今はなき日吉台学生ハイツ、慶応の下を突き抜ける新幹線、日吉~元住吉現役銭湯「今井湯」

Photo今から45年前、札幌の高校生だった私が人生で初めて一人暮らしをした場所、
それが日吉台学生ハイツ。
東京の大学を受けるため高校二年生の夏休みに予備校の夏期講習に参加しにここに3週間宿泊。
思春期のモヤモヤした気持ちのまま、夏の東京一人暮らし。
夏で開放的な恰好をした女性達が眩しかった。
あまり勉強に集中出来たとは言えません。

Dsc129201640何の脈絡もなく日吉界隈をセンチメンタルジャーニーしたくなりました。
日吉もですが、東横線も近年殆ど乗らず浦島太郎状態。
特急は止まらず、しかも行先が森林公園・石神井公園と、ここは池袋か?
駅ビルも全くかつての面影なし。
西口駅前の日吉中央通りの花屋に僅かな記憶あり。

Dsc129201642早速日吉台学生ハイツ方向に向かいましょう。
おそらく慶応の高校生運動部女性部員の大群に囲まれながら、というか邪魔者扱いされながら坂を下ります。
そして見たのが
変わり果てた姿。
そこに日吉台学生ハイツはありませんでした。
その代わりに建っていたのが伊藤忠寮。
高級マンション風でとても学生が住む建物ではありません。

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Dsc129201648隣の消防署の人に聞くと、何年か前に取り壊し、伊藤忠の寮に代わったのだとか。残念。
もう一度来とけば良かった。

諦めてかつての散歩道を歩きましょう。
うろ覚えながら何となく分かります。
要するに慶応の周りをぐるっと歩けば良いのです。
それにしても立派な運動場。隣は野球場。野球部員の掛け声とカーンという金属バットの音が聞こえます。慶応高校って確か甲子園にも行ってるんですよね。凄い。遠くから応援部?チア部?の女性の叫び声。これは昔と変わりありませんね。まさに青春ドラマの世界。日吉台学生ハイツの窓から運動場横で男女カップルが仲良くしてるのを見て、羨ましかったなあ。

Dsc129201647うん?
これは何でしょう?
地図によると弥生式住居跡?

なわけないか。
弥生時代にコンクリートはありませんでしたからね。


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Dsc129201654かつて歩いたに違いない住宅街の中の道を歩きます。
随分きれになって。
うーん、あまり記憶がありません。

ですが、どうしても今日行きたい場所を目指します。
こちらは最近良く通る場所。
そう新幹線のトンネル出口。
昔も勉強の合間にこの出口で新幹線を眺めてました。
今は仕事で大阪出張の関係上、月一回は必ず通る東海道新幹線のトンネル。

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Dsc129201656着きました。
何も変わっていませんね。
変わったのは新幹線。
当時の団子鼻ゼロ系新幹線から今のカモノハシ型に。ちょっと眺めている間にも絶え間なく行き来します。既にびっしょり汗かいたため、しばし休憩。

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Dsc129201669そして裏側に降ります。
ここは普通の住宅街と農家が隣り合わせの街。
結構自宅近くもこんな感じ。
お洒落なマンションの横に立派な農家があり、野菜を直売りしています。
トマトとナスとキュウリの畑が続きます。

しばし歩くと熊野神社が。

Dsc129201670Dsc129201671太平洋戦争の戦没者慰霊日もあります。
涼みがてらお参りを。
「家族皆健康でありますように。私の仕事も上手くいきますように」

そこをちょっと登ると住宅街ですが、慶応高校?大学?の運動部の掛け声は近くで聞こえます。
そして今度は逆側の新幹線のトンネル出口に。
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Dsc129201676いつも通っているのですが、
全く記憶ありませんね。

理工学部を遠く正面に見えた場所から、
今度は慶応キャンパス内に入ります。


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Dsc129201680キャンパス内は日曜日なので学生もちらほら。

そういえば慶応日吉のキャンパスに入るのは初めてですね。
かつては恐れ多くて入れませんでしたからね。
(私は慶応の出身ではありませんが、三田校舎には何度か用事があり入ったことがあります。)
何とも初々しい感じが気持ちを若返らせてくれます。
ぐるっと一時間強の夏の散策。


Dsc129201684Dsc129201691そして散策の後は勿論風呂。
当ブログの基本コンセプトです。
日吉には銭湯は見つかりませんでしたが、隣の元住吉には今井湯という昔ながらの銭湯があるようなので行ってみましょう。間違って通り過ぎ武蔵小杉商店街にまで歩いてしまいましたが、戻ると、しっかりありました!
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Dsc129201695今井湯。
銭湯は普通15時開始とかですが、ここはもっと早くからやっているのが嬉しい。
思ったよりもきれい。
浴槽も種類がありシャワーも完備(伝統的銭湯では完備してないのが普通)。湯の温度も熱すぎず普通。サウナもあり。スーパー銭湯に触発されて現代風に変えてみたのでしょうか。絶滅危惧種に指定されている?伝統的銭湯ですが、ここはまだまだ愛され続けられそうです。
若い人や子供も多く、頼もしいかぎり。
良い湯、良き哉。

綱島温泉東京園、お年寄りの社交場、鶴見川秋歩き

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娘達は走って疲れ、私達は見て疲れ・・・・でも楽しいイベント、横浜マラソン。


大群のように押し寄せてくるランナーランナーランナー・・・・我が娘はまだかまだか、とデジカメ片手に待ち続けます。走っている娘達は勿論疲れますが、応援し写真を撮る妻と私も疲れます。目が。既に動体視力不全に陥っています。
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1426409730943そう、今日は横浜マラソン。
娘達二人が揃って出場。
それも二人ともフルマラソン。
まだ私が寝ている早朝に家を出てゴール場所に向かいました。
8時半スタートですが、妻と私が起きたのはその後。
神奈川テレビ中継で既に皆走っているのを見て、
私達も家を出ます。

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P29081250292最初は折り返し地点が近いJR新杉田駅近く。
行きと帰りが両方見られます。
案の定道は人だかり。箱根駅伝並みです。
向こうからランナーが押し寄せて来ます。予想どおり仮装大会と間違えているとしか思えないランナーもいます。寒い中突っ立っている沿道の皆さんを楽しませたい、という見事なエンターテイメント精神です。
ゼッケンがスタート順にAのランナーからBの、そしてCのランナーへと続きます。

P29081250297長女がFで次女がGなのでまだまだでしょう。

と思っていると、突然妻の声
「〇〇(次女の名前)だ!!」

目の前を次女が通り過ぎて行きました。
あっという間の出来事。
写真は撮れませんでした。
後姿だけかろうじて。
練習不足の長女は当分まだでしょう、ということで道路の反対側で移動。

既に山のような人だかり。遠くから4つの目玉で動体視力を駆使して二人を探します。
P2908125030030分の睨んでいて、目がかすんできたと思っていると、
今度は私が次女を発見。

ピンク色のジャージが駆け抜けて行きます。
撮れるには撮れましたが、なかなか上手く撮れないなあ。

P29081250307しばし眺めていると、今度はようやく長女が!
私達二人を認識したようで、手を振っています。
殆ど立ち止まって手を振ってくれたので、後ろから来た人の通行妨害になっているようです。

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そしてここから首都高速に上って行きます。
私達は電車でゴール地点のみなとみらいに向かいます。
余裕こいた長女がスマホで写真を送ってきます。
しかし余裕もここまでで、この後の首都高速が眺めは悪くアップダウンもきつくかなり大変だったようでした。

P29081250312ゴール地点のパシフィコ横浜ホテル脇の2階広場で二人を待ちます。
しかし待てども待てども、娘達は来ません。
妻と「次女に何かがあったのではないか」と不安になります。
太陽がビルの陰になり、急速に気温が下がってきて、寒い寒い。
このままじゃ風邪ひいてしまうというので、妻と二人押しくらまんじゅうをして体を温めます。

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1時間以上待ったでしょうか。
ようやく次女がやってきました。
先ほどよりかなり険しい顔をしています。
程なくスマホで「ゴールした!」というメール。
ヘトヘトで動けないそうです。
行ってやりたいのですが、長女がいつ来るか分からないので、カメラマンを続けます。

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長女は予想どおり、なかなか来ません。
その間に仮装行列?
しかしよくやりますねえ。それも完走ですよ。
クマモンを背負うって大変なのに、40km以上も背負って走ったのですよ!
感服します。

P29081250333さて、長女は「練習してないし、体重も増えたので、多分時間内ゴールは無理。バスにピックアップされて屈辱のゴールとなるかも」と言っていたので、あるいは時間切れか、と思っていた矢先に、突然目の前に出現。
かなりゆっくりしたペース。
辛そうです。
次女とは1時間以上の差。

でも二人とも良く頑張った!フルマラソン完走なんて、なかなか出来るものじゃありませんよ。

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P29081250350ゴール地点はお祭り騒ぎ。

皆が万歳をしながら歓喜に溢れてゴールしていきます。

ゴールのすぐ先が海なので、
勢い余って海に飛び込んでしまうランナーもいるのでは?
と思っていましたが、さすがにそんなおバカはいませんでした。

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P29081250371メダルをもらったり、
家族で花見のように地べたに輪になったりして、
完走ランナーを讃えあっています。

なかなか感動的な情景。
お疲れ様。

P29081250378最後にインターコンチネンタルホテルロビーで記念写真。
本当にお疲れ様でした。

娘達は疲労困憊でしたが、私達夫婦もなぜだか疲労困憊。
特に目は疲れました。
押し寄せてくるランナーの大群が夢に出そう。

P29081250326それにしても私達夫婦二人ではこんな楽しみ方は思いつきもしなかったでしょう。
娘達から想像を超えた楽しい思い出をプレゼントされた気分。

ありがたや。

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横浜いたち川紅葉歩き~稲荷森の水辺~更級日記少女の夢


源氏物語の世界に浸りたい、あわよくば源氏物語のような素敵な恋をしたい・・・・そんな夢見る少女が両親と共に京都への旅をしていました。父親の赴任先の千葉から京都本社(宮中)に帰任する旅です。

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P29041000658上京の途中、神奈川の川沿いの小さな宿場町に宿泊しました。

その川は、きつねの嫁入りが度々目撃されていることで知られていました。
ひなびた何の変哲もない宿場でしたが、紅葉が見事でした。
「京の紅葉は、きっともっともっときれいなんだろうな」とまだ見ぬ京の都を想像し、
夢を膨らませていました。

P29041000682今から1200年前の平安時代のことです。
菅原孝標(たかすえ)という中流貴族の実在の娘の話です。

娘の名前は分かりません。
しかし娘の残した自伝日記は今でも知られています。

更級日記です。

P29041000653確か彼女は京生まれなのですが、地方赴任の多かった父親に連れられ地方生活が多かったと思います。少女時代は千葉でした。

当時一世を風靡していた源氏物語を読んでみたくて仕方ありませんでした。
当時は、印刷なんてなかったので、原本を手書きで写すだけ。読みたくても読める人は極少数の人に限られていました。地方の少女には到底手の届かない小説だったのです。

そんな夢見る少女が上京の時、宿泊したのが現在の横浜市栄区いたち川沿いの宿場。名前は分かりませんが、今の新橋という小さな橋のほとりにあったとされます。

P29041000652彼女は上京し、源氏物語を読むことが出来ましたが、実際の人生は夢見た源氏物語の世界とは全く異なる極々平凡なものでした。
確か、大分年上の中流貴族、それもバツイチ子持ちのオジサンと結婚し、日常生活に追われる普通の人生を送ったはずです。
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夢と現実は違う、人生とは諦めること・・・・・
そんな女の一生でしたが、彼女がたった一つ、全く想像が出来なかったことがあります。自分の書いた日記が1000年以上も読まれ続けたことです。
まさか自分が古典作家になるなんて、想像出来なかったことでしょうね。

P29041000629そんな彼女の感性を刺激したかどうかは分かりませんが、横浜のはずれの小さな川と住宅地は、平凡そのものですが、赤と黄色の木々に溢れていて、人生の芳醇を感じさせます。鎌倉街道等の道路を車で走っている時は全く感じませんが、一本山側に入ったいたち川沿いの散策路は、都会とも田舎ともつかない、でもなぜか和洋折衷の洗練された雰囲気を漂わせています。

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P29041000638自宅からそのまま歩いて行ける、身近な散策路。私の最近のお気に入りです。
いたち川の終点である柏尾川でも、そのまた柏尾川が合流して江の島に向かう境川でもそうですが、川の中には至る所にまるまる太った鯉、それに鴨やサギもいます。都会でありながら、見事に人間と共生しています。
1200年前と何も変わらないのではないでしょうか。近くには大きな工場や研究所が幾つもありますが、これは結構凄いことなのかもしれません。

P29041000641更級日記の少女の気持ちを想像しながらの散策。
横浜市内とは到底思えない山の中のような場所もあり、
なかなか変化に富んだ川歩き。
珍しく同行した妻がそろそろ疲れて、文句が出始めたので、
上郷辺りで止めましょう。

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P29041000713自宅からそのまま歩いて2時間の紅葉ハイキング、
風呂は自宅で済ませます。

それにしても、日本の秋は本当に情緒豊かですね。
紅葉も、黄色ばかりのヨーロッパと違って、赤色が見事で、
いくら見ていても飽きません。

パリ、ブーローニュの森、紅葉歩き
パリ、サンマルタン運河、紅葉歩き
パリ、セーヌ川ジャット島、紅葉歩き
真っ赤な紅葉、旧鎌倉、浄妙寺・報国寺・大町・東勝寺腹切りやぐら歩き

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夕暮れの横浜大桟橋~ガス灯に浮かぶ馬車道夜景


クリスマスも近付き、ちょっとロマンチックな気分に。そんな時は安直ですが、横浜散策が良いのです。それも夜。
まずは大桟橋。
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P28891100420三脚もったアマチュアカメラマン、はしゃぐ女子中学生、そして良い雰囲気を醸し出してるカップル達が、沈みゆく太陽と、それと交代で元気に輝きだしたビルの窓とイリュミネーションを眺めています。
それにしても、皆富士山が見える、とはしゃいでいます。好きなんですね、日本人は富士山が。
私もですが。
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P28891100444そろそろ歩き出しましょう。

夜の横浜の街に。

異国情緒という言葉が当てはまります。

ここはパリでしょうか。

P28891100514程なく馬車道に。
明治時代から外国人が多く住み、文明開化の象徴的街でもあった通り。
日本で最初の並木道だとも言われています。
そして、もう一つ日本最初が、
ガス灯。
PhotoP28891100515_2
P28891100449明治時代は、まだ電気があまり普及していなかたので、夜道はこの横浜と言えど暗かったのでしょうね。日が暮れると真っ暗だったかもしれませんよ。
そんな暗闇にともされたガス灯。
さぞかし人々の心と生活を明るくしたのでしょうね。
文明というもののありがたさをしみじみ実感したのでしょう。

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ガス灯に照らされる黄色いイチョウ。
まだまだ紅葉の季節なのです。
こちらも愛でなければ。

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P28891100503いろいろな形のガス灯(勿論実態は電灯でしょうけど)が並ぶ馬車道ですが、ちょっと寂しそうにしている気もします。
なぜなら、ガス灯の光がなくても街は十分明るいですからね。
窓という窓から光が漏れ出し、
道に面しているのは光り輝く店、
そして電飾看板のオンパレード。

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P28891100517電気の輝き達?に言わせると
「ガス灯なんか、ただのお飾りだ。ガス灯の光なんかあったってなくたって街の明るさは同じだよ」ということでしょうか。
道行く人々も、ガス灯になんか気に留めてないよう。
明治時代は、あんなに感謝されたのになあ、
というガス灯のつぶやきが聞こえるようです。

それにしても、クリスマスだからでしょうか、
現代電飾、イリュミネーションといった方が良いでしょうか、
それはそれで楽しい。

街中では影の薄いガス灯ですが、自然の中では違いますよ。
そうです、キャンプ場にともすランタン。

Dscf110022_thumb文字通り太陽が沈むと真っ暗になります。
そんな中で輝くランタンは、光というもののとてつもない有難味を実感させます。
写真はコールマンのランタン。
ガスカートリッジタイプとホワイトガソリンタイプがありますが、ガソリンタイプも、圧縮してアルコールをガス状にして点火するため、言わばガス灯です。
点火した瞬間、シューという音がし、闇の世界が光の世界に突然変わります。
その瞬間の嬉しさは何ものにも代えられません。

まだまだ現役として仕事したい、と思っているガス灯に敬意を表して散策を続けます。
そして最後は勿論、温泉で一汗。
スカイスパ。

P1810028thumb何度か紹介していますね。
ビルの上層階にある温泉。
横浜駅のすぐ近く。

先ほど歩いた所を上空から眺めます。
まるでサンタさんの気分。

メリークリスマス。

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通勤電車の車窓から見える気になる場所、今井川渓谷~旧東海道権田坂


P28831080781_2
毎日通勤電車に乗っていて、
ちょっと気になる場所ってありませんか?

東海道線に乗っていて保土ヶ谷と東戸塚の間、
ちょうど横横道路の下あたり・・・・
それが私の気になる場所。

天気は今ひとつですが、
行ってみましょう。

P28831080734スタートは旧東海道権田坂、
境木中学校。
随分活躍してるのですね。
壁一面に一杯戦果の旗が掲示されています。

さて、この境木は、武蔵の国と相模の国の境だった場所。
市営バス終点のロータリーがあります。
そこから旧東海道を歩きます。

P28831080738P28831080741
P28831080748旧東海道って言っても、今は普通の住宅街の道。
尾根の道なので、両側に横浜の街並みを眼下に出来ます。
昔は街並みなんてありませんでしたから、追剥でも出そうな山々を見ながら通ったのでしょう。
横浜なんて、江戸時代は貧しい漁村だったのですから。
でも富士山はどーんと見えたらしいですよ。
(今でも見えるはずですよね。生憎の天気ですね)


P28831080740昭和初期の時代の、
子供達が坂を歩いている可愛らしい写真もあります。

まだまだ山道だったのですね。

既に大都会になっていた横浜ですが、この辺りはまだ家等なく、
江戸時代の面影を残していたんですね。

P28831080744P28831080750
光陵高校に出ます。
ここからが今日の本題の地点に向かう冒険のスタート・・・・・・
のはずでしたが、なぜか「鉄道のり面の耐震補強工事を行っています」の立て板が。
そして手でバッテンをした工事の人が、通行不可と言っています。
残念!

P28831080743でも仕方ありません。
もう一つのスタート地点に向かいましょう。
光陵高校と保土ヶ谷養護学校の間を抜け、坂を下り東海道線の線路脇に向かいます。
地図によると、線路脇に道があり、そこから横横道路の下をくぐり、再び旧東海道保土ヶ谷宿に向かう道があるはず。
さあ、着いた・・・・・・と思ったのもつかの間、
ここにも工事で関係者以外立ち入り禁止の立札が!
(下の写真の中央付近を拡大すると分かります)
P28831080747
途方に暮れてしまいました。
道は途切れ踏切もなし。
ニッチもサッチも行きません。

東海道線が無常にも通り過ぎていきます。

ここで待っていても仕方ありませんので、元の権田坂に戻ります。
きつい上り坂ですよ。
挫折の後の戻り道ですから、気持ち的にも辛い。

P28831080755改めてこの旧東海道権田坂の上り道を歩いてみます。
横横道路のかかる橋から光陵高校の辺りに向けて。
確かにきつい上り坂です。
江戸時代、江戸から伊勢神宮に向かった旅人が最初に出会う難所です。
人も馬も結構のたれ死ぬ人もいたらしいです。
その供養の碑さえあります。(投げ込み塚の碑)

P28831080753そんな難所であることを何も感じさせないのが、現代文明。
車だとちょっとアクセルを踏むだけで、難なく通過してしまいます。
味気ないですね。

すぐ下は横横道路。江戸時代の人が見たら卒倒します。

P28831080759さて、二度冒険を阻まれましたが、まだ本日の夢を諦めた訳ではありません。
逆方向から向かう、という選択肢が残っています。
元町橋から向かうのです。

毎日見ている東海道線を上の方に仰ぎ見ながら歩きます。

しばらく進むと工事車両が道をふさいでいます。
悪い予感。

P28831080768そしてその予感は当たりました。

再び通行止めの立札が!

ああ無情!
どうしても私を目指す場所に行かせない魂胆ですね。

諦めようか、と思っていた時、
今井川をはさんだ対岸にも細い道があることが分かりました。
最後の望みをここに掛けましょう。

戻って小さな橋を渡って横横道路下に向かいます。
工事してないぞ、と胸躍ります。

P28831080785が、横横道路を越えた所で、やはり立札が!
「関係者以外立ち入り禁止」
工事ではないようです。
個人の私有地なのでしょうか、市の何らかの特別な場所なのでしょうか?


大都会横浜の真ん中で森と渓流に挟まれた秘密の場所・・・・・

毎日見てるけど決して行けない場所、益々行きたい願望が膨らみましたが、
それは許されないことが分かりました。
本当に残念です。

4度の挑戦が全て失敗に終わり、とぼとぼと元の道に戻ります。

P28831080789_2


P28831080776_3ふと川を見やるとこの今井川は渓流と言えなくもありません。
鮎でも泳いでいないかな、と思えるほど。

東海道線と住宅地の間を肩身狭く流れていますが、
きれいな川です。
今井川渓谷と名付けましょう。
勝手にですが。

P28831080795東海道線がひっきりなしに上の方を通って行きます。

明日からは、感慨を持って眺められるかも。

4回挫折をすれば、
一つぐらい楽しいことがいただけるものなのですね。
感謝しましょう。

P28831080801元町橋から再び旧東海道に。

ここも今となっては普通の街並みですが、
元保土ヶ谷宿ですよ。
日本橋から出発して
4つ目の宿場。

旅人のための旅館や飲食店が軒を連ねていたはずです。

P28831080802樹源寺に出ます。

ここも毎日通っていて不思議に思っていた場所。

何て言ったって寺と墓が線路に分断されているのですから。
お墓詣りする人は、寺を出ると目の前の長い踏切を越えなくてはお墓に行けません。

P28831080806線路といったって、ローカル線ではありません。
東海道線と横須賀線二つの大幹線が合わさった線路ですよ。
文字通りひっきりなしに電車が通ります。
年寄なんか、渡り切れるのでしょうか。
先日も、おじいさんが買い物に向かう途中、踏切を渡りきれなくて電車い轢かれて死んでしまったという記事を読みました。確か横浜の生麦付近だったような記憶が。
墓参りに来て自分があの世に行ってしまっては洒落になりません。
心配です。

P28831080809さて、旧東海道の散策も現東海道、すなわち国道1号線と合流した場所で終了です。
ついさっきまで渓流のようだった今井川も、既に都会の川。

旧東海道保土ヶ谷宿はまだ続くのですが、引き返しましょう。
アップダウンが多く、汗びっしょりになってしまいました。
となれば後は温泉しかないでしょう。

権田坂上に駐車してあった車に戻り、すぐ先の天然温泉 極楽湯芹が谷に向かいます。
以前にも来た場所なので、改めて紹介はしません。
柏尾川歩き~極楽湯芹が谷

P28831080811広い内風呂一人露天風呂の真っ黒な温泉に浸かり、
文字通り極楽極楽・・・・

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春はまだか、金沢文庫、称名寺~六国峠ハイキングコース・能見堂跡~赤井温泉

3月に入ったのにまだまだ肌寒い今日この頃。
梅を求めて歩きましょう。金沢文庫界隈。妻も一緒。
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P28721060909まずは駅名にもなっている金沢文庫本体。

「救いへの祈り」という企画をやっているようですが、今日は体育会モードなのでパス。

脇の細い道を抜けると、
そこはトンネル。
そして、トンネルの向こうは桃源郷。

梅でも桜でも良いのですが、もっと咲いていれば夢見心地だったでしょうに。
残念ながら3月なのに真冬のような寒さ。
例年なら梅満開だったでしょうに、まだまだ3分咲き?

P28721060944さて寺の横から急な上り坂を上ります。

六角堂を目指します。
すかさず息切れ・・・・
体力ないな、私って。

妻は汗ひとつかいてないのに。

P28721060917P28721060922


P28721060924ふと視界が開けたらと思ったら、木のお堂が!
六角堂です。
そして、振り返ると海。
八景島シーパラダイスが見えます。横須賀方面も、そして房総半島も。

そこからは下り。
金沢文庫駅近辺と、これから再び上がる六国峠ハイキングコースの小山が見えます。

P2872106093116号線を渡り、京急の踏切を渡ります。

六国峠ハイキングコース入口を示す看板がありましたが、
なぜか → に / というテープが
貼ってあります。
妻は、
多分閉鎖されているんだよ、と言いますが、
私は、地元の高校生がいたずらしただけだよ、と反論。
妻の意見を無視して進みます。

P28721060943入口付近でびっくり。
妻が正解でした。
「崖崩れ通行止」
ほらみたことか、と妻の罵倒。

途方に暮れていると、おばあさんが私たちを見て、
「大丈夫、この先の公園を左に曲がり、大きなマンションをグルリと回った所に
もう一つの入口があるよ」
とのアドバイス。
天の助け。日本人って親切、を実感。

P28721060941言われたとおりに歩くと、
ありました!
もう一つの入口。

さあ、気を取り直して、
六国峠ハイキングコース。
何と、ここから鎌倉天園まで行きます。
気の遠くなるような遠さですが、定年後に挑戦してみましょう。

P28721060913アップダウンの少ない気持ちの良い尾根のハイキング。

左は金沢文庫・釜利谷方面、
右は能見台方面。

しかし、昔の人は違った景色を見ながら歩いたのですよ。

両側共、海だったからです。

P28721060948林の中から、突然、
満開の梅が!

どうしたんだろう、と思うと、
ここが能見堂跡。

P28721060958

P28721060954
今でこそ、神奈川のどこにでもあるハイキングコースの中の、ちょっとした平地ですが、
昔は大分趣が異なっていたはず。
最高に楽しくワクワクする場所だったはずです。

だって、前も後も海に囲まれた小さな岬の突端付近に、野外コンサート会場が置かれていたのですよ。
盛り上がらないはずはありません。
この地を表現した絵画(上図)の人々の表情の楽しそうなこと。

P28721060953昔の地図が置いてありますが、それによると、今京急沿線の住宅地の殆どは海だったのです。
追浜、六浦、洲崎、平潟、谷津、長浜・・・・
この界隈の地名は皆海辺だったことを表しているのでしょう。
今は商業地・住宅地となっているこの街は、きっと宮城県松島のような風光明媚な海岸だったに違いありません。

P28721060965P28721060961_2
想像力を働かして目の前の住宅街を眺めます。
住宅地は海、住宅地は海。何て美しい海岸風景。

P28721060964さあ、想像力が尽きたら、現実の住宅街に突入です。

ハイキングコースの横からいきなり住宅街に入って行きます。

ひたすら住宅街を下って行くと、
本日のゴールが出現します。

赤井温泉。

P28721060971スーパー銭湯とも、昔ながらの銭湯とも違います。
不思議な建物。

私は450円、
妻は岩盤浴もやるので1000円払って
中に入ります。

中に入ると、普通の銭湯ですね。

P28721060978でも、お湯は真っ黒な
本物の温泉。

江戸時代に傷づいた侍が、湧き出ているお湯に浸かったところ、たちどころに傷が癒えた、と伝えられている温泉。いろいろ効能書きが書いてありますが、あまり気にせず入浴。
2時間強のアップダウンのあるハイキングを回想しながら、
極楽気分に。

気のせいじゃないと思いますが、肌がすべすべつやつやになった気がします。

P28721060977P28721060976
さて、風呂から上がって妻を待っていると、
横にこんな張り紙が!
「2F 茶屋能見堂
団体・宴会・予約承ります」
更には
「古今亭菊龍の会、
金沢高校落語研究会OB会」

何だろう、と思って階段を上がってみると、
そこは壇上もある広い宴会場。
おば(あ)様方がくつろいでいます。

P28721060974「いらっしゃいませ」と声をかけられてしまいましたが、
ここは宴会や落語会、からおけ大会も行われる
地元の社交場ともなっている場だとのこと。
昭和です。

大都会横浜市内にあって、何とも微笑ましい世界ですが、
このような場は、今や絶滅危惧種です。
高齢者だけじゃなく、若い人たちも盛り上げてくれると、
もっともっと続くのですが・・・・

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年末の横浜下町、横浜橋商店街~根岸共同墓地~掘割川脇「ねぎしの湯 大盛館」

P28681060379暮れの12月31日、
妻も娘も大掃除。私は窓拭きだけして、一人逃亡。
妻いわく「信じられない」

どうせなら大晦日らしく下町の賑やかさが良いな。

ということで、横浜の下町、横浜橋商店街へ。

P28681060373地下鉄阪東橋から歩いてすぐに見えるは、
鎌倉街道沿いのファッションヘルス街。

まだ昼間なので今一つ妖しげなムードは漂っていません。

用はないので、すぐ横の路地を通り抜けると、
そこは横浜橋商店街入り口。

P28681060375P28681060383


P28681060381P28681060391


P28681060384予想通り凄い人混み。
それはそうでしょうね、
皆、正月に備えて買い出しに忙しいのです。
我が家の妻子も、今日は大混雑の大船仲町商店街で買い出しのはずです。

それにしても、人人人。
真っ直ぐ歩けません。
それどころか、完全に道が人で塞がり、一歩も進めなくなることも。

P28681060382P28681060390


P28681060397P28681060388
ごった煮の韓国料理鍋。
店店もごった煮。
寝具店とラーメン屋、八百屋とレディースファッション店がピッタリ寄り添って並んでます。

交番が下町の熱気に押されて縮こまっています。
見過ごしかねない希薄な存在感。

P28681060396おっと、ありました!!

商店街から横の裏通りに抜けるトンネルのような商店街。
横浜橋市場。

ワクワクしますね。
これで、一杯飲み屋があれば
最高なのですが。

P28681060395おっと、出ました!

ももひきのまま!

布団からそのまま出てきてお酒を買いに出てきたのでしょうか、
ももひきオヤジが我が物顔で横浜橋裏道に入って行きます。
周囲の視線なんて、全く気にしてません。

P28681060403P28681060389
三吉演芸場。
今日はお休み。
桂歌麿独演会、松井悠劇団公演、きさくみどり旅情津軽・・・・・
下町の演芸花盛り。

P28681060404怒涛のような商店街は程なく終わり、
道を一つはさんで
三吉橋商店会。

こちらはアーケードはありませんが、
まだ賑わいが残っています。

P28681060405P28681060409
しかし三吉橋を渡ると、賑わいは消えます。
どちらかというと、シャッター街。

P28681060410P28681060411
そんな中、自作のパンを打っている(多分)昔ながらのパン屋
「三喜屋」が気勢をはいています。
揚物惣菜専門店「池田屋」も負けてない。

P28681060413P28681060417


P28681060419商店街は完全に終わり、この辺りから坂を上ります。
長い階段は体重オーバーの体には、息が切れ、こたえます。

下町から普通の住宅街に一気に変貌。
坂の上から見ると、ここはまぎれもない大都会横浜。
いつも高速を走っている時目につく横浜市立大学医学部病院も眼下に見えます。

P28681060424更に歩くと、そこは一面の墓。
根岸共同墓地。
横浜の墓地って、どこもアップダウンの激しい丘陵にあり、必ずと言ってよいほどランドマークタワーが見えます(当然か)

しかしここは面白いですね。

P28681060441P28681060442


P28681060444ニッポンの墓地とアメリカの豊かなファミリーライフが同居しています。

墓地と米軍根岸住宅。

鉄条網を挟んでお互いに一歩も譲りません。
全くの別世界。

P28681060436P28681060433
墓参りのおばあさんのすぐ横に、広い庭に子供の遊び道具があるアメリカ人の一軒家。

米軍敷地なので、すぐ近くの道まで行けず、大きく遠回り。

P28681060449P28681060462
横浜の下町を歩いていたと思っていたら、突然のカリフォルニア?
不思議な街です。

P28681060455P28681060460
根岸森林公園横に出て、今度は日本の高級住宅街に。
でもまた米軍住宅。

どこにでも出現する米軍。

P28681060465ちょっとウザイので、離れましょう。

一期に坂を下ります。

そこはアメリカを全く感じさせないニッポンの住宅街。
どちらかというと下町風情漂う漁港の街。

P28681060470そのまま進むと突然、川と漁船。
そうです、掘割川。
坂下橋。

本日のゴールは、根岸橋近くの銭湯
ねぎしの湯 大盛館。
川沿いをちょっと歩くと、
ほどなく到着。

P28681060476マンションの一階二階を改装して作った感じ。
楽しそうな正面。

中はきれいですが、勿論スーパー銭湯ではなく、トラディッショナル銭湯。
450円払って中へ。

脱衣場の横が露天風呂になっているのはユニーク。
なかなか。

P28681060478これはゆったりできる、と期待を膨らませたのですが、
思わぬことに!

刺青だらけ。

全身にド派手な刺青をしたオジサンも、肩の所に控えめな刺青をしたオニイサンも。
若い刺青に体を洗わせている親分?刺青、5歳位の息子と楽しげに入浴するパパ刺青、
インテリ風に風呂で本を読んでいる(良く見るとコミック)オニイサン刺青・・・・
どうなってるんでしょう?

ここは網走刑務所のお風呂ですか?

刺青禁止のスーパー銭湯と違って、刺青天国のトラディッショナル銭湯。
どちらがお好きですか?


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陰惨な歴史、横浜久保山墓地~原鉄道模型博物館~スカイスパ

どこの駅でしょう?多分ヨーロッパのどこかの駅。
P28631050226
でも、ここは横浜。そしてこの電気機関車は模型。
横浜に新しく出来た原鉄道模型博物館。

P28631050228残念ながら館内写真禁止なので、この写真は一階で売っていた絵葉書を撮ったもの。

実は私、隠れ鉄道オタク。
子供の頃は、鉄道模型HOゲージにはまっていました。
小学校の卒業作文にも、
「大学工学部機械工学科を出て、電気機関車の設計士になる」
と我が夢を書いたものです。

そんなオタクが本日のゴール。

保土ヶ谷駅から久保山墓地、野毛山公園を通り、
横浜駅を目指します。
真夏の暑さから、しばらく長い歩きは止めていましたが、
そろそろ開始。

P28631050233とはいっても、まだまだ暑い。

聖隷病院に到着する頃には、
既に汗びっしょり。

それにしても
意味深な名前ですね。
わざわざ「隷」なんて字使いますかねえ。
元々は国立横浜東病院という名前だったようですが。

P28631050241さて、この病院からはお寺・斎場・石材店・花屋・茶屋がこれでもかこれでもか、と続きます。
葬儀コングロマリットの様相を呈します。
道行く人も、皆
葬儀かお墓参りの人々。
街全体が死者との出会いの場です。

P28631050204P28631050212

P28631050210それにしても久保山墓地は広い広い。
大都会横浜の真ん中に見渡す限りお墓が連なります。

なんだかランドマークタワーもお墓の一つみたい。

さて、この久保山墓地には、幾つかの悲惨な歴史があります。

P28631050234まずは横浜市大震火災横死者合葬之墓。

両国の慰霊堂から比べれば小さなものですが、
この横浜でも数万人が亡くなっています。

そしてその10メートルばかり離れた所にひっそりあるのが
関東大震災 殉難朝鮮人慰霊之碑。写真で左側に写っています。

P28631050238ちょっと控えめ過ぎじゃないでしょうか。

関東大震災の時、
在日朝鮮人が沢山虐殺されたのを知ってますか?

日頃から安い賃金のため仕事がどんどん朝鮮人に奪われていったことを恨んだ
日本人労働者が、地震にかこつけて罪もない在日朝鮮人を血祭りにあげたのです。
この久保山墓地の近くの電柱に括り付けられて死んでいた朝鮮人を悼んで、その供養のためにこの塔が立てられたそうです。
中には中国人もいたようです。

P28631050237本当にかつて日本人はひどいことを隣人にしてきたのです。
健忘症の日本人は忘れてますが、やられた方は忘れませんよ。
ずーっと。

今中国や韓国で起きている反日暴動の野蛮さをあげつらうことは出来ますが、
かつての日本人の野蛮さから比べれば、まだましかもしれません。

P28631050245関東大震災慰霊塔の近くに、
小奇麗な建物があります。
都会のホテルかと見間違えるようなきれいな造り。
何でしょう?

火葬場です。
横浜市公営の久保山斎場です。

きっとあの高い建造物は煙突なのでしょう。
そうは見えませんが。
大都会のど真ん中なので、景観に細心の配慮をしたのでしょう。

ここでも陰惨な歴史があります。

東京裁判でA級戦犯として巣鴨拘置所で絞首刑になった東条英機等7人の遺体が
ここで火葬されました。
不憫に思った火葬場の係りの人が遺骨を持ち出そうとしたところ、
米国軍人に見つかり、
その場で、遺骨7人分を皆、鉄の棒で粉々に砕かれたそうです。
7人はもう誰の骨の破片だか分からなくなったそうです。
米国軍人は怒りと憎しみを込めて鉄の棒を何度も振りかざしたそうです。
多くの仲間を殺した張本人だと思ったのでしょうねえ。

東条英機等A級戦犯の魂は靖国神社に合祀されていますが、
遺骨は、その後、熱海の興亜観音に置かれ、その後から今までは愛知県三ヶ根山の殉国七士廟に置かれているそうです。

P28631050209人間の持つこの「怒り」と「憎しみ」と「恨み」という感情は、
一体どれだけの人間の「喜び」や「楽しみ」や「安らぎ」を、
そして「生命」を破壊してきたのでしょうね。
破壊された方は、そのことを決して忘れず、いや普段は忘れていても、
何かの拍子に突然思い出し、
「怒り」「憎しみ」「恨み」を爆発させる・・・・

ひょっとして人間はバカな生き物なのでしょうか。

悲観論に陥っていても仕方ありません。
先に進みましょう。

P28631050249程なく横浜市立太田小学校に出ます。
「輝き続けろ、太田、140周年」
死者の街から生者の街へ急展開します。

それにしても随分古い学校なのですね。
かの吉田茂も、この小学校に在籍していたのですよね。

P28631050253それに、学校の脇には、
何と、昭和の映画から飛び出たような
ザ・駄菓子屋。

これは昭和ですよ。

きっと吉田茂もここで駄菓子を買ったに違いありません。

P28631050260藤棚浦舟通りをまたぎ、
一本松小学校を越えると、
ようやく野毛山公園に到着です。

太平洋戦争時は、B29向けの砲台があったそうですが、
今は平和の香に満ちた公園です。

動物園の方は大賑わいですが、
こちらの方は長閑。

P28631050265近所のお父さんと子供がボール遊びをしています。
広い庭には他に誰もいません。
郊外の日曜の公園のよう。

あちこちに植えられている薔薇の向こうには横浜マリンタワーが。

それがなければ、ここが横浜のど真ん中だということを忘れてしまします。

そして動物園。
入ろうか止めようか、悩みましたが、入ることにしました。
無料ですからね。

P28631050272折角なので、ライオンの顔だけ見て行きましょう。

いましたいました。

相変わらず気だるそうな顔。

猫ですね。大きな猫
可愛い。
触りたいけど、さすがに危険でしょう。

P28631050276ここから戸部に向かって住宅地をテクテクテクテク。
ランドマークタワーがもう目の前です。

もうちょっとで京急戸部駅に到着という時に、
急にざーっと大雨。
お天気雨なんてものじゃなく、
突然バケツをひっくり返したような雨。

ここは諦めてタクシーに乗りましょう。
ワンメーターですが、横浜三井ビルディングに。
その2階が本日のお目当て、
原鉄道模型博物館。

P28631050225しかしこの行列は一体何だ?
ここは東京ディズニーランドか?
「最後尾」「45分」だって。
仕方ありません。

ようやく1000円払って入館。
鉄道模型がこれでもかこれでもか、と陳列されています。

P28631050230ただどうでしょう。
昔の神田の交通博物館のようなものを想像していった子供たちは、ちょっと拍子抜けかも。
殆どが見たことのない外国の模型。
かなりマニアックです。
子供向けというよりは、大人向け。

一番の目玉は、冒頭の写真でもあるOゲージの大ジオラマ。
Oゲージのジオラマといのは私は初めてみました。
普通は、HOゲージですから。

P28631050286大きいのです。
HOゲージのジオラマとは違ったリアリティーと迫力があります。
走りも、電気で無理やり走らせている、といった鉄道模型特有のぎこちなさがなく、
極めてスムーズに無理なく走っています。
うーん、さすがです。
原氏の大人のこだわりが溢れています。

やっぱり定年になったら、私も子供の時のように、
鉄道模型やろうかなあ、という気持ちが沸々と湧いてきました。
もっとも家が狭いので、ジオラマは無理ですね。
模型自身を集めて眺めることくらいしか、出来ないでしょうが。
それでも絶対楽しいですよ。

外に出て一階には天賞堂の店があり、この写真の元となっている絵葉書を買いました。

そこには、いつもの見覚えのある列車が!
HOゲージが殆どですが。

P28631050220私の一番好きなEF58もあります。
冒頭の小学校の卒業作文のイラストとして、
このEF58を書きました。
それぐらい好き。
今はもう本物は特別な時しか走っていませんが。

値段を見て下さい。
30万円。
でも、精度が落ちるもので満足するなら、同じEF58でも
3万円代のものもあります。
どうしよう。

いつまででも眺めていれそうですが、
止めましょう。
2時間半歩いた汗だくの身を清める時です。

P28631050278隣のスカイビルのスカイスパ。
14階にある見事な眺望の風呂。
2時間1900円と高めですが、横浜駅に隣接してるのは嬉しい。
露天風呂はさすがににありませんが、
風呂は眺めだけでなく、
素材等に高級感もあります。
十分くつろげます。

P28631050283最後は、ゆったり出来る上半身岩浴のヒーリングゾーン。
最初にもらった作務衣を来て入ります。

幸い誰もいません。

外は眼下に横浜の海。

今日の残暑厳しい、どしゃぶり雨付の横浜歩きを回想しましょう。

P28631050285気分はまさに空の上、
天人のごとし。


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横浜円海山~紅葉の瀬上市民の森・瀬上沢~おふろの王様

抜けるような青い空と、赤黄に燃える山と梢。
神奈川の紅葉はクリスマス前が見頃。
大都会横浜のど真ん中で紅葉を楽しみましょう。
P28491030333

P28491030290環状3号線ひよどり団地入り口から円海山頂上を目指して出発。

きつつきがカカカカと、木を突く横を
登り続けます。

普通の閑静な住宅地の向こうには
ランドマークタワーもベイブリッジも見えます。

P28491030298
更に登り続けると、一気に視界が開けます。
そこには、見事なまでの
富士山が!!
P28491030308

ここは円海山。
山の頂上付近は、電波塔と現役の畑。

P28491030301P28491030303


P28491030304農家の人が頑張ってます。

横浜の真ん中の山のテッペンで、
富士山と海を見ながらの
畑仕事・・・・・

オツですよ、なかなか。
やってみたい、
なんて一瞬ですが、
思ってしまいます。

P28491030317ここから山道に入ります。

まるで、
鎌倉のハイキングコースのよう。

下が濡れていて、
何度も滑りそうになります。

途中の休憩所で一休み。


P28491030315知りませんでしたが、
ここから鎌倉の天園まで山道で行けるんですね。
向こう側に鎌倉カントリークラブの建物が見えるので、
本当に行けそうです。
死ぬまでに、一度大ハイキングしてみたいですね。
三浦山道縦断の旅とか。

P28491030325どこまでもどこまでも下って行くと、
突然池が見えます。

瀬上池です。
そんなに大きな池ではありません。
山の中に、うっかり出来てしまった池という感じ。

そして、ここは紅葉がきれい。

P28491030326P28491030334


P28491030343P28491030347

P28491030340P28491030339

しばし池と真っ赤なモミジを堪能。

P28491030352P28491030363


P28491030360そして、ここ池の下公園からは
瀬上沢と呼ばれる小川沿いに歩きます。
瀬上沢小川アメニティー
というようです。
どことなく、鎌倉の鎌倉中央公園を思い出させます。
夏はホタルが見事、というところも、中央公園のよう。

田んぼの上に、板張りの畦道があるところも、中央公園みたい。
子供達にとっては、格好の遊び場なのでしょう。

P28491030364P28491030369
長閑で平らな散歩道をテクテク。
空気も冷たく、ハイキングでほてった身体には、何とも心地よい。

上には送電線があり、
まるでトトロの猫バスが電線の上を走っていそう。

P28491030370そうこうしているうちに、
瀬上沢小川アメニティーは終り、
県立上郷高校の裏手に出ます。

再び坂道を登ります。
野球やサッカーをしてる高校生の元気な声が響きます。

坂を登り終わった所は、住宅地で、
すぐ目の前が先ほどの環状3号線。
港南消防署付近に出ます。

そして、再びスタート地点のひよどり団地入り口に。
1時間10分程度のハイキング。
でも、アップダウンがかなりあったから、少しは痩せたでしょうか。

P28491030373〆は勿論スーパー銭湯。
港南台のスーパー銭湯と言えば、
おふろの王様。
これしかないでしょう。

神奈川のスーパー銭湯で、
「私の中では1位の銭湯」です。

厚木の「ほの香」(現湯花楽)と良い勝負か。

P121010052特に、露天風呂が良い。
山の中腹に作られているため、風呂が段々になっています。
段々風呂なんて、
他にはありません。
夜は更にライトの光で、
ちょっと幻想的ですらあります。
それに、広い。
開放感ある露天風呂は、意外と少ないのですが、
ここは思い切り開放的。

それに、横には紅葉で赤と黄に輝く木々。

P28491030379すぐ横を横浜横須賀道路の騒音があるのだけが、
玉に瑕。
ここが横浜のど真ん中であることを否応なく思い起こさせます。

それにしても、
寝湯でゆったり横になりながら、
徐々に夕陽で赤く染まっていく紅葉を
見るとはなしに、見ていると、
どこか遠くの温泉に来たよう。

極楽です。

横浜・久良岐公園~横浜刑務所~おふろの王様歩き

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桜桜桜の横浜三ツ池公園~鶴見川~バリ風天然温泉スパ・リブールヨコハマ

春が来た、春が来た、今年も春が来た。
震災で暗く落ち込んでいた季節も、桜と共に、少し明るくなりました。
当ブログも今度で200話目。景気づけに、花見に行きましょう。
P28371010593妻と、大学を卒業して社会人になったばかりの長女が
付き合います。
場所は、横浜でも有数の花見スポット、三つ池公園。

勘定2号線の公園北門あたりから、人も車も大行列。
皆考えることは一緒。

P28371010529P28371010530


P28371010507P28371010513

P28371010553公園に入ると、これでもかこれでもか、と桜が咲き誇ります。
言葉は要りません。
頭を空っぽにして
桜を楽しみましょう。

そして、桜に負けじと気勢を上げているのが花見客。

P28371010525P28371010539


P28371010569P28371010572


P28371010576隙間が全くなくなるほどあたり一面で宴会。

ビニールシートに
ご馳走・お酒・・・・・・・

老いも若きも、男も女も、
ニッポンの花見を心の底から満喫しています。やっぱりこうでなきゃ。
私の会社も、昔は職場単位で花見宴会をやっていましたが、今はせちがらく過去の風習と化してしまいました。

写真を撮る人撮られる人。
P28371010587P28371010589
左は見知らぬ女性、右は妻。


さて、三つ池公園を出ると、妻子は、早速温泉に入りたい、と主張しましたが、
そこは家長権限で却下。
鶴見川歩きを強要。
鶴見川、鴨居・新横浜・綱島温泉歩き
鶴見川、河口~国道駅~鶴見~おふろの国歩き

P28371010607P28371010603

P28371010623春うららの川。

どこまでもどこまでも
歩いて行けそう。
いつも鼻歌を歌いたくなります。
実際は歌詞を暗記してる歌がないため、歌いませんが。

私は大好きな光景ですが、
妻子は別にといった光景。

P28371010612P28371010622
川向こうから金管楽器の音。
あまり上手ではありません。
どうやら中学生位の女子生徒が練習しているようです。

橋の上では、
男子中学生、
おそらく野球部員が、
汗をかきかき、ランニング。

川を越え反対側の堤防を歩きます。
綱島辺りまで来ました。

P28371010625

P28371010633結構歩きました。
かれこれ3時間。
向こうを新幹線が通り抜けます。

もう歩くの止めて、タクシーで天然温泉に向かいたい、
という妻子の要望は聞いてあげても良いのですが、
タクシー自体が全然来ません。

P28371060991タクシーを捜しながら歩いているうちに、
とうとう目的地の天然温泉、
バリ風スパ・リブールに到着。

一人2400円は高目ですが、
ここは辛抱して3人分払います。

バリ風と謳うだけあって、中は本当にバリ風
(行ったことありませんが)
P283710609944階の風呂・露天風呂にたっぷり浸かった後は、
5階の岩盤浴に。
妻子と合流して、夢うつつ。
桜桜を思い浮かべながら、良い汗かきます。

ニッポンの春、
良き哉良き哉。

桜桜の湘南平~大磯プリンス露天風呂歩き
桜桜の鎌倉山~七里ガ浜歩き
弘法山の桜~鶴巻温泉歩き
鎌倉、散り桜歩き
平凡な自宅近所、桜散策
旧鎌倉、桜探し歩き
茗荷谷・江戸川橋・後楽園、センチメンタル花見歩き

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