コードダジュール、カーニュ~サン・ポール・ド・ヴァンス、16世紀の迷路
敵から身を守るため、丘の上に建てた石と迷路の村・・・
コードダジュールでは鷲の巣村と呼ばれます。
その中でも多くの芸術家に愛された美しい村が
サン・ポール・ド・ヴァンス。
ニースから今日も路線バスで向かいます。
途中、カーニュという街で途中下車。
グルマルディ城に立ち寄ります。
城の中に入ると、いきなり白骨に出会います。
誰の骨かは不明だそうですが、本物の全身人骨です。
ロバにオリーブオイルを作らせるため血だらけになるまで臼をひかせた「血のひき臼」もそのまま残っています。
やはりヨーロッパは美しさと血なまぐさが同居しています。
そんな過去も忘れるほどの美しい建物。
景色も片や地中海、片や雪を冠した山々、
そして長閑なリゾート地と目を奪われます。
それに城の中は美術館でもあるのですね。
ピカソもありますが、私達を日本人と察知した係員が藤田嗣治の絵を紹介してくれました。
城の周りを軽く散策して、再びバスへ。
カーニュの街から出ている無料送迎バスです。ありえない狭い道を、行きはゆっくりぐるぐる回りながら上ってきましたが、
帰りは街に一直線の逆落とし。ジェットコースターかと思えるほどの急降下。それも壁や家すれすれに。
いくら慣れてるからとはいえ危なくありませんか?
さてカーニュでのひと時を終えると、
再び路線バスでサン・ポール・ド・ヴァンスへ。
バス停を降りると、さすがに観光客で溢れかえっています。
ペタンクと呼ばれる鉄のボール遊び。
他にすることがなさそうな(失礼)高齢の男性が遊びに興じています。
それを写真に撮る観光客。
プレイしている男性達も「俺も観光に貢献してるんだぜ」と言ってるよう。
さて壁の中に入ると、そこは迷路に次ぐ迷路。
敵に襲撃されても敵が戸惑うように作られたのですから当然ですよね。
しばし迷路に迷うことを楽しみましょう。
勿論車は外周以外は通りません。
のんびり、そして石の壁と家が醸し出す心地よい閉塞感を味わいます。
迷路の外側は周遊の小道。
眼下に美しい緑の光景。
1日で3周しました。
そして今日の宿泊地、
5つ星ホテル、サン・ポール・ホテル。
大きくはありませんが、間違いなく超高級。
ウェルカム・シャンパンの後は部屋に案内されます。
思わずワオーという声を上げそうな高級感。
メイン通りに面しているので、窓の下は観光客。
私が窓から顔を出している(写真)のを目にした観光客が、
異物を見るような顔をして過ぎ去ります。
折角の素敵な気分が台無しとでもいったように。
夕方、再度迷路散策。
全ての迷路を一か所の例外もなく歩くべく、しらみつぶしに歩きます。
妻にそういったバカな趣味はないので、部屋でお休み。
実際さほど苦労しなくても完全制覇できるほどの道の数。
どんな意味があるのか分からない達成感に包まれホテルに帰ると、
そろそろ夕食の時間。
レストランは屋外と屋内がありますが、
最初は屋外でシャンパンと前菜。
外周に面しているので、壁の外の景色も見えます。
レストランを外周からと中の路地から見た写真。
ちょっと分かりにくいかな。狭いけど間違いなく素敵。
そして屋内へ。
ヨーロッパの貴族になった気分。
肉料理と赤ワインを堪能した後、酔い覚ましに通りに出ると
昼間とは打って変わって人通りゼロ。
妻が出るのが怖いと本気で言うほどの人気のなさ。
中世の闇に沈んでしまったかのでしょうか。
部屋に戻ると完璧なベッドメーキングが!
さすが5つ星!妻感激。




































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