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悲しきノートルダム大聖堂~プルースト眠るペール・ラシェーズ墓地、新緑のパリ

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旅行中、日本の娘達から聞きました。パリのノートルダム大聖堂が火事で屋根が全部焼け落ちてしまったと。

リヨンからパリ・リヨン駅に到着後、最初に行ったのがノートルダム大聖堂。

そして・・・・ショック。

あるべき屋根がないのです。

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10年以上前に家族で撮った写真。

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大きくして見比べると何が違うのか明快です。

中はステンドグラスの光から僅かな光さす厳かな礼拝堂ではないということですよね。

何とパリの空が見えているアウトドア状態。

あり得ませんね。

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唖然としているのは私だけでなく、こんなに一杯。

それにしても全部石で出来ていると思ってましたが、

意外と木造部分も多かったのですね。

 

今回の南仏旅行、最後はパリ。

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パリ・リヨン駅から徒歩2分のホテルに宿泊。

夕食もパリ・リヨン駅正面のレストラン。

翌朝も、パリ東部へ。

まだ行ってなかったペール・ラシェーズ墓地へ。

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広い広い墓地が新緑と明るい陽射しに包まれて、墓地も心地よく日向ぼっこ。

永眠している人達もすがすがしい思いでしょう。

そんな中お目当てはプルーストの墓。

最も好きな小説を3つ挙げよと言われたら、間違いなくその一つが「失われた時を求めて」。

最初の「Du côté de chez Swan」は死に物狂いで原文で読みました。が、難しすぎ、その次の物語からは全部日本語で読みました。

長い長い小説。でも死ぬまでにまた読みたい小説。

そんな偉大な作家の墓はさぞかし今も皆に慕われているのでしょう。

だから近くに来れば人だかりがしているはず。

ですが見つかりません。

そして見つけました。

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誰も周りにいないひっそりとした墓。

ちょっと寂しすぎませんか?

不当評価にむっとしながら、次のお墓へ。

今度はバルザック。

バルザックもかなり沢山読みましたよ。

仏文科の授業でもありました。

(私は大学時代フランス文学専攻)

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さすがにここは数人の人達が。

バルザックの方が人気があるのでしょうか?

下調べ不足でしたが、

バルザックの向かいのお墓がネルヴァルでした。

気が付きませんでした。

ネルヴァルも好きでしたよ。

ちゃんと見れば良かった。悔やまれます。

 

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そして今度はこの人だかり。

ショパン。

自慢じゃありませんが、というか自慢ですが、

私は子供の頃ピアノを習っており、

最後に弾いたのが子犬のワルツ。

ショパンは勿論大好きです。

世界中の人に愛されているのですね。

プルーストもそのはずなのですが・・・・

モンパルナス墓地でサルトルとボードレールに会う

 

旅行も最後に近づいてくると、なぜかとてもミーハーな気分。

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言うのも恥ずかしいけど、またバトームーシュに乗りました。

シャンゼリゼにも行きました。妻はここでお土産買い。

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私はベンチでぼーっとしてました。

テレビだと大規模デモで戦争状態のような気がしていたけど、全然そんなことありません。

至っていつものシャンゼリゼ。

そしてミーハー気分の〆は、レストラン「アルザス」。

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シェンゼリゼに面した、というか通りの歩道の中に席を設けているレストラン。

家族4人で来たこともあります。

家族4人でパリ旅行

パリで家族4人で食事

観光客定番の店。初めての団体旅行でも来るような店。

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「今更そんな店に行ったなんて、ブログに書かないで」と妻に言われましたが、良いじゃないですか、シャンゼリゼのど真ん中でディナー。

 

ミラノ~コートダジュール~リヨン~パリ、10日間の旅。

定年後に妻と約束していた旅行が実現しました。

明るい地中海が脳裏に焼き付いています。

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この写真はホテルのベッドの上に大きく掲げられている

電飾の絵。

パリ・リヨン駅ホームからリヨンやコートダジュール方面に向かう人達を描いたのでしょう。

夢の中のような絵。

皆これから旅するコートダジュールに向かって夢を膨らませているのでしょう。

私は、もう一回行けるのでしょうか?

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美食の街はやはり美味かった、リヨン~母娘スリとの遭遇

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いよいよコートダジュールの旅も終わり、次はリヨン。

カシからローカル線各駅停車で二つ目、マルセイユ。

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新婚旅行の時、パリから何の計画もなくマルセイユに。

そして駅の観光案内でホテル予約し港の見える小さなホテルに宿泊。

ブイヤベースは今一つだったけど、

ムール貝が滅茶苦茶美味かった。

今回はマルセイユは駅だけで、街中散策はなし。

TGV発車まで40分しかありませんから。

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レンヌ行きTGVで1時間半でリヨン。

幸いホテルは駅に隣接。徒歩1分。

荷物預けて早速散策開始。

旧市街方面に行きましょう。

地下鉄はつまらないからトラムで。

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ペラーシュから中洲(のようなもの)の散策開始。

川大好きの私にはたまりません。

まずはローヌ川。

ウン?何やらデモ。最近フランスは土曜日は毎週全国でデモのようですよ。

怖いのでそちらは避け、ベルクール広場へ。

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そして今度はソーヌ川のボナパルト橋へ。

橋からの眺めは素敵。パリと似てるけど違う。

 

うっとり景色を見とれていたら、

事件は起きました。

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小さな女の子が私にぶつかって来ました。

こんなだだっ広い橋の上で何?

と思った瞬間、後ろから妻の叫び声「〇〇(私の名前)」

何が起きたか全く分かりませんでした。

しかし気付いてみたら、財布の入った胸ポケットのファスナーが開いており、また肩掛けバッグのファスナーも全て開いていました。

「財布見て」「バッグの中身は、スマホは?」

という妻の絶叫。

 

幸い、どちらもファスナーをしっかりしていたため、

財布もバッグの中身も無事。

スマホは紐でバッグに結びつけてあるから大丈夫。

 

でもファスナーを閉めてなければ盗まれていたでしょう。

それに妻が相手の手首をつかんだとのこと。お手柄です。

「Map」「Map」と地図を振りかざして走り去りました??

女の子二人だと思ったのですが、

妻によれば一人は大人の女性、おそらく母と娘だとのこと。

しばし茫然としていましたが、

改めて所持品を確認すると皆無事。

人相の悪い男性が近寄って来たらこちらも用心しましたが、

身長も私より低い、小さな女性二人。

私は良いカモだと思われたのが、ちょっと悔しい。

妻に一生言われ続ける借りも出来たし。

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気を取り直してサンジャン大教会界隈の散策開始。

ケーブルカーで有名な丘の上に行きましょう。

それにしてもすごい人。一体どれくらい待つのか。

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余程歩いて登ろうかなとも思ったくらいです。

思っただけです。根性がないので。

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ノートルダム大聖堂。

丘の上は、これまた観光客で溢れかえっています。

市街が見渡せる場所を何とか順番待ちで確保して

しばし眺望を楽しみます。

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そこからは再び丘を下り、散策開始。

フランス国鉄サンポール駅に出て、旧市街とソーヌ川と中洲をブラブラ。

飽きませんね。

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お腹も空いてきたので夕食会場を探しましょう。

旧市街はレストランが一杯あるのですが、何か落ち着かないのでトラムで駅に戻ります。

しかし駅前にはレストランらしき店はありません。

私独自の嗅覚に従ってダラダラと歩き続けます。

そして出会ったのがLe Splendidというレストラン。

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直観でこれは行けると思いましたが、妻がスマホで調べると大変評判の良い店とのこと。

まだ夕食時間は始まってないので、店の前でビールを飲んで休みましょう。

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そしてまだ昼のように明るいけど18:30なのでオープン。

海沿いで海の幸が続いたので、今日は肉系でしょう。

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さすがにフォアグラのテリーヌは極上。

ステーキも美味い!

(和牛の方が美味いと思いますがソースが美味い)

そして赤ワインは勿論、

Côtes du Rhône(コート・デュ・ローヌ)

この時ワインをサーブしてくれた女性の言葉が

とても感動的。歌うように美しい。

ただの「S'il vous plait(どうぞ)」なのですが、

今まで聞いたこの言葉の中で一番心のこもった歌うような声。

美食の街は「S'il vous plait」まで美しい。

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この日はこれでホテル帰って爆睡。

万歩計を見ると2万歩歩いてますよ。

 

翌朝、再び散策。

まずはローヌ川沿いの朝市。

美味しそうですね。

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そして旧市街へ。

日曜日とあって人人人・・・・

それにしても午前中から皆、お茶やランチを心から楽しんでいる様子。

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見てるだけで私達もお腹が空いてきたので、

ランチを行きましょう。

直観でここ。

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Bouchon Colette。

私はホルモン系苦手なのですが、たまらずホルモン入りリゾットを注文。

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やはり美味い。

一気に食べてしまいました。

本当にリヨンは美味い。

 

最後の妻のお土産ショッピング。

私の嫌いな時間ですが、仕方ありません。

少しだけ付き合います。

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人生でもう一度来ることがあるのでしょうか?

最後にもう一度ソーヌ川から街並みを目に焼き付けます。

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ホテルだけど貸アパルトマン、シャンブルドット・ミラボー、カシの景色は俺のもの

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コートダジュールの旅は続きます。

ローカル線各駅停車、路線バス、トラムだけで続けていた移動の一回の例外、ニースからトゥーロンまではインターシティー。ニースで30分近く前に乗り込んでいて正解。超混雑。床で若い女性観光客が寝るほどの。

トゥーロンからは再びローカル線各駅停車。

カシ(CASSIS)

「カシを知らない者は何も知らないのと同じ」

プロヴァンスを代表する詩人ミストラルの言葉。

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駅を降り立つと何もない辺鄙な駅。

これのどこが観光地?

でも安心、港と行き来している路線バスがあります。

畑(ブドウ畑?)を過ぎるとさすがリゾート地。

瀟洒な別荘が続きます。

 

20分位で到着。

観光客でごった返す通りを歩くと、すぐそこは港。

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早速本日の宿泊施設のカシ・ホテルを探しましょう。

地図によると港に面した特等地のはず。

でもありません。

地図の場所のレストランのマスターに訊ねると

何と、ここがホテルなんだとか?!

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ドアが一つあるだけ。

誰もいません。

マスターに更に訊ねると、ホテルの管理人を呼んでくれるとのこと。

ホテルと銘打っているけど、貸部屋なんですね。

シャンブルドットと言うそうです。

事前に何時に行くと管理人に伝えておかないとならなかったようです。すぐに管理人の陽気な女性が到着し、入室することが出来ました。

 

そして部屋に入ると絶句。

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テラスがあり、そこから港街が一望出来るのです。

これは最高の贅沢!

しばし疲れも忘れてたたずみます。

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時々屋根の方に見える私の姿を不思議に思ったのか、

観光客が私の方を指さします。

こんな感じ。

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私がいるの分かりますか?

 

ベッドに横になっていても海が見えます。

幸せ満喫。

 

お腹が空いたのでランチにしましょう。

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何と、全く場違いな「赤いきつねと緑のたぬき」

マルちゃんのカップ麺。

ヨーロッパ旅行、6日目ともなると私の醤油中毒が始まります。無性に醤油味のものを食べたくなるのです。

皆さんは違いますか?

ということで必ずカップ麺を持参します。日本で食べる時の3倍は美味い。

 

入り江巡りのクルーズを予定していたのですが、

今日は強風で中止。

残念ですが諦めて散策をしましょう。

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小さな港町なので、すぐ一周出来ます。

体力と根性があれば断崖絶壁ハイキングコースにチャレンジするのですが、無理です。

 

ブラブラした後はちょっと早いですけど夕食に。

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部屋の近くの港に面したレストラン「ラ・ポワソヌリー」

マスターが日本語で「こんにちわ」と話しかけてきます。

「J'adore le Japon(私は日本が大大大好き)」

4回も日本に行ったとのこと。

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そして今日もまたムール貝。

一体この数日間で何個のムール貝を食べたことでしょう。

白ワイン、魚スープ(これが結構お腹一杯になる)、白身魚と飽きもせず満喫。

夜が更けてくると店の前にサックス奏者が。

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上手い。

妻がチップを渡しました。

港の夜景とディナーとサックスの音・・・・

夢見心地。

 

そして部屋に帰ってテラスに。

先ほどスーパーでビールとつまみを沢山買い込んだので、

酔いの夜景を楽しみます。

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自宅のテラスのようなプライベート感。

 

港に人がほぼいなくなるまで。

満月と一緒に、いつまでもいつまでも・・・

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☛たまにはこんな滞在も良いのでは?

https://www.gites.fr/gites_mirabeau_cassis_h1379034.htm

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