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人生最高絶景のランチ、エズ~コートダジュールの漁村リゾート、ヴィルフランシュ

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今回の旅行の一番の山場かもしれません。

今までの絶景が皆霞む程の絶景。

ニースから路線バスでモナコ方面に戻り1時間ほどクネクネ山道を走った崖の上。

幸い天気も良く、

フランス国旗も私達を歓迎してくれています。

山頂の城壁は植物園にもなっています。

そこから一つ降りた場所にあるのがシャトー・エザ。

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スウェーデン王子の館だったようですが、一時期はワイン貯蔵所・家畜小屋になっていたとのこと。

それが芸術家のアトリエとブティックに変身。

今は絶景レストラン&ホテルです。

他の人のブログによると、東洋人は眺めがあまり良くない奥まった場所に案内されるとのことでしたが、

私達は妻が半年前から直接予約していただけあって、おそらく店で一番良い場所を案内されました。

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テラスを独占し、まさに天空絶景独り占め。

天空に突き出たテラスなため、床下ははるか何百メートルも何もありません。

妻も最初は足元が落ち着かないと言っていましたが、次第に慣れたようです。

ちなみにこの位置がどんな位置かというと、

後ほど下まで歩いた駅のプラットフォームから見た写真をお見せします。

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思い切り拡大してみて下さい。

この席が見えるはずです。

この席の隣のやや奥まったテラスを城壁の上から見たのがこれです。

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テラス分かりますか?

アメリカ人(おそらく)の若い女性達がキャーキャー言っていました。

 

3時間かけてランチを楽しんだため、

思い切り日焼けしてしまいました。

一生忘れられない映像を脳裏に焼き付けて、

さあ覚悟を決めて出発。

 

何を覚悟を決めるかというと、

これから大変な山道を下るからです。

ニーチェの小道。

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実際にニーチェがここに滞在し、「ツァラトストラかく語りき」の構想を練った散策路と言われています。

いざ出発。

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景色は確かに良いのですが、足場は結構悪い。

油断すると足を滑らせます。

ニーチェが瞑想・思考したというのは実はウソじゃないでしょうか?

落ち着いて物事を考える余裕はないですよ。

それに結構な傾斜。

60代夫婦にはややきつい。

実際膝が笑い始めています。

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それでも少しずつ下界に近づきます。

傾斜が緩やかだと思わず鼻歌が出ます。

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1時間強歩いて何とかエズ駅に到着。

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EZE SUR MER。

名前のとおり海に面した駅。

 

先ほどの写真を撮りました。

下から見ても唖然とする場所にいたのですね。

 

ここからはローカル線各駅停車でニースに向かって二駅。

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満員電車。

それにしても羨ましい。

文字通り海岸線を列車が走ります。

電車もカラフル。

 

私はよく伊豆に旅行するので、伊豆通を自称しています。

ジェノバからの道中、驚嘆すると共に、

「伊豆とあまり変わらないのでは」と感じる場所も多々ありました。

しかしここは完敗。

10回逆立ちしてもかないません。

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ヴィルフランシュ駅に降り立つと、そこは海辺の街であり、

既に海水浴客で一杯の海水浴場。

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まさにコートダジュール(空色の海辺の意味)。

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夕食のレストランを予約している港町まで歩きましょう。

20分くらいです。

 

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これが本日の夕食会場「メール・ジェルメンヌ」

ジェルメンヌ母さんという意味でしょうか。

(こちらはmerではなく、mère。海と母は発音が同じ)

漁港に面したしっぽりした素敵なレストラン。

 

まだ早いので港を散策しましょう。

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海岸伝いに歩くと漁港兼ヨットハーバーが。

歩いていると地元の母と子供達から「こんにちは」

と日本語で話しかけられました。

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「ニーハオ」でなくて良かった。

来訪客の数では中国人に負けてますから。

今回、あちこちの観光スポットでリーフレットをもらっていますが、仏語・英語、スペイン語に続き、日本語と中国語のものが必ずあります。

 

散策も終え、いよいよディナーへ。

先ほどのレストランに行くと、

何と私の名前入りのテーブルが用意!

これも妻が半年前に直接予約してくれていたためでしょう。

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潮風を嗅ぎながらのディナー。

 

まずはやはりオイスター。

実は今回の全ての行程で食べた料理で一番美味しかったのは、この店のオイスター。

それも卵料理したオイスター。

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妻も私も絶賛!

シャンパン、白ワインと共に味わう海鮮料理。

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地元名物の魚スープも美味しかったし、ヒラメもムニエルも美味しかった。

段々日も暮れ漁港の明かりに包まれだし、悠然とした気分に。

 

ところがそんな気分を吹っ飛ばす光景が続々と。

ベンツSクラスで店の前に乗り付け、運転手にドアを開けて出てきたのは

女優(もしくは著名モデル)とおぼしき女性とその彼氏。

店のマスターが飛んでいき、うやうやしくおもてなし。

私のところに持ってきた白ワインをサーブするのも

ヒーターをつけるのも、すっかり忘れています。

隣の席で食事を始めました。

どう見てもただ者でないオーラ全開。

後で思わず遠くから写真撮ってしまいました(すいません)。

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そして次から次へベンツ・BMW・アウディ・ポルシェ・プジョーの上級クラスが店に横付けされ、運転手がさっと後部座席ドアを開けます。

何なのですか、この店は?!

後で調べると、ニースの金持ちが夕食をしにやってくるので有名な店なんだとか。

 

漁港のレストランと言っても、ここはニースなのです。

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酔い覚ましに駅まで歩き、

再びローカル線各駅停車に乗ってニースへ。

二駅で到着。

トラムでガリバリディー広場に向かい、

一昨日と同じニース港脇のホテルへ。

サン・ポール・ド・ヴァンス⇒ニース⇒エズ⇒ニーチェの小道⇒ヴィルフランシュ⇒ニース

と慌ただしくも夢見心地の一日でした。

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コードダジュール、カーニュ~サン・ポール・ド・ヴァンス、16世紀の迷路

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敵から身を守るため、丘の上に建てた石と迷路の村・・・

コードダジュールでは鷲の巣村と呼ばれます。

その中でも多くの芸術家に愛された美しい村が

サン・ポール・ド・ヴァンス。

ニースから今日も路線バスで向かいます。

途中、カーニュという街で途中下車。

グルマルディ城に立ち寄ります。

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城の中に入ると、いきなり白骨に出会います。

誰の骨かは不明だそうですが、本物の全身人骨です。

ロバにオリーブオイルを作らせるため血だらけになるまで臼をひかせた「血のひき臼」もそのまま残っています。

やはりヨーロッパは美しさと血なまぐさが同居しています。

そんな過去も忘れるほどの美しい建物。

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景色も片や地中海、片や雪を冠した山々、

そして長閑なリゾート地と目を奪われます。

それに城の中は美術館でもあるのですね。

ピカソもありますが、私達を日本人と察知した係員が藤田嗣治の絵を紹介してくれました。

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城の周りを軽く散策して、再びバスへ。

カーニュの街から出ている無料送迎バスです。ありえない狭い道を、行きはゆっくりぐるぐる回りながら上ってきましたが、

帰りは街に一直線の逆落とし。ジェットコースターかと思えるほどの急降下。それも壁や家すれすれに。

いくら慣れてるからとはいえ危なくありませんか?

 

さてカーニュでのひと時を終えると、

再び路線バスでサン・ポール・ド・ヴァンスへ。

バス停を降りると、さすがに観光客で溢れかえっています。

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ペタンクと呼ばれる鉄のボール遊び。

他にすることがなさそうな(失礼)高齢の男性が遊びに興じています。

それを写真に撮る観光客。

プレイしている男性達も「俺も観光に貢献してるんだぜ」と言ってるよう。

 

さて壁の中に入ると、そこは迷路に次ぐ迷路。

敵に襲撃されても敵が戸惑うように作られたのですから当然ですよね。

しばし迷路に迷うことを楽しみましょう。

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勿論車は外周以外は通りません。

のんびり、そして石の壁と家が醸し出す心地よい閉塞感を味わいます。

迷路の外側は周遊の小道。

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眼下に美しい緑の光景。

1日で3周しました。

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そして今日の宿泊地、

5つ星ホテル、サン・ポール・ホテル。

大きくはありませんが、間違いなく超高級。

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ウェルカム・シャンパンの後は部屋に案内されます。

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思わずワオーという声を上げそうな高級感。

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メイン通りに面しているので、窓の下は観光客。

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私が窓から顔を出している(写真)のを目にした観光客が、

異物を見るような顔をして過ぎ去ります。

折角の素敵な気分が台無しとでもいったように。

 

夕方、再度迷路散策。

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全ての迷路を一か所の例外もなく歩くべく、しらみつぶしに歩きます。

妻にそういったバカな趣味はないので、部屋でお休み。

実際さほど苦労しなくても完全制覇できるほどの道の数。

どんな意味があるのか分からない達成感に包まれホテルに帰ると、

そろそろ夕食の時間。

 

レストランは屋外と屋内がありますが、

最初は屋外でシャンパンと前菜。

外周に面しているので、壁の外の景色も見えます。

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レストランを外周からと中の路地から見た写真。

ちょっと分かりにくいかな。狭いけど間違いなく素敵。

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そして屋内へ。

ヨーロッパの貴族になった気分。

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肉料理と赤ワインを堪能した後、酔い覚ましに通りに出ると

昼間とは打って変わって人通りゼロ。

妻が出るのが怖いと本気で言うほどの人気のなさ。

中世の闇に沈んでしまったかのでしょうか。

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部屋に戻ると完璧なベッドメーキングが!

さすが5つ星!妻感激。

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コートダジュール、路線バス・ローカル線の旅、マントン~ニース

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今回の南仏の旅は、移動のほぼ全てがローカル線各駅停車と路線バス。路線バスは停留所の度に「prochain arrêt」「next stop」とアナウンスされます。次の停留所の意ですが、前者のフランス語を大人の女性の渋い声で、後者の英語を若い女性の高く抜けるような声でアナウンスされます。

何だかんだで100回~200回耳にしたので、今も頭の中で聞こえ続け、消去出来ません。

さて今日は、マントンからモナコを通ってニースへ。路線バスの旅。全部乗っても一人1.5ユーロ。都バス以下、安くない?

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朝の通勤時間なのか、バスの中は朝の山手線並みの大混雑。

でもその殆どがモナコで降ります。マントンの人はモナコに仕事に行くのですね。

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それにしてもこの街中の曲がりくねった道、普通に運転しても大変なのに、ここをF1グランプリで高速で走るのですからね、一体どういう感覚なのでしょう?

見ている方も怖くないですか?

路線バスは二日後また来るエズやヴィルフランシュの海に面した駅横を通り、ニース市街へ。

といっても市街の手前のニース港が終点。

ホテルも港の近くです。

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さてニース観光・・・・その前に一つやることが。

実は私のスマホの充電器、スマホとの接続部分の機器を日本に忘れ充電出来ないため、充電器自体を買わなければならないのです。長女にニースの家電量販店の場所を探してもらったので、そこに充電器を買いに行くということが最初の仕事。ニース駅近くです。

ホテルの近くにガリバリディー広場があり、

そこからトラムに乗ります。

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トラムは一番の名所であるマセナ広場を通りニース駅方面に。幸いすぐに家電量販店は見つかり無事充電器を買えました。さあこれで憂いがなくなったので、思い切り観光です。

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マセナ広場に戻り、そこから海岸へ。

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眩いばかりの海岸の歩道ですが、ここは3年前バスを暴走させた男が84人を殺した歩道でもあります。花火客を狙った凶悪な事件でしたが、今はいたって平穏。老若男女・国籍多様の人々が思い思いに散策、もしくはランニングを楽しんでいます。

海岸から花マーケットに向かい、あちこち歩いた後、お腹が空いたのでちょっと早いですが、夕食。

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一番愛想の良かったマスターのいる店に入りました。店先で魚や貝やカニを調理しています。

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ここで小さなハプニング。

妻のすぐ横の席の下に傷ついた鳩がいます。羽根を骨折してるのでしょう、飛べません。追いやろうとしましたが、店の床をあちこち逃げ回ります。給仕にきた青年に「鳩が床にいるからどかせて下さい」と言うと「ノー・プロブレム」だと。羽根を飛び散らかして客達の足元を逃げ回っている鳩がいるのにノー・プロブレムはないでしょう。先ほどのおじさんマスターに再度頼むと「OK」と言って見事に捕まえどこかへ持っていってくれました。

さあ、今度こそ落ち着いて食事。

今日はムール貝三昧と行きましょう。

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白ワインとムール貝(ガーリック焼きとか茹でただけとか)とロブスターと白身の魚・・・・極楽です。

こちらは夜の8時でもまだ明るいので、歩いて帰ります。

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岬を回ってニース港まで歩き、ホテルへ。

明日は再び路線バスで1時間の

サンポール・デュ・ヴァンスへ。

 

 

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南仏のコートダジュール、夫婦旅、ミラノからマントンへ。

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ここはどこでしょう?伊豆ではありませんよ。

南仏ニース近くのエズという村。

空を飛んでいるような断崖絶壁に立つレストラン、

シャトーエザでのランチ。

定年になったらまたフランス旅行しようという願いが3年半たって、ようやくかないました。

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 まずはミラノに入り、一泊して翌朝ミラノ中央駅からジェノバにインターシティーで向かいます。

http://tmkzogw.moe-nifty.com/walking/2010/11/post-7693.html

ジェノバからはリビエラ海岸。海岸を走ったりトンネルを走ったり。(トンネルが多いのが難点)

それにしてもこれだけ海岸の波打ち際を列車で走るなんてこと、関東界隈では殆どありませんよ。

私が知っているのは伊豆急の稲取と片瀬白田駅間だけ。

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そして40分以上遅れてようやくイタリア最後の駅、

ヴァンティミーリア駅に到着。

そして感慨にふける間もなく、隣のホームのフランス国鉄の電車に乗り換え。

国境越えです。

といっても特別感は何もありません。

普通に出発して普通に走るだけ。

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そして最初の駅、マントンに到着。

さあ、ここからフランスです。

早速坂道を降りて海に向かいます。

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しかしホテルに向かう地図と違います。

しししまった!

マントンの駅は二つあり、間違って一つ手前の駅で降りてしまったのです。

仕方ありません。歩きましょう。

幸い良い天気。

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輝く空に輝く海。ここはコートダジュールですからね。

おやおやもう海水浴?!4月ですよ。

海岸を歩くこと30分、マントン旧市街に到着。

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街中は季節外れですが、観光客が一杯。

迷い歩きを楽しみつつ、本日の宿泊地ホテルメディテラネに到着。

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チェックインして部屋に入ると素敵な部屋。

テラスがついているので、そこからの街の眺めも最高!

だいだい色の屋根の間から見える青い海。

南仏ですね。

一休みしたら早速街歩き再開。

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ジャンコクトーが生まれ街であり、結婚式を挙げた建物もあります。

 

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またマントンはレモンの産地として有名。レモンが店頭に山積みしています。

それに街全体がジャスミンの香り。リゾートのウキウキ感に満たされます。

ゴミ箱をあさるのはカラスと決まっていますが、

こちらはカモメ。

 

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7時過ぎだというのに、また昼のような明るさ。

夕食にしましょう。

街中のワサワサした遠くに海の見えるレストラン。

当然海の幸。

カキ、エビ、白身魚と白ワイン。

 

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ホテルに戻って屋上テラスで再びチーズと白ワイン。

コートダジュール最初の夜がふけていきます。

それにしても街の写真を娘達にラインで送ったら、

「ディズニーシーみたい」だと。

ディズニーシーがこっちを真似してるの。全く。

 

 

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