があります。
朝比奈切り通しを抜ける道です。

人がかろうじて通れる細く、神秘的な山道ですが、昔はこの道の方がメインストリートで、金沢から塩を鎌倉に運んだそうです。朝比奈切り通し、上郷の森歩き

P27951010838下りきった所が朝比奈の交差点。
金沢八景から大船に抜ける道との交差点。横浜横須賀道路のインターもあります。
ただこの四つ角、一つの方向だけ異質な道路となります。
一般の人が向かうことはない死の道、横浜南部斎場への道です。

見ていると時々霊柩車とそれに続く車やマイクロバスの一行が入っていきます。

金沢八景方面に向かって歩きましょう。

P27951010841何の気なしに横を覗くと、そこは一面の梅。

小さな小さな梅園。
園主が一生懸命手入れをしてるのが見えます。

美味しい梅干か梅酒が出来るのしょうか。急に唾が出てきました。

P27951010848P27951010847
P27951010852更に六浦に向かって下ります。
途中侍従川に沿って大道の住宅地を歩きます。

鴨も白鷺も元気一杯。
カメラを向けても
逃げようともしません。
腹が据わっています。

力強い生命の息吹を感じます。
亡くなる者と生きる命が春の訪れの中で交差します。

そしてようやく本日のゴール、炭酸風呂「亀遊館」。

P27951010853所謂、ニッポンの銭湯、の顔つきはしてません。
入口はさながらお洒落なロビーといった風情で、整体師も控えているところが、現代風アレンジを感じさせます。

ただ中は銭湯そのもの。壁画が富士山でなく鶴なのは珍しい。
サウナもあります。
お湯は炭酸湯なので、普通のお湯より効果があるとのこと。

ここでちょっとした失敗。
ボディーソープとシャンプーを持ってこなかったことに中に入ってから気付いたこと。

そうです、ここはスーパー銭湯ではないのです。
石鹸・シャンプーは持参するか、番台で買わなければならないことを忘れていました。

濡れた体を拭き拭き慌てて脱衣場に戻ります。
幸い、服を着て番台まで戻らなくても、小さな扉があって、そこで番台の人から石鹸とシャンプーを買うことが出来ました。

再びお湯に浸かり、体を癒します。
歩いて歩いて、そして風呂に入ることの幸せを噛み締めます。
生きていることを実感します。

P27951010856
この風呂のポスターにいみじくも書いてありました。

おふろだいすき。

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漫然とした鎌倉佐助・扇が谷 梅歩き

晴天の2月、抜けるような青空が私を誘っています。
ちょっと早いかもしれませんが、梅を味わいに行きましょう。
妻と一緒に旧鎌倉佐助・扇が谷方面です。
P27941010720市役所に駐車して、早速佐助の住宅地を歩きます。

P27941010614P27941010624佐助のトンネルを抜けると、そこは梅の園。

家々の軒先にさりげなく早を開かせています。
P27941010628P27941010632P27941010626_2白い壁と木の壁、そして梅の花、
桜ほど派手ではありませんが、
何とも奥ゆかしくて、
幸福感に包まれます。

梅に小鳥がとまっています。
何て鳥なんでしょうね。

それにしても鎌倉は甘味どころが多い。
私はあまり興味ないのですが、ウキウキした気分になります。

P27941010636P27941010642佐助稲荷に行きましょうか。
さすがに観光客でごったがえしています。

P27941010640P27941010639きつねに睨まれていますが、リスはへっちゃらです。

P27941010649ここで大抵の観光客は引き返しますが、地元ピープルである私達は裏から山に登ります。ロープにつかまらないと登れない急な斜面。
でもすぐ平らな道に。
大仏ハイキングコースです。

しばし山道ハイキング。
源氏山から長谷大仏に抜ける鎌倉でも最もメジャーなハイキングコース。子供達と何度歩いたか数え切れません。北鎌倉~極楽寺大仏ハイキングコース歩き

P27941010658P27941010657ほどなく山の上の水仙咲く梶浦住宅地に出ます。
振り返ると輝く海にヨットの帆が。

P27941010665P27941010670すぐに源氏山公園。少数の家族や恋人がお弁当を広げて梅見を楽しんでいます。
桜の季節は桜より人の方が多いのではないかと思われる情景となりますが、梅は静かで良いですね。

P27941010675ちょっと下って銭洗弁天。
相変わらず人人人。
季節を問いません。

昔私も5千円札を洗いましたが、
そのお金をすぐ帰宅途中のスーパーで使ってしまったためか、
お金持ちにはなれませんでした。

P27941010699急な坂を戻り化粧坂へ。

しばし庭先に咲く梅を見ながら、海蔵寺に行きましょう。

新緑の季節も美しい寺ですが
この季節も気持ちが暖まります。

P27941010705P27941010709P27941010717今妻が座っている廊下も、かつては子供達がはしゃいていました。

木のぬくもりが暖かいのです。

ペットボトルのお茶を飲んで、
しばし休憩。
こんな時、鎌倉に住んでて良かったなあ、と思います。海蔵寺散り桜歩き

P27941010738線路近くに戻ると、そこは英勝寺。

ここも梅がきれい。

線路を行ったり戻ったり、
無目的に鎌倉の住宅地を歩きます。

P27941010728いかにも鎌倉らしい邸宅にもあちこちで出会います。

そういえば小説に良く出てきますよね。
鎌倉に住む地位も名誉も得た高齢の主人公。
心も豊かに人生に満足して成熟した生活を味わっているのでしょうか。

P27941010748でも、大抵は違います。

ずっと年若い女性に淡い恋心を抱いたり、闊達な嫁にあらぬ妄想を抱いたり・・・・

結局、男は最後まで性愛の妄想に囚われ続けるのです。

煩悩からは解き放たれません。
だから人間なんでしょうね。

私はどうなるのでしょうか?

P27941010762最後は紀伊国屋で妻が買い物だって。
格好つけないで自宅近くのスーパーで良いじゃん、と言いましたが却下。

店頭に小さな梅の木が売られていました。

風呂は自宅の風呂で我慢しましょう。


以前の梅歩き
田浦梅林、長女大学合格歩き
平塚総合公園、次女大学合格歩き
曽我梅林、今はなき湯快爽快酒匂
小田原辻村公園、梅歩き


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羽田/多摩川~矢向・縄文天然温泉志楽の湯

釣りバカ日誌の映画の中で、浜ちゃんが羽田のアパートに住んでいたのを覚えています。
県境をまたいで東京都に行ってみましょう。多摩川河口を歩いて、
〆は神奈川の南武線矢向の志楽の湯。妻も付き合ってくれます。P27931010506
多摩川河口の干潟には海鳥で溢れていますが、そのちょっと上を飛行機が降りてきます。鳥がエンジンに入って墜落するって事件がアメリカであったばかりですが、大丈夫でしょうか。

P27931010510P27931010518平和を願う弁天様に、海や多摩川の漁で亡くなった人を弔う慰霊の祠(関東大震災の時、遺体が多数ここに流れ着いたためとも言われています)、平凡な日常と悲しい死がすぐ隣り合わせであることを再認識させられます。

P27931010494話は変わりますが、京急の羽田線って、地下になったのですね。以前は、小さな工場のすぐ脇をゴトゴト走って、
終着駅は地上の駅で、しかも確か川の上だったような。
遠くに見えるあの鉄橋が電車の終着駅だったような気がしますが・・・・・今日はちょっと楽しみにしてたのに、何か寂しいですね。

さて、多摩川歩き開始です。浜ちゃんもこんな所に住んでいたのかなあ、等と想像して。

P27931010520P27931010526P27931010522なぜか、弁天様や神社が多いような気がします。
やっぱり守って欲しいのでしょう、
漁に出る夫を、父を、兄を、
自分を。

屋根上に作った小さな花壇には、
菜の花がけなげに咲いています。

P27931010547うん、これは何?

「ウェルカム 羽田ひろば
 I  LOVE」

ゲートを越えると、狭いけど小さな芝生が。

P27931010542その先は、なかなか良い感じの水上テラスが。

足元はちょっと危なげですが、
手作り感溢れて素敵!

こんな所でバーベキューやったら最高ですよ。

P27931010549P27931010548屋形船はさすがに真冬で寒そうに縮まっています。
でも、梅や桃がもう咲いていますよ。出番がやってきますよ。

小さい子供が道端で遊ぶ普通の一戸建ての家やマンションの庭先に漁船。P27931010537P27931010573都会生活と漁業が一体化しています。
不思議な感じがしませんか?私は本当にいつか、こんな場所に住んで、庭先でビールを飲んでみたいのです。

P27931010571ひたすら多摩川沿いの遊歩道を歩きます。

良い散歩コースですね。
ジョギングする人も後を絶ちません。河川敷では野球する少年達の掛け声があちこちから聞こえてきます。

地元に愛されているのが感じられます。

遠くに富士山がきれいに見えます。
P27931010557P27931010567
目を横に向けてみると、こちらも遠くに川崎大師の屋根が。
あちらはさぞかし参拝客で賑わっていることでしょう。

P27931010569少しずつ川崎の高層ビルが見えてきました。

もう羽田の気配はありません。
大都会川崎の街が
近づいてきました。

そして、第一京浜の六合大橋を渡ります。ついこの間箱根駅伝の舞台になった橋です。
東京都から神奈川県へ。
巨大な二つの自治体の県境に相応しい、大きな橋です。
というのは、数歩で県境をまたいでしまう、小さな橋が東京都と神奈川県の県境になっている場所もあるからです。江ノ島を河口に持つ境川だって町田市付近では県境なのです。ここが東京都と神奈川県の県境?

P27931010576橋も半ばに至ると、何と下にはキャンプ場が?
道も通っていて、何だかしっかりした村のようです。
ホームレスの建物なんてものじゃないですよ。
立派な住居、バンガローです。

神奈川県に入ると、目の前は競馬場。
そして道一つ隔てると、どーんと夢のような建物が。

そう、ここは男の夢と快楽の街、堀之内。

P27931010581さすがに真昼間なため、怪しげなネオンはまだともっていませんが、
店の前には、既に客引きが。

妻と歩くソープ街。
何だか不思議な感じ。
来たことあるよ、とも、来たことないよ、とも言えず、
無言で通り過ぎます。
余計なこと言うと、墓穴を掘ります。

P27931010583ふと道端を見ると、旧東海道という道標が。

えっ!ここが東海道?

そうか、ここは江戸時代の川崎の旅籠街だったのでしょう。
旅籠には、飯盛り女がいましたからね。
飯盛り女って、勿論ご飯を盛ってくれる女性のことじゃありませんよ。

P27931010588P27931010590ソープ街からラブホ街を抜けると、そこは京急川崎駅。
そして川崎の銀座街。

P27931010593人人人・・・・・・・掻き分け掻き分けJR川崎駅を越えます。
そしてLAZONA。

それにしても、川崎駅西口って変わりましたね。
こんなに都会的になっちゃって。

P27931010595広場で人だかり。誰かが歌っています。
島崎和歌子のようです。
寒いので、早々に出発。

市電通りを矢向方面に向かってテクテクテクテク、
そろそろ足が棒になってきました。
既に羽田から2時間半近く歩いています。

一号線を越え、川崎幸警察を越えると、もうゴールは近く。
矢向の商店街に入ります。

が、なかなか目的地志楽の湯が見つかりません。
住宅街の中をやや迷い気味。
もうちょっと案内をあちこちに出しても罰は当たらないのじゃありませんか、志楽の湯さん。

P27931010602と、工場が見えてきたと思ったら、
何とその向かい側が志楽の湯。
工場と天然温泉、この何とも相反する組み合わせ。
さすが工場の街川崎。

聞くと、温泉自身も、工場跡地から掘ったようですよ。

P27931010605敷地内に入ると、下はアスファルトではなく、木の混じった土。
一瞬、ここは川崎市内ではなく、信州にでも来たのかな、
と思わせる風情。
駐車スペースは一杯なため、
車が連なって駐車の空き待ちをしてます。人気なんですね。

料金は休日なため、タオル持参でも、一人1000円。スーパー銭湯にしては、ちょっと高目かな。
でも、中は芸が細かい。

P27931010609フロントの向こうには、お土産コーナーがあり、スーパー銭湯というより、まるで旅館。

お風呂に向かう廊下も、どこかの温泉旅館に来たような錯覚に囚われます。

風呂自体も、さすが縄文と銘打ってあるだけあって、
太古の木々の中で寛いでいる感じ。
風呂のど真ん中に原始的な木が立っているのですよ。
露天風呂も、原始的な木で作られています。
湯の中も平らでなく、岩があったりするので、躓かないようご注意。

P27931010607知らなかったのですが、
火山性温泉の温泉より、非火山性の1000メートル以上の地下深くから湧いた温泉の方が
成分が濃いのだとか。
超・高張性の化石海水、
と売り出しています。
気のせいなのでしょうが、お湯も濃くて、効果ありそう。

いずれにせよ、3時間のハイキングをしっかり癒しましょう。
この瞬間が極楽。

P27931010612妻はなぜか、最後に名物?の
旬玉まんじゅうを買って食べていました。

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三崎港・宮川湾~クアーズMISAKI

P27921010341
港に軍歌のような勇ましい音楽が流れます。
「秋田県立男鹿海洋高校の皆さん、出港おめでとうございます」
というアナウンス、そして女性達の歓声。
P27921010307そう、ここは三崎港。
今、数ヶ月間の海洋研修に高校生が出発します。
制服を着た高校生が、家族や恋人?に声を張り上げながら手を振っています。
港の方も負けじと声を張り上げ手を振っています。
彼等が次に陸地を目にするのは何ヶ月後でしょうか。
P27921010319以前、何度か同じような光景をここで目にしました。
その時は、遠洋に出かけるまぐろ漁船でしたが。
まぐろ漁船って、文字通り地球の裏まで行くのですよ。
出張で南アフリカのケープタウンに行った時、港中を埋め尽くしていたのは、日の丸の旗を立てた日本のまぐろ漁船でしたから。

P27921010350そういえば、私も学生時代、ヨット部クルーザー班だった頃、
似たような気持ちになったことがあります。
ここから近い小網代湾、
夏、長距離クルージングに出る時の朝です。
四国や九州、一番遠くて屋久島でしたが、1ヶ月以上船の上の生活が始まります。無事帰って来れるかな、とおいう不安と、解き放たれる快感が入り混じっていました。
残念ながら、見送ってくれる家族も恋人もいませんでしたが・・・・
(↑写真はたまたま通ったクルーザー)

さあ、見送りは終えて、歩き出しましょう。船と釣り人、暖かい真冬の港町風情。
P27921010344P27921010353


P27921010356城ヶ島大橋の下を通ると、
もう街外れ。

猫が日向ぼっこする長閑な住宅地を歩きます。

そして、ここで長く続いた港が終わるという、最先端はもう、風光明媚な自然の海、
海水が冷たく透き通っています。

P27921010358ちょっと無粋、それともユーモラス?ここは風光明媚だけど、「工業地帯です」、って。
なぜ、わざわざこんな建て看板を?
観光客が事故にでも会ったのでしょうか?

確かに造船所や石油施設と、美しい海辺の風景がぴったり隣接しています。

P27921010367造船所脇を通ると、いきなり道なき海岸線になります。
写真大きくしてみると分かりますが、人の地の最後の地点で、老人が家の脇に椅子を出して、海を眺めていました。
何を考えているのでしょう。
彼にとっては、この海が人生の全てだったのかもしれません。

P27921010360ここの海岸、
子供達が小さかった頃、何回かハイキングしました。
今考えると、砂場は歩きにくいし、岩場の凸凹は子供達には、結構ハードだったかも。
文句一つ言わずに、歩いていましたが。

P27921010369と、突然、壊れた橋が!

こんなに危なっかしいハイキングコースでしたっけ?
下は海ですよ。

落ち着いて渡りましょう。

P27921010376更に、その先に行くと、またまた壊れた通路が!
コンクリートの支柱が何本も倒れています。

まじ?
しばし呆然と立ちすくみました。
以前はこうではなかったはず。

悪戦苦闘して、何とかパス。

P27921010373凸凹岩や滑りそうな岩を一つ一つクリヤ。

足場ばかり見て、つい景色を見るのを忘れてしまいますが、立ち止まって海を見ると、美しく海面が輝いています。まばゆいくらい。

ようやく遠くに宮川漁港が見えてきました。
真冬ですが、汗かいてしまいました。

P27921010386三崎漁港とは対照的なほど、静かで落ち着いた漁港。

好きですね、こういう港。

三浦半島には、もう少なくなってしまいました。

P27921010395奥に行くと、これまた静かに佇むヨット。
こんなところに、きれいなヨットハーバーがあったんですね。
皆川フィッシャアリーナ。

ハーバー管理事務所も小さく質素。家族的な感じ。

フリートのメンバーも皆仲良しなんでしょうね。
羨ましい。

P27921010411さて、宮川には、一つの食堂があります。
民宿でもあり、釣りえさの売店でもあります。
言わば、
宮川港のおふくろ的な存在、
それが、まるよし。
知る人ぞ知る、名物店。

おなかが空いたので、食べちゃいましょう。
名物のはばのり定食。1000円。

昼時なためか、中は満杯。私の後に来店した人が何組も、入れなくて「また来ます」と言って、去って行きます。

P27921010400そして壁を見ると、有名人のサインが壁一杯に貼ってあります。
西田敏行、島田陽子(写真も)、大地真央、市原悦子、石野真子、峰岸徹、神田正樹、宇都井健、安田成美、かなあきこ・・・・・テレビのロケも随分一杯あった様子。

P27921010409出てきました!はばのり定食。目玉は勿論、はばのり。醤油とつけ、かき混ぜて、ご飯に乗せて食べます。

のりとは言っても、家庭で食べる海苔とはかなり違います。
もっとワイルドな味。磯を丸ごとバリバリ食べているような。まさに、磯そのものの味。

まずい、いくらでもご飯が食べられてしまう。折角痩せようと歩いているのに、これでは効果帳消しです。

P27921010419さあ、休憩終了。

また歩きましょう。

坂を上がって行くと、
そこは宮川バス停。

さすが、三浦、バス停の横は大根だらけ。

P27921010423更に坂を上ると、橋に出ます。

そこから下を見下ろすと、
先ほどの宮川港の佇みが一望出来ます。

車ですーっと走ると、気付かずに走りすぎるほどの
ひっそりした漁港。

P27921010426さて、ここからはザ・三浦の台地。今の季節は見渡す限り大根畑。
道路のすぐ横にも、丸々太った?大根がにょきにょき顔を出しています。
美味しそうです。
盗まれないのでしょうか。

P27921010445大根畑の真っ只中にぽつりと立つ直売場。
何を直売してるか、と言えば、
すいか、メロン、そしてまぐろ。

いくら三崎だからといって、
すいかとメロンと一緒にまぐろも直売するの?

テクテク、テクテク、大根畑の間を歩きます。

P27921010429ふと横を見ると、小さな慰霊塔。海で命を落とした人を弔っているのでしょう。
新しい花束が置いてあります。

海って、陸から無責任に見るときれいな存在ですけど、海で生活する人にとっては、数え切れないほどの多くの人の命を奪う存在ですもね。家族や友達、恋人を呑み込んでいく、悪魔のような存在でもあるんですよね。

P27921010443P27921010436下の方を見ると、先ほど悪戦苦闘して歩いた海が輝いています。更に向こうは城ヶ島。通行禁止の海岸を歩いたものです。城ヶ島一周、京急ホテル雲母の湯

へとへとになって、再び三崎港に戻って来ました。

P27921010450ミサキ サウナ?
目が一瞬輝きました。

風呂に入りながら、目の前の港を堪能出来る!
と、思いきや、どうも営業してない様子。

残念。

P27921010454みさき銀座通り・すずらん通りを歩きます。

途中勇ましい店が。
まぐろ海かけ丼、まぐろとメカブのつけ丼、大かまの塩焼・照焼定食、生ビール・・・
入れいてえ、食いてえ、飲みてえ・・・・・

勿論、NG。

P27921010459P27921010461でも、今度絶対来るぞ、と誓い、更に歩くと、
これまた勇ましい魚屋が。

取りたての魚が所狭しと並べられています。かれいがお奨めだって。活きたひらめもいます。
脇には、なんとサメが!「三崎フカ 500円」だって。安い!
が、どうやって食べるのでしょう?

P27921010462三崎館本店、三崎の看板の一つですよね。

実は、大学受験に失敗して東京じ出てきた時、つい一人旅をしたのがこの三崎でしたが、何の計画もなく場当たりで泊まったのが、この三崎館。こんなに有名な宿だなんて知りませんでした。
一泊素泊まり1500円でしたよ。
今はこんな値段じゃやってないと思いますが。

P27921010470さて、今日の〆は漁港からはちょっと離れた住宅地にある銭湯、
クアーズMISAKI。
クアーズという名前ではありますが、普通の銭湯に近い。

400円でも入れますが、サウナ付きコース1000円払うと、タオルやシャンプー等一式貸してくれますし、何より鍵付きのロッカーが使えます。(400円だと鍵なしロッカー)

P27921010469風呂は銭湯とは言え、数種類の風呂があり、サウナもスチームサウナもあります。
なぜか、室内プールもあります!今の季節は入れませんでしたが。
なかなかユニーク。

こんな銭湯あるんですね。

今日一日の潮まみれの体をすっきり洗い流しましょう。
では・・・・


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正月 国府津歩き~箱根駅伝ライブ~コロナ天然温泉

2009年正月、天気快晴。今年も歩きましょう。なぜか妻と次女も付き合ってくれるとのこと。場所は西湘の国府津。〆はコロナワールドの天然温泉。
P27911010265
JR国府津駅からJRに沿って行ったところにあるコロナワールド。ボーリングもパチンコもネットカフェもあるアミューズメント施設。
P27911010142しかし施設には入りません。車を置くとすぐ早足で一号線に。
意外なことに私も妻も箱根駅伝好き、毎年必ず実物を見ます。箱根駅伝、吾妻山
いつもは自宅から近い戸塚中継所~遊行寺坂の間で見ますが、今年はちょっと趣向を変えて西湘の国府津、4区です。

P27911010146道を歩いてると、あちこちの家から何かに追い立てられるように人が出てきます。そしてあの旗。あとは良い場所を確保して今か今かと待つのみ。
最初の兆候は大会関係者の車もそうですが、上空のヘリコプター。
あれが見えてくると、もうランナーが迫っているということです。

そして、来ました、来ました!!先頭は早稲田のようです。
P27911010148P27911010150
P27911010159P27911010164P27911010168それにしても、ライブで見るのとテレビで見るのとでは、全然違いますよ。
とにかく速い、私の全速力より速い。
そして皆スマート。贅肉ゼロ。テレビより痩せて見えます。
王者駒沢は平凡な位置、順天堂に至ってはビリ、
このまま行くのかな?

P27911010170最後ランナーが通り過ぎ、大会の車が全員の通過を告げ、駅伝ライブは終わります。一瞬でしたねえ・・・・・と、突然、
オヤジの自転車集団が!
これは一体?便乗サイクリング?

さて、駅伝の後は海へ。
P27911010176
P27911010184冬の相模湾はキラキラキラキラ、眩しいくらい。
夏よりも輝いています。
漁船が猛スピードで走っています。正月からお仕事なんですね。

それにしても、蜃気楼でしょうか、
遠くの三浦半島や房総半島が雲のようにふわふわ浮いているように見えます。
(拡大して見ていただけると分かります)

P27911010192しばしぼーっと海を見つめています。

一体何百回、こうやって家族で浜辺で戯れたことでしょう。
8ミリビデオ片手に毎週週末に出かけていた日々が懐かしい。
もう娘も波打ち際で遊ぶ年ではありませんが。

P27911010199さあ、ハイキング開始。

と、思ったら、妻と次女が、「嫌だ」と。

コロナワールドに戻って、駅伝の続きをテレビで見るんだと。
後で聞いたところによると、コロナのレストランでラーメンとネギトロ丼食べながら、ずーっと駅伝見てたそうです。

仕方ありません。一人で歩きましょう。
西湘バイパスに沿った道をひたすら歩きます。

P27911010213P27911010202
途中、釣りをする人、凧揚げをする人が。
皆、正月の抜けるような青空のもと、
思い思いに一日を楽しんでいます。

P27911010215P27911010216みかんも椿も咲いています。何とも気持ちよい冬の空気。

P27911010221しばらく海沿いを歩いた後、直角に折れ曲がり、JRの下をくぐります。すると目の前はお寺。
常念寺です。
初詣の家族が楽しそうに騒いでいます。
海を正面に見るお寺、西湘ですね。

P27911010226国府津駅の北側をしばし歩きます。
国府津駅って、せいぜい御殿場線との乗換駅という印象しかありませんが、私は実は大好き。というのも、海が見える駅だからです。東海道線って湘南電車と言われる割には、海は小田原までは殆ど見えません。そして海が見える駅は、ここ国府津駅のみです。貴重な駅なんです。
以前、少女がくるくる回るサントリーの燃焼系という飲料のコマーシャルは、ここで撮影したのではないか、と思っていました。(伊豆急の駅のようですが)

更に進むと、今度はお墓。湘南メモリアルガーデンと書いてあります。
相模湾と国府津駅を眼下に、お墓がきれいに並んでいます。
ベンチもあります。
P27911010274海辺の墓地、実に趣があります。まるでヴァレリーの詩のよう?

墓地からは「散策路」となっています。
結構急な上り坂をみかん畑の間を練って上っていきます。
冒頭の写真はここで撮ったもの。

もう1ヶ月後に来たら、もっとみかん一杯だったことでしょう。

P27911010278さて、ハイキングはこれでお仕舞い。妻からの電話で、早く戻って来て、とのこと。
国府津駅に戻り、タクシーを拾って、コロナワールドに向かいます。

それにしても、こんな施設が東海道線に隣接していたなんて、今の今まで知りませんでした。

金髪美女のビジュアルと共に「Amusement Net Cafe」と書いてある大きなボード。
実は、あのボードの真下が露天風呂なのですが。

P27911010279正面玄関を入っても、客は皆あちこちの遊び場に分かれます。
右手奥が天然温泉。
一目散に入りましょう。

750円払って中に入ると、十分広く、種類も豊富は風呂。露天もいろいろあって楽しみ満載。
P27911010282気に入ったのは、シャワーが勢い良く出続けること。スーパー銭湯のように、何秒間かおきに止まってしまう面倒くさいシャワーではありません。(一見どうでも良いことですが、私にとっては、一回の操作でシャワーがどれだけ出続けるか、がその銭湯を好きになれるかどうかにとって大きな分岐点になるます)

一つだけ気になるのが、露天風呂に浸かっていると、どうしても目の上に聳え立つ先ほどの巨大ボードとボーリングのピン。これさえなければなあ・・・・
まあいいか。天気も良いし。

3時間のハイキングの疲れを癒しましょう。
正月早々良い湯だな、と。

冬の国府津歩き


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みなとみらい~滝野川~インスパ横浜

さあ、今日も一人。健康のために歩きましょう。師走の横浜の海を眺めながら。締めは、私には使い道のない絶好のデートスポット、
コットンハーバー天然温泉インスパ横浜。
P27901010115
P27901010011桜木町駅で降り、
まずはみなとみらいへ。

みなとみらい温泉、私のお気に入りの風呂の一つ。
露天風呂から見える海のパノラマは絶景。みなとみらい温泉

P27901010012インターコンチネンタルホテル横のみなとみらい
「ぷかり桟橋」に出ます。

ちょうど遊覧船が。
昔子供達と乗りましたっけ
「赤い靴号」。

P27901010017P27901010021
ここからはとても港の横とは思えない公園風景。
広い芝生の中で、小さな子供のいる家族づれがあちこちでくつろいでいます。とても懐かしく、かつ羨ましい光景です。

P27901010024しかし公園もいつまでもは続かず、殺風景な埋立地になります。
埋立地の向こうに横浜そごうや横浜駅近辺のビルが見えます。以前紹介した横浜駅スカイスパもあの辺りのはず。さすがに横浜の温泉は海の眺望がどこも最高です。横浜駅スカイスパ

橋を渡ると、地図によるとインスパ横浜はすぐ目の前のはず。
しかし思わぬ壁が。
道路が歩行者通行禁止だって!
えーっ、もうすぐなのに、行けないの?

P27901010068残念ですが、大きく回り道をするしかありません。

横浜の台所「中央卸売市場」に出ます。

大きなトラックが休みなく出入りしています。

P27901010026滝野川河口の万代橋に出ます。
川と板子一枚で接する家々、
私の大好きな風景。

すると目の前に踏み切りが。
そして運良くカンカンカンカンと停止信号が。
ワクワクしますね。

P27901010070と、突然
ゆっくり大きな電気機関車が!

JR貨物試用のEF66(結構鉄道オタクな私)の大きな顔がゆっくり目の前を通り過ぎます。
そして長い長いタンク車の列が続きます。

P27901010034ポートサイドのお洒落なマンション街と隣接していながら、
ここは昭和を強く感じさせる木造の家々。
市場周辺の下町風情に満ちています。

ここからはちょっと滝野川に沿って歩きましょう。
私の大好きな川歩き。

P27901010040P27901010042布団が干され、洗濯物が干される日常生活に染まった街中の平凡な川、良いですね。みかんもたわわに実っています。

P27901010048もうすぐ正月、正月と言えば箱根駅伝、沿道に人と旗が溢れることになる第一京浜を越え、更に滝野川に沿って歩きます。

ゴーっという音が聞こえますが、
京浜急行です。

P27901010055更に歩くと、JRの高架線。
私が毎日通っている線路です。

ここで滝野川は突然消えます。

地下に入ってしまうのですね。
次に日の光に出会えるのは一体どこなんでしょう?

P27901010047ここでUターン。

再び滝野川を下ります。

鴨の家族もきれいそろってUターンしています。
決して水質が良いとは言えない川を嬉しそうに泳いでいます。

P27901010057ふと見やると、川の中に家が!

頼りない木の柱の上に、家が乗っています。
増水した時は怖いでしょうね。

でも、一度は住んでみたいと思う、川と一体化した家、
夕方、川を見ながらビールを飲めたら最高でしょうね。

P27901010077滝野川を離れ、住宅街をちょっと歩いていると、また川か運河だか分からない水路へ。
入江川というらしいですよ。
あっちにもこっちにも川と船、
憧れます。

再び踏み切りに。
疲れたのでちょっと休んでいると、またまたカンカンカンカン、
今日はついてますね。

P27901010086目の前に電気機関車が!

それもライトを付けた機関車が真っ直ぐ私の方に向かっています。
そう、
私は機関車と同じ線路の上。

危ない!

しかし、なぜか機関車は近づいてきません。
そうです、機関車は停車してしまったのです。踏み切りも開いてしまっています。さすがに私も踏み切りを越えて機関車の前に飛び出してまで写真を撮る勇気はありませんから。

ここは駅なのです。
P27901010081ホームはありませんが。
JR貨物の東高島駅。

横浜にはこういった貨物だけの駅が海沿いに有るんですよね。

本牧駅なんて、本当に素敵ですよ。本牧駅

P27901010083駅の反対側には、錆び切った線路があります。

かつてはこの上を列車が通ったのでしょう。

廃線の旅、という番組がありましたが、面白かったですね。
かつて人や荷物の活気に溢れていた線路が錆びて雑草に埋もれて、自然の中に再び溶け込もうとしている・・・・ロマンを感じます。

P27901010113きれいなマンション街を抜けると、そこは今日の目的地、
コットンハーバー、天然温泉インスパ横浜リゾート。

折角なので、風呂に入る前に施設の周りを回ってみましょう。

P27901010097P27901010127海に接しているため、目の前は横浜の海。
スタート地点のみなとみらいが海側から見えます。レインボーブリッジも見えます。
しかしふと横を見ると、何だこれは!どうみても軍艦。

それもそのはず、対岸は米軍のドッグなのです。
横須賀じゃあるまいし、こんなところに軍艦の施設があったなんて知ってました?

P27901010107振り返ると、そこは結婚式場。

横浜の海に向かって結婚式、
横浜のカップルじゃなくても憧れるでしょう。

2時間半歩きました。
良い汗かいたので、いよいよお風呂に入りましょう。

体を洗ってさっぱりしてから天然温泉に入ります。
きれいな風呂ですが、露天風呂もなく、外の景色も良くありません。
まあ、いいか、と思ってゆったり湯に浸かります。

P27901010125驚いたのは上の階に行った時。
視界が開け、目の前に横浜の海が広がります。

ユニークなのは遠赤外線ドームと呼ばれる大部屋。
遠赤外線の部屋というだけあって、暖かく気持ち良い、
しかも健康に良い大部屋。
全面ガラスの向こうは視界一杯の海。
更に驚いたことに、男も女も、
入り混じって浴衣一つでごろ寝しています。
見知らぬ若い男女がゆかた1枚でごろごろしてるのですよ。

隣の岩盤浴の部屋もガラスで二人分づつ仕切られています。
やはりというか、カップルで一緒に並んで岩盤浴しています。
相手のいない私も岩盤浴しましょう。
あまり岩盤浴というものをしたことのない私ですが、体の下の暖かい岩(?)が何とも心地よい、病み付きになりそう。歩きの疲れもあって、気が遠くなりそうになります。このまま体が岩の中に溶けてしまいそうな。

でも混んでくると、隣に知らない女性が寝てるなんてことも
あるのでしょうか?
しかも、お客の女性って、田舎の温泉風呂と違って、
皆若くきれいな女性ばっかりですよ。
大の字になってると手が触れる距離ですよ。
ドキドキしちゃいますね、無意味な妄想ですけど。

P27901010130そしてそのままドアを開けるとお洒落なテラス。
椅子と共に、リゾート用のベッドが並んでいます。
冒頭の写真と同じ、ベッドに横になった私から見た横浜の海、素晴らしいですねえ。
しかも、すぐ隣にカフェバーがあるので、アルコールを含む飲み物の注文も出来ます。

P27901010121極め付きは最上階のカップル専用のリゾートチェア。
独立したアウトドア空間。
しかもそこからドリンクを注文も出来るというサービス。
要するに思い切りデートスポット。

前は横浜の海、上は星空、二人で飲むカクテル、・・・・・こんな贅沢なデートスポットがあったんですね。私には全く無用のものですが。

料金も1050円でした、そして横浜駅までの送迎バス付き。
なかなかの穴場ですよ、特にカップルの方達には。インスパ横浜公式ホームページ

後書き:この日の後、立て続けに妻と2回も行きました。
大好評です。ただし食事は今一つかな。


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晩秋のこのま沢キャンプ場・奥相模湖~源泉かけ流し「いやしの湯」

11月も終わり。とはいえ、紅葉はこれからなんですよね。しばらくぶりに一人で里山歩きをしましょう。
道志の奥相模湖周辺を歩き、〆は青根緑の休暇村いやしの湯。
20081188_015
20081188_042まずはこのま沢キャンプ場。
語りきれない程の思い出が一杯詰まったキャンプ場。
キャンプ狂いだった我が家の定番キャンプ場の一つ。

お客は一人もいないようです。
暇を持て余している管理人さんに、「以前は本当に良く来たんですよ」と言うと、無料で駐車場使って良い、とのこと。

空っぽのキャンプ場内をセンチメンタルジャーニーします。
20081188_00320081188_007
20081188_011奥の滝。夏、水着でこのすぐ近くまで近づき、そこから水に浮かんでいると、速い川の流れに乗って、どんどんキャンプ場の前まで運んでくれます。
でも、この滝で人が溺れ死んでいるんですよね。確か、お医者さんだったと記憶しています。
実際、この滝の下ってすごく深く、水がそこだけ荒れ狂っているんですよね。近寄り過ぎて怖い思いをしたこともあります。

キャンプ場を出て、奥の集落まで歩きましょう。橋から見た景色が最初の写真。
20081188_03920081188_022
20081188_031長閑な家々。
猫がまどろんでいます。

それに柿。
パリの秋は黄色でしたが、日本の秋は赤色、それも赤い紅葉と柿でしょう、
やっぱり。

20081188_028集落を越えて、どんどん山に登って行きます。

対岸の集落が見えます。

しかし湖らしきものは見えません。
いつまでも渓流ばかり。
これが既に奥相模湖?

20081188_045今度はその対岸に向かいます。何とか奥相模湖を発見したいのですが、なかなか見るかりません。やっぱり見えるのはただの渓流。

ひょっとして、奥相模湖って
幻の湖?
それともこの渓流が突然湖に変身するのでしょうか?

興味をそそられますが、どうしても河岸に出れないのです。神秘の湖なので、アクセスを拒否してるよう。

諦めて車で移動。
すると突然目の前に小さなダムが!
20081188_058見ると、上流は渓流。
僅かダムのすぐ手前だけが水が溜まっています。

そう、これが奥相模湖。
20081188_056湖と言っても、普段はただの渓流なんですね。
雨が降り続くと、河岸が消え、
湖が出現するんですね。
本当に幻の湖です。

下流を見ると、谷底へどーんを落ちています。
ダムだから当然ですが。

20081188_067
そこからすぐ近くにあるのが、緑の休暇村センター。
ここもキャンプ場なんですよね。
どうしてもこのま沢に行ってしまうので、一度も来ませんでしたが。

やはり誰もキャンプしていません。
ほんの一月前までは、あちこちにテントが張られ、子供達の歓声が響き渡っていたことでしょう。

主役がいないキャンプ場って、喪失感に満ち、寂しい光景ですよね。

さて、そこそこ歩いたところで温泉と行きますか。

20081188_076源泉かけ流しの天然温泉、いやしの湯。
以前はありませんでしたよ。

道志はキャンプ場銀座と呼ばれていて、道なりに幾つもキャンプ場が連なっていますが、
風呂のあるキャンプ場は当時は限られていました。
風呂のあるキャンプ場として一番のお気に入りはやぐら沢キャンプ場でしたが。そんな恵まれたキャンプ場以外に宿泊した時は、道志の湯に行くしかありませんでした。トレッキングした人達も含めて皆がそこで風呂を求めたので、とても混んでいましたよ。
その後、紅椿の湯が出来て大分様相が変わりましたが。

中に入ると、まず正面に源泉かけ流し風呂があります。本当にかけ流しなせいか、ぬるい。正直なので全然暖めていないのですね。

露天もまあまあ。風呂から渓流が見え、なんてことはありませんが、紅葉した山並みが見えます。

日本の秋を噛み締めながら、
極楽極楽。


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パリ(その6) シテ島ステンドグラス~ パリ最後の一日

P27891050074
モン・サン・ミシェルからパリに帰ってきて、さて、今日はどこに行こうか、と思う間もなく、妻がステンドグラスが見たいからシテ島のサント・シャペルに行きたい、とのこと。

P27891050063P27891050064中に入ると、期待してなかった分、一面のステンドグラスに想定外の感動。
これって、ただデザインされてるのでなく、聖書のストーリーになってるんですよね。
日本語の説明文に従い、絵解きを試みましたが、途中で断念。

そしてノートル・ダム・ド・パリへ。
P27891050071中へ入ると、抑揚はあまりないけど、染み渡るような、良く通る男性のフランス語(意味は分かりませんでしたが)。
ミサをやってるのでしょう。
大きな大きな聖堂一杯に響き渡ります。

P27891050066続いて、これまた信じられないくらい透き通るような女性のソロの歌声。
意味は勿論分かりませんが、思わず聞き入ってしまいます。

そして世界各国から来たと思われる信者が大司教(?)の前に次々跪いて頭を垂れて、十字を切っています。
意外なことに、これに娘達がいたく感動。
本物のキリスト教を見たのは初めてだからでしょうか。

私達夫婦は聖堂に関しては幸運です。数年前夫婦でイタリア旅行をした時も、バチカンで法王にすぐ近くで会うことが出来ました。

しばしぼーっと聖堂内の椅子に座って、俄かキリスト教徒の気分を堪能。

そして外に出て聖堂の横を歩きます。外側って本当に怖いですよね。悪魔や気味悪い化け物が一杯貼り付いていて。「内」は平穏な信仰の世界、「外」は悪と堕落の世界なんですね。

隣のサンルイ島でパリジエンヌの真似してお茶(冒頭の写真)。
初日に私がステーキを食べた所と同じカフェ。

P27891050083いつまでもいつまでも、こうしていたいですね。

日が暮れて行きます。

夕日で、ノートル・ダム・ド・パリが更に
厳かになっていきます。

薄暮のサンルイ島を歩き、そしてセーヌ川を渡ります。
妻が事前に調べておいてくれたのですが、アラブ世界研究所の屋上テラスからの眺めが良いとのこと。
行ってみると確かに素晴らしい眺め!
P27891050086写真では綺麗に撮れませんでしたが、パリって本当に夜景がきれいですよね。街全体が劇場のようです。

P27891050093さて、本日が私にとって
最後の晩餐。

オペラ座近くのレストラン シェ・クレマンで
スペシャル・ディナー。

最後の晩餐なので、オイスターをしこたま食べた後、ぶ厚いステーキを赤ワインで流し込みましょう(ずっとそうだたかも)。

P27891050091オヤジ ベロンベロン、
妻子呆れ気味。

それにしても毎晩毎晩良く食べ良く飲んだ一週間でした。
だから毎日かなり歩いてるにもかかわらず
体重は減りませんでした。

P27891050111翌朝はあまりゆっくりはしてられません。私が帰国する日だからです。

最後だから、というので、バトームーシュに乗りました。
ここ数日散々歩いた河岸を船から眺めます。
これでパリも見納めと思うと、切ないですね。

最後はオルセー美術館。
時間があまりないため、印象派を中心に、駆け足でかろうじて半分位見ただけ。落ち着きませんでした。

P27891050127妻子とはここでお別れ。もう一日パリに滞在するからです。

まさか「これが妻子を見た最後の姿だった」なんて、サスペンス番組のようにはならないですよね。

美術館で一番気に入ったのは、意外にも、美術館の上の大きな時計。
そういえばオルセー美術館って、昔は駅だったのですよね。
この駅に到着すると、いきなりセーヌ川を目にします。
「やったー、パリに着いた!」と歓声を挙げたのでしょうね。
そして、パリを去る時、セーヌ川を背後に、駅舎のこの大きな時計を見て、
「あと何分でパリとお別れだな」、と感じ入ったのでしょう。
「今度パリに来るのはいつのことだろう」と。

私も同じです。
「今度パリに来るのはいつのことだろう」
「定年になって、また妻と二人で来るのかな」
「さすがに家族4人で来ることは一生、二度とないよな」・・・・・

P27891050123時計の針の向こうに、サクレ・クール寺院が見えます。
いつか、またパリの来れますように。

Au Revoir(またね)

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パリ(その5) 国鉄ストのため? 閑散としたモン・サン・ミシェル

P27881050001
シャンゼリゼ通りのレストランでしこため飲んでホテルに帰ると、とんでもないことが!
何とフランス国鉄がストライキだと!明日は国鉄に乗ってモンサンミシェルに行く予定なのに。
家族皆泣き顔。明日には終わってることを祈って寝ましょう。

朝起きてホテルのフロントに聞くと、動いてはいるようだが、駅に行って見なければ分からない、とのこと。
再び祈るような気持ちでモンパルナス駅へ。

P27881050060確かに動いてはいるようですが、ダイヤがメチャメチャ。予約していたTGVは運休。駅員に聞くと1時間後にレンヌ行きのTGVが出るとのこと。指定券は全て無効なので、席は早いもの勝ち。何番線か分かるまでカフェで時間潰し。(フランス国鉄は発車20分前位になるまで何番線から出るか分かりません)

そして掲示板に○番線と表示されるや否や、長女がダッシュ。家族皆走って無事シート確保!
取りあえずレンヌまでは行けそうです。

P27881040874さて載ったは良いが、レンヌからはどうするのか?バスは当てにならないので、ローカル線でポントルソ駅まで行き、そこからタクシーでも拾おうか、と考え、車掌に聞くと、ローカル線はまだストやってるから全面運休だと!
ではどうしたら良いか、と詰め寄ると、唯一つの方法は夕方17:30にレンヌ駅から出るバスだけだと!
冗談じゃない、レンヌで半日潰せだと。
とするとタクシーしかありません。車掌はタクシーで行くには遠すぎると言いますが、やむを得ません。
駅出口が車両前方か後方かを確認して、レンヌ直前には先頭車両で待機。到着するや否や、再び長女がダッシュ。
見事タクシーをゲット!
おそるおそる料金を聞いてみると、約100ユーロだとのこと。1万2千円程度、行くしかないでしょ。

P27881040883そこからは快適タクシーの旅。途中の田舎風景は予想外に素敵。

30分位走ったでしょうか、鉄道踏み切りを越えましたが、すぐ横が駅。それがモントルソ駅。
超超ローカル駅、バスもタクシーもありません。
もし国鉄が動いていてレンヌからこの駅に来たら、降りた瞬間凍りついたでしょう。なすすべもなく。

P278810408851時間も経ってないでしょう、

牧草地の向こう側に何やら、
モンサンミシェルらしき姿が!

P27881040887そして、来ました、モンサンミシェル。
車内で歓声が響きます。
何ともハプニング続きでしたが、無事到着。

タクシーを運転していた女性に、明日も迎えに来て、と約束して、
いざ観光。

P27881040892P27881040888P27881040897_2テレビで良く見るモンサンミシェルは、竹下通りか江ノ島弁天通りか、というくらい、観光客で溢れかえっていますが、なんのなんの閑散として快適。
季節のせいか、
国鉄ストのせいか。

さっそく何か買って食べています。

ホテルのチェックインまでにはまだまだ時間があるので、ぶらぶら歩きましょう。
P27881040901P27881040907
P27881040904P27881040923P27881040918

狭い島に、寸分の隙もないくらい建物が建っています。

人一人がかろうじて通れる道もあります。

そしていよいよ修道院に入ります。
P27881040925かなりハードな階段続き。

何と日本人高齢男性と思しき人が担架で運ばれてきました。
あまりのハードな階段にぶっ倒れたのでしょう。
連れの女性らしき人とツアーのガイドが心配そう。

P27881040937P27881040945
P27881040954修道院の中を回ります。日本人観光客のツアーが幾つもあり、娘達が説明を聞いています。無料観光案内ですね。
それにしても一体何グループの日本人ツアーがあるのでしょう。パリからの日帰りツアーのようなので、皆もうすぐ帰るはずです。

P27881050144観光ショップで漫画を買いました。日本語訳も出ています。早速買ってペラペラ流し読み。この修道院を巡る血なまぐさい歴史が一杯書かれています。
その中で私が一番驚いたのは、この島まで鉄道が引かれていて、昔の人は鉄道でここに来たということ。
100年前のこと。ちょっとびっくり。

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P27881040977修道院を出て、外壁の歩道を歩きます。昔はこれを城壁として兵士が侵入してくる敵と戦っていたのですよね。壁から覗く小さな鉄格子の窓が所々に。

今は平和な遊歩道ですが。

さてそろそろホテルのチェックインタイム。レ・テラス・プーラール。プーラールは、この地でオムレツを作った女性の名前です。高台の別館を予約してあります。

P27881050024なかなか、というかかなり素敵なホテル。
階段にはここを宿泊した人の写真やサインが隙間なく貼られています。世界的俳優も歴代大統領も宿泊してるのですね。

そして3階の私達の部屋。
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P27881040982窓を開けるとモンサンミシェルの街並みと干潟が、

逆側の窓を開けると修道院がどーんと聳え立って見えます。

私と次女はしばし休憩。長女は妻を連れて更に島内歩き。

夜になりました。
まともにランチを取っていなかったので、腹ペコ。

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それにしても何て人通りの少ない道。
これがテレビで映っている混雑した通りと同じとはとても思えない。
国鉄ストに感謝した方が良いのでしょうか。

レストランも閉まっているところの方が多いかな。
私達は、宿泊ホテル経営のレストランへ。
しっかり窓際をキープ。といっても夜で外は真っ暗ですが。

P27881050011オイスターやムール貝、伊勢海老等海の幸を沢山食べて、

極楽極楽。

そして食後の散歩をしながら、島の外から撮ったのが冒頭の写真。
昼間より幻想的。
自分がこの世にいるのかあの世にいるのか、分からなくなります。


翌朝、朝早く長女が私達の部屋に入って来ました。
日の出を見るのだそうです。

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日の出前の厳かな雰囲気の後、太陽はホテルの真正面から上がりましたが、雲の間からモコモコと出てきた感じ。

P27881050046ホテル別館前で記念撮影。

そして、夕べと同じレストランで朝食を取ると、もうそろそろ昨日のタクシーの女性運転手が来てくれてる時間。
最後は結構そそくさと出発することに。

P27881050054昨日と違って快晴の空。鮮やかな浮かび上がったモン・サン・ミシェルが視界から消えて行きます。
家族の悲嘆の声が。

夢のような一日でした。

一日だけ、あの世を旅したような。

P27881050059それにしてもレンヌのタクシーの運転手さん、ありがとう。
彼女がいなければ、どうやってレンヌまで帰ったものだったか。

感謝の記念撮影です。

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パリ(その4) 家族再会~パリ夜景

P27891040849パリ4日目、ブーローニュの森~モンパルナス墓地散策を終え、ホテルに一時休息に戻ります。
そこで妻子到着。喜びを分かち合った後、早速家族散策開始。
オペラ座が近いので、まずはオペラ座まで行き、そこからはただ無目的に夜の街並み歩き。
P27891040826私一人で歩いているより遥かにローペース。
というかちょっとお洒落な店を見つけると、すぐ入りたがるので全然先に進めません。
ショッピングは、私が帰国した後の最終日にしてくれ、との約束も反古にされかねない勢い。

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P27891040830マドレーヌ寺院からバンドーム広場で、そしてサン・トノレ通りを散策。
そしてコメディーフランセーズ前まで歩いたところで、山積みされたオイスターと伊勢海老に惹かれ、南欧海鮮レストランに入ってしまいました。日本でも最近滅多にない4人揃ってのディナー。
娘達はなぜかオイスターに感動し、大皿をお替り。私は日本の牡蠣と変わりないと思うのですが。

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実は今晩は、イリュミネーション・ツアーを予約しており、それまでの時間、夜のルーブルで時間つぶし。
昼と違って観光客が殆どいず、独り占めした心境。


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そしてバスが到着し、イリュミネーション・ツアー。
エッフェル塔と凱旋門では、バスを降り、撮影大会。昼とは違った幻想的光景。

すっかり夜のパリを堪能してホテルに帰りました。
程よい疲労感と共に、眠りにつこうと思った矢先に、私は気付きました。
デジカメがない!

まさか、とは思いましたが、本当にない。眠気がすっ飛びます。
既に寝入っている次女を除き、家族パニック。

深夜だというのに、ホテルの扉を開けてもらい、帰り際立ち寄った閉店間際のコンビニ風スーパーMONOPのレジの人に聞いたり、バスを降りた地点まで道を隈なく探したりしましたが、見つかりません。
今まで撮影した写真が全部パー?
頭の中は真っ白。
唯一の可能性は、バスの中で落としたこと。これに賭けるしかありません。

眠れぬ夜を過ごしながら、と言いつつ、しっかり寝てしまい、翌朝。

最後の望みに繋ぐべく、旅行代理店に。
長女にケータイで旅行代理店の位置を探し出してもらい、シャンゼリゼ通りを一本裏に入った事務所に行きました。
そして事情を話してみると、
何と昨晩のツアーのガイドがバスに落ちていたデジカメを拾っていたとのこと、
本日15時頃それを事務所に持ってきてくれること、を確認。

家族全員「ヤッター」でしたよ、本当に。
と同時に、「本当にパパは間抜けなんだから」の合唱。
でも本当に良かった。
出てこなかったら、そもそもこのブログは存在しなかったでしょうし。

雨が降りそうだったので、今日はパリの街を歩き続けるより電車に乗ってヴェルサイユに。
モンパルナスの駅に出て、ヴェルサイユに向かいます。快速電車らしく次の停車駅がヴェルサイユ。
20分もかからずに到着。

結構ローカル駅。
そこからテクテク街中を歩くと、ようやく目の前にどーんとヴェルサイユ宮殿が!
残念ながら写真は一切ありません。

あそこがマリーアントワネットが革命で血走った群集に挨拶をしたバルコニーだね、
ここがマリーアントワネットが輝いていた大広間だね、
ここがマリーアントワネットが出産した寝室だね、
その隣が衛兵隊長だったアンドレ?が控えていた衛兵部屋だね、
ここがマリーアントワネットが社交場に嫌気がさして野菜を作っていた離れのプチ・トリアノンだね、
ここが革命の時、囚われの身となって馬車でパリ・コンシエルジェに送られる時夫と最後に見た庭園だね、
とルイ14世そっちのけでマリーアントワネットの話ばかり。

宮殿・庭園をことこと回るプチ・トラムは是非お奨め。
石畳をダンパー(バネ)なしで走るお尻に響く走り心地は、まるで馬車に乗ってるよう。

帰りは同じ電車じゃ面白くないからと、ヴェルサイユ左側駅。
そして今回私が一番気に入ったのが、ここからパリ・サンラザール駅までの旅。

パリをぐるっと回ります。
昨日歩いたブーローニュの森も良く見えます。
デファンス駅では、隣に地下鉄一号線が見えます。
新宿副都心のようなデファンスを過ぎると、パリ下町を通り抜け、
最後はセーヌ川を渡ってサン・ラザール駅に到着。

駅からはデジカメを受け取るべく再びシャンゼリゼの旅行代理店へ。
拾ってくれたガイドさんへ、ちゃんとお礼を言いたかったのですが、既に別のツアーに出てしまったとのこと(注)。
ほっとしたら腹が減ってきたので、ディナーにしましょう。

P27891040855シャンゼリゼ通りに面しているアルザス料理のレストラン ラルザスに飛び込みで入ります。
通りに面したテーブルを用意してくれました。
デジカメが戻って幸せ一杯で、ビールもワインも進みます。

P27891040867そのままホテルに帰れば良いのですが、長女がまだ散策したいと言うので、アレキサンダー3世橋まで酔い歩きへ。

皆で傘を買ったにもかかわらず、一度も使わずにすみ、最後はハッピーに終わりました。

明日はいよいよモン・サンミシェルへ。


(注)最終日、パリを経つべくシャルルドゴール空港で出国手続きをしていた時、聞き覚えのある声が。何と、私のデジカメを拾ってくれたガイドさん。向こうを私を覚えていてくれて、しっかりお礼を述べることが出来ました。

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