南会津、田島~塔のへつり~大内宿~芦ノ牧温泉大川荘殿様気分
複線の線路、
良く見ると右側の線路には上に電気の架線がありますが、左側の線路には架線がありません!
だから何だというのだ?
でも私には面白い!
ここは南会津の田島駅。


左側の線路は会津線。会津若松や喜多方に向かうディーゼルカーの線路です。
そして何と!右側は東京でも見慣れたあの東武電車、
浅草行です。(この電車は新栃木行き)
ここは関東と東北の境界点なのです。
まさか会津の地に来て浅草行直通の東武電車に出会うとは思いませんよね。
ここは東北なのでしょうか、関東なのでしょうか。
会津田島駅の時刻表を見ると確かに浅草行とあります。
数は多くありませんが。
駅員さんに聞くと4時間かかるそうです。
一度乗ってみたいですね。
以前鬼怒川温泉・川治温泉までは来たことがありますが、
もうちょっと頑張れば会津まで来れたのですよね。
鬼怒川源流川治温泉、混浴露天風呂
龍王峡、日塩もみじライン

駅のホームに立っていると左側が新栃木行きの電車、右側が喜多方行きのディーゼルカーです。
東京埼玉方面から来た客が会津若松方面に乗り換えます。
まさに境界の駅なんですね。
田島の街を散策しましょう。
まずは役場である南会津合同庁舎に駐車。するとその横に時代感覚を狂わせる建物が!
昔の南会津郡の役所です。
ハイカラさんとでも言うのでしょうか。山の中で異彩を放ちます。
山の中といってもこの田島という街は昔から交通の要所でもあり、戊辰戦争でも会津軍が勝利した場所です。会津にとっては日光方面から関東に向かう大事な場所でした。山川大蔵が活躍した戦もこの田島から藤原・鬼怒川の間です。
街中には所々昔を偲ぶ建物がありますが、まず引き付けられたのが造り酒屋の大きな門構え。
国権です。
名前が良いですね、国家権力を縮めてしまうのですから。
今まで飲んだことがあるかは不確かですが、3日後に確かに飲むことになります。東山温泉で。日本酒大好きの私ですが、やっぱり国権は美味しかったですよ。
田島は祇園祭が名物だそうですが、山車がドーンと街道に威風堂々と立ち構えています。
日本三大祇園祭りの一つと書いてあります。
実施そういう定評があるかどうかは分かりませんが、自称であっても、その心意気は買えます。
一度見てみたいですね。


さて田島を離れて次の地、塔のへつりに向かいます。
へつりって何?と思っていたのですが、断崖・絶壁の意味だそうです。それに何とここは昔海だったとか!
川の断崖ではなく、海の断崖だったってことですか?
それって太平洋?日本海?
断崖の途中で迎えてくれるのは生きたマムシ。2匹います。
ビンの中に。
「別に俺はお前を歓迎なんかしてないぜ」と言ってるよう。
不幸にしてこの2匹は人間に捕捉され見世物になってますが、彼等の仲間が大勢この付近にいるのでしょうね。
怖い怖い。
吊り橋を渡り対岸に。
酔っぱらったオジサンがふざけて吊り橋を揺らしていますが、横の手すりが膝くらいまでの高さしかありませんから、よろめいて倒れると簡単に下へドボンですよ。
案の定、対岸には救助用の浮輪が用意されています。
実際に落ちる人がいるのでしょうね。
岩をくり抜いたような狭い道を行きます。
すれ違う時、ぶつかると落ちるかも。本当に。
なかなかスリルあります。
以前はもっと先までこの狭い道が続いていたようです。
こんな道で散策路になっていたら相当面白いでしょうね。
断崖から林の中の道を戻ってくると不思議な建物が!
何でしょうか?
答えはこれです、駅。
会津線の塔のへつり駅。
ラッキーなことにディーゼルカーがやってきました。

会津田島行きです。さっきいた駅。
秘境駅の雰囲気たっぷりですが、観光地のど真ん中なので、
老若男女、多国籍観光客が一杯で賑やかです。
次に向かいましょう。
駐車場を降りて「江戸時代へ遡る道」という立て看板を抜けると、そこは紛れもない江戸時代。
時代劇に出てくる江戸時代の建物が長々と続きます。
タイムスリップ感満点。
こんな場所があるのですねえ、現実に。
関所跡や宿場街の残影が残っている場所には何回か行ったことがありますが、これほどまでに街全体がすっぽり江戸時代なのは初めて。
会津にはいろいろな観光スポットがあるのですね。
この建物は本陣。
すなわち一般人立ち入り禁止の殿様だけの建物。
会津の殿様が江戸への参勤交代の時に実際に使った建物。
宿泊したのではなく、昼食を取った場所だとか。
会津若松の城を出て大内宿までは半日なので、宿泊するには近過ぎたようです。
どんな昼食を取ったのでしょう。
お腹がすいたので私も昼食にしましょう。
やっぱり蕎麦でしょう。
ふと目に留まった店で山菜蕎麦大盛を注文。
隣の人はネギ蕎麦(名物?)を頼んでいました。
蕎麦にネギは入っていて当たり前なのだからネギ蕎麦というのは変じゃない?と思っていたのですが、
実際に出てきたのを見てみると仰天。
ネギが切れずに丸ごと蕎麦に刺してあります。ネギを箸のように使って食べるのでしょうか。何とも豪快な蕎麦。それにしても余程ネギが一杯ないとネギが足りなくなりますよ。しかしこの地はネギの名産地でもあるようなので、心配無用とのことですが。
さて本日は妻が合流する日、
会津若松駅に迎えてに行き、芦ノ牧温泉に宿泊します。芦ノ牧温泉は、南会津と会津若松駅の中間にありますから、芦ノ牧温泉と会津若松駅の間を往復することになります。
東山温泉と並んで会津若松市民の湯となっているのが
ここ芦ノ牧温泉。
阿賀川に沿った温泉街です。
子宝に恵まれる温泉とのことですが、その原動力となっている金精神社の他に
なぜかこんな施設も!
なぜ関西なのかは分かりませんが、ムラムラさせて子作りに励めという暖かい配慮でしょう。
神頼みだけではダメなのです。
全体写真で一番大きく見える宿泊施設です。
入口で三味線の生演奏が迎えてくれます。
演奏は勿論ですが、演奏している女性も美人で華があります。
思わず見とれてしまいます。
まさに渓流と山と一体となった旅館。
渓流は遥か下の方を流れています。
鳥がひっきりなしに飛んでいますが、部屋の場所が高いのでむしろ下の方を飛んでいます。
ちょっと不思議な感覚。ここは空の上なのでしょうか。
大川荘名物の天空露天風呂に行きましょう。
天空と言っても地下2階。
先ほどの写真のこの部分、渓流に突き出た部分です。
実際に行ってみると阿賀川を下に眺めながら湯に浸かれます。これで山間特有のモヤがかかっていたら、更に天空という感覚でしょう。仙人になった気分。
思わず長湯になってしまいました。
場所がまた殿様気分。
凄い高級料亭に来たよう。
または竜宮城での立体的な空間と言った方が良いかも。(行ったことありませんが)
そして渓流に面した個室。
妻もご機嫌。
海の幸も単なるお造りではなく、まるごとアワビやムール貝も。
ステーキも思わずよだれが出る国産牛肉がたっぷり。
今まで行った宿泊施設の中でベスト3には確実に入ります。
日本酒も種類豊富。
そういえば福島県って日本酒の都道府県コンテストで4年連続日本一なのですよね。
妻に言わせるとご飯自体も美味しいとのこと。米自体が良質なのでしょうね。
会津の殿様になったような
目にも舌にも肌にも最高のもてなしでした。
普段あまり牛乳を飲まない妻が、会津の牛乳は美味しいと言って
お替りしていました。
信じられない。
美食の地でもあったのですね、
会津は。


























Comments