オリンピック選手も高校野球選手も高い志をもって体力の限界に挑戦しています。こんな時、自宅でクーラー効いた部屋でゴロゴロしてて良いものでしょうか?私も挑戦しましょう、地獄の真夏炎天下、超ロング&サバイバル・ハイキング。ターゲットは葉山です。
東逗子駅から二子山ハイキングコースで二子山頂上へ。そしてそこから森戸川源流に始まり、ひたすら森戸川沿いを歩き、河口、すなわち葉山森戸海水浴場へ。〆は潮騒公園横の四季倶楽部プレーゴ葉山日帰り風呂。
一体何時間かかることやら。二子山ハイキングコースはかなりワイルドなコースとのこと。当然妻も付き合ってくれません。
東逗子駅を降りてすぐ沼間小学校へ。二子山ハイキングコースの案内があります。
普通の住宅の横から、さあ、行くぞ、地獄の行軍。
鎌倉のハイキングコースのようにいきなり階段の連続で、急な上り坂といったことはありません。ゆるやかな上り坂と平らな里山の山道。
快適です、と言いたいところですが、早速大汗。今日は暑さだけでなく、湿度も高い。
それなのに、根性一杯の人がいます。私より年上のオジサンが時計をみながら走って私を追い抜いて行きました。二子山まで時間を計ってランニングしてるのですね。
またマウンテンバイクのご一行にも出会いました。
こんな坂自転車で!!と仰天もの。女性もいましたよ。
外人もいました。atsuidesune??と話しかけられました。
何語?と思ったら日本語。
そんな中、小鳥のさえずり声が森の中に響き渡ります。
そういうえば二子山って、バードウォッチングで有名な山なのですよね。
こんな案内もありました。
途中、大きなカメラと望遠レンズをかかえたオジサンに何回かすれ違いました。
途中草ぼーぼーで道が見えなくなることも。
かと思ったら、突然道が開け、車でも通れる道に。
不思議に思って更に上るとKDDIの電波設備が。
そしてその横の階段をほんの何段か上ると、ようやく到着、二子山見晴台です。
無粋な電波設備がどーんと後ろに見えますが、それ以外はほぼ四方三浦半島の眺望が楽しめます。
写真右上の八景島の白い屋根、分かります?
へとへとになったので、見晴台の階段でしばし休憩。
グロッキー気味です。熱中症かも。
さて、いつまで休む訳にはいきません。出発です。途中まで先ほどと同じ道を辿り、途中から森戸川方面に折れます。
この辺りから道が段々怪しくなりだします。


大木が道を塞いでいることも。そして下りが急でロープに掴まらなければ降りられない所もあり、なかなかのサバイバルコースです。
妻を連れてきたらどれだけ罵倒されたことでしょう。
シダの葉が道を覆います。シダと言えばジュラ紀を思い出します。そしてジュラ紀と言えば恐竜。
シダの葉から突然ベラキラプトルが顔を出しそう。
足もすべり、なかなかのサバイバルコース。
そして極め付きは、
何と!
道と川が一体に!
えっ!川を歩けということ?
どうやらそういうことのようです。
周りに道はありません。
ここの所ピーカンで、一滴の雨も降っていなかったからチョロチョロとした水の流れですが、雨の日の後だったら、どうなるのでしょう?
この辺りが森戸川の源流なのですね。
しばらく、交尾し続ける二匹の蛇のように、道を川が絡み合い、また一体になりながら、下流に向かいます。

段々森戸川も川らしくなってきました。
堰もありますよ。成長したものです。
突然ごーっという音が頭の上に。
そうです、南郷から国際村に向かう道路が真上に。
車に乗ってる方は、真下にこんなサバイバルコースがあるなんて、信じられないでしょうね。
そろそろ子供の声があちこちから聞こえてきました。
人里が近いということでしょうか。
夏休みに入って子供と遊ぶお父さんの姿が見受けられます。
楽しそうですねえ。
ふと前方に鉄の檻が?通り過ぎて振り返ってみると
何と、立ち入り禁止の柵でした。
ってことは、今まで歩いていた道は危険で立ち入り禁止区域だって訳ですね。
誰もそんなこと気にしてる様子はありませんでしたね。
気にしなくて良いということです(?)
さて、ここからは一気に視界が開け、人里です。
太陽が無慈悲にも迫ってきます。
死にそう。
体が脱水症状なのが分かります。
そんな時、目の前に「氷」の印が!これぞ天の助けというものでしょう。
カキ氷カキ氷、
一目散に店内に入りましょう。
ここは[HEARTS HAYAMA]というお店。なかなか洒落ていますよ。
店内はマスターご夫婦(多分)の手作りの工芸品が所狭しと並べられています。ただの喫茶店でもスイーツ店でもありませんよ。タレントの戸田恵梨香さんも撮影時に立ち寄ったと書いてあります。ひょっとすると有名な店なのかも。
でも今はカキ氷しか頭にありません。抹茶を選んで待つこと数分。海水浴場の目の粗いカキ氷じゃなく、目の細かい雪のようなカキ氷。
生き返ります。
いつまでもここにいたい気持ちを断ち切り、再び炎天下に身を曝しにいきます。
相変わらず森戸川と蛇の交尾を続けながら、ひたすら河口を目指して歩きます。
夏の花の涼しさが時々気持ちを爽快にしてくれます。
何という花でしょう?
逗葉新道に出ると、葉山温泉という看板。
といってもお風呂に入れる訳ではありません。
どうやら温泉をお湯としてもらえる所のようです。それに足湯なら浸かれるようです。
冬だったらどんなに嬉しいことでしょう。
でも今は、どちらかというと体を冷たく冷やしたい気分で、足だけとは言え、暖めるのはご勘弁。
ちなみにこの近くに秘湯・葉山星山温泉があります。秘湯好きには絶対のお奨め。秘湯・葉山星山温泉

結構、様になってきた森戸川。
白鷺がいたかと思えば、
鴨もいます、鯉もいます。
立派な川です。
長柄の交差点からは堀の内の住宅街を歩きます。
葉山の雰囲気の出たお洒落な家々の間をテクテクテクテク・・・・・
森戸川も立派な川の風格を蓄えて、ゆったり海に向かいます。
先ほどまでの野鳥のさえずりとは違う、ピーヒョロロ、ピーヒョロロという海鳥の声、もう海は近いのですね。
森戸の町に来ました。
魚寅の看板。
学生時代、ヨット部の合宿所がこの森戸にありました。
そして成績が良いとOBの人から魚寅のお寿司のゴチ(ご馳走)がありました。
春の関東インカレのシーズンになると、この町は学生ヨット部員で溢れかえっているのですよ。
森戸川沿いにあくまで歩きます。
川と住宅の間の狭い道を歩きます。
人家のすぐ横ですが、海の香りがバンバンします。
海の騒音が既に辺りを浸しています。
そして、到着!
森戸海岸海水浴場。
眩しすぎる白い浜と海の輝き。まさに太陽の季節。遠くにはモータークルーザーが悠然と通って行きます。
海水パンツになって泳ぎたい気分。でも一人じゃつまらないか。


先ほどカキ氷を食べたので、今度はラーメンを食べましょう。
近くの海の家に入り、600円のラーメンを注文。
暑苦しい格好をしたオヤジが
汗かきながらラーメンをカキ食らう・・・・・・・
完全に周囲から浮いていますね。

さて、本日は海水浴場がゴールではありません。
ここから一色海岸まで更に歩かなければなりません。まだまだですよ。
「もう歩きたくないよう」という足を叱咤激励して、再び出発。既に4時間以上経過しています。
海辺ではメイメイお楽しみ。バーべキューの匂いがあちこちからしてきます。
これが本当の森戸川の河口、あのチョロチョロした源流の最後の姿です。
随分立派に成長したものです。
堂々と大海原に向かって溶け込んで行きます。
結構大きな川でも海を前にすると、急に萎んでしまう川が多い中、これは立派。
既に頭は朦朧としています。
そう言えば、今から30年以上前、私はこの道のこの辺りを仲間達を大声を出しながら歩いていました。ヨット部に入部して初めて葉山に行った日、その日は関東インカレの最終日、決勝の日でした。何と私の大学が関東総合優勝したのです。皆夢見心地でした。森戸の浜からこの先の宿舎まで酒に酔って歩いていました。入部したてでまだ良く訳が分からなかった私ですが、先輩方が天にも昇る程嬉しがっていたのを覚えています。
足を引きずりながら歩き続けます。本当にハイキングというよりは行軍といった感じでしょう。私は熱中症にはかかったことがありませんが、さすがに頭がぼーっとしてきました。
道の横で缶ジュースを買って飲んでいると、もう目の前が一色海水浴場。
こちらでも太陽が一杯の喧騒がはちきれています。
そしてようやくゴールの四季倶楽部プレーゴ葉山。
葉山では珍しく日帰り入浴があり、15時~18時は、誰でも入浴出来ます。
入場料は1050円。
中のロビーに入ると、キューっと冷房が効いていて、身も心も蘇るよう。
そして浴場へ。

綺麗ですが、小さな浴場。名前の通りの大浴場とは大分印象が違います。
大人3人入れば、
一杯一杯でしょう。
でも今は私一人。
とてもゆったり快適。
銭湯もスーパー銭湯も全くない葉山で、ここは一つの穴場でしょう。
5時間にも及ぶスーパーロング歩き(新記録かも)を反芻しながら、
ああ極楽極楽・・・・
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