大内宿で店の人に大もての孫~大内宿湯野上温泉藤龍館で高級旅館の風情堪能

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P12951290442「何てめんこいのお」
「いい男になるよ」
と大内宿の店のおばさんに何度も言われて
キャッキャッ笑う孫。
それにつられて大笑いする妻。
あまりの大きな声なので、周りの観光客が振り向きます。

「可愛い赤ん坊だなあ。撮って良いですかあ?撮って良いですよねえ?」と言って、孫の写真をいつまでも撮り続ける知らないオジサン。いくら街道には赤ん坊が少ないとは言え、ちょっとモテ過ぎじゃないですか。

でも何だか嬉しい。
P12951290450ここは会津の殿様が江戸への参勤交代で、会津城を出て最初のランチを取る宿場街、
大内宿。

江戸時代にタイムスリップしたかのような、
本格的な江戸の光景。
映画の撮影用に作った偽物ではありませんよ。
本物です。

P12951290371紅葉の福島旅行三日目。
今日は会津若松を出て南会津方面へ。
芦ノ牧温泉を通り過ぎ湯野上温泉の手前で右折し、山に向かって少々進みます。
すると目の前が突然江戸時代に変わります。


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P12951290392江戸時代そのままの家が何件かある、というのではなく、街並みとしてずーっと続きます。
本当に江戸時代の宿場街を旅している気分。
江戸時代同様、街並みに入るのに入場料は不要です。
テーマパークではないのですから。

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P12951290376私は街並みの雰囲気を味わえれば満足なのですが、
買い物魔の妻子はあちこちでショッピング。
赤ん坊を抱いた長女は
その度に店のオバちゃんに捕まります。
時には、漬物の販売をしているオジさんにも捕まります。(オジさんによると、ここは漬物のバイキング会場なのだとか)大内宿の皆さんは話好きですねえ。
いつまでも話し続けます。


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とある店で味噌饅頭を買って、トイレを借り、ついでに庵のそばで寛がせてもらいました。
武士のハッピを着た孫は、ここでも大モテ。

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P12951290412しかしふと横を見るとこんな張り紙が。
戊辰戦争の時、
政府軍の兵士が店で暴れ、刀で柱を傷つけた跡がそのまま残っています。
会津若松に向かって血に飢えたように行軍する政府軍(西軍)、傷つけたのはきっと柱だけではないでしょう。
今は平和満開の宿場街ですが、ここもかつては戦場で、
惨劇のあった場所なのでしょう。

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P12951290469さて江戸宿場街闊歩の後は、本日のお宿、
大内宿湯野上温泉の藤龍館。
漬物屋のオジさんに「今日どこに泊まるの?」と聞かれて「湯野上の藤龍館」
と答えると、
「ひええ、スゲエ所に泊まるんだなあ」と驚かれましたが、それくらい地元でも有名な高級旅館。

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P12951290510渓流に面した建物の正面はまさに紅葉。
もう何日か後だともっときれいとのことでしたが、それでも十分きれいです。
広い広い部屋の窓からも絶景紅葉と渓流が広がります。
生憎の雨ですが、きれいなことに変わりありません。

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しばし寛いだ後は、勿論風呂。
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内風呂からも眺めはきれいですが、露天風呂からの方がやっぱりきれい。

露天風呂は貸し切りです。


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Dsc129502082風呂好きの長女は
一人最高の露天風呂を満喫したそうです。
私もですが。

藤龍館の部屋には、全室源泉かけ流しの風呂があります。
そして孫は部屋の源泉かけ流しに浸かり、
人生初めての温泉体験。
ヌードの長女と一緒に入っているので写真がないのが残念です。

P12951290481そして温泉の後は夕食。
個室です。
お座りがまだ出来ない赤ん坊のために特別の椅子を用意してくれました。
孫大ご機嫌。
泣きもグズリもせず、大人達の夕食を妨げることなく、ニコニコしています。

P12951290488松茸。
妻子共、ちゃんとした国産松茸を食べたの初めてとか言っていました。

最高の料理に最高の酒。
酒はここから遠くない田島という街に造り酒屋がある
国権。私の好きなお酒の一つです。
孫と、娘の顔を見ながら、妻の顔もですが、至福の時。


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翌朝、娘と年が変わらないような超美人の若女将に送られて紅葉の福島とお別れしました。
孫との初めての温泉三昧旅行、いつか孫もこの私のブログを読むのでしょうか。

大内宿、芦ノ牧温泉大川荘歩き


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遂に宿泊、芸術品の宿、会津東山向瀧~紅葉の五色沼

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P12951290237仕事でもプライベートでも会津若松に来るたび、いつかここに泊まりたいなあ、
と思っていたのが東山温泉にある旅館、
向瀧。
これぞ格式高いニッポンの温泉旅館というたたずまい。
今回の旅行でとうとう実現。


P12951290236会津城主松平家の保養所で、国の有形文化財に最初に登録された建物という折り紙付きの由緒正しさ。

外もですが中も風情満点。

それにしても床がピカピカ。
滑るくらい。


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P12951290303古い建物なのでメンテナンスが相当大変だと思われますが、店主の並々ならぬ情熱が感じられます。
(国の有形文化財なので国からお金が出るらしいのですが、実際はそれ以上の維持費がかかっているそうです)

勿論、壊れても再現不可能です。
今のこの建物、
木材の一つ一つを保っていくしかないのです。
戻せないのですから。


P12951290290外国人にも人気。
トリップアドバイザーの2018年エクセレンス認証受賞。

実際、廊下で外国人に度々出会います。
外国人から見ても、
「これぞ、ニッポンの旅館」のイメージで、期待以上の日本情緒が味わえるのではないでしょうか。

さて孫連れ温泉旅行二日目。
今日は高湯温泉を出て、まずは会津磐梯山の裏、裏磐梯へ。
高湯温泉は快晴でしたが、土湯トンネルを抜けると雨模様。
福島県って本当に中通りと会津では気候が違うのです。
落ち込む気持ちを奮い立たせ五色沼散策に挑戦。

P12951290221しようと思ったのですが、赤ん坊を抱えた娘と妻が反対。
仕方なく入口と出口の沼だけ見て散策したことにしましょう。

五色沼は毘沙門沼と柳沼を両端にした多くの沼で成り立っています。沼によって色が違うので五色沼と呼ばれています。同じ沼でも季節や光の具合によって色が変わる、まさに神秘の沼群です。福島県のインバウンドの最強の切り札でもあります。実際、毘沙門沼の駐車場は外国人だらけ。その大多数は中国人です。日本語より中国語の方を耳にします。

P12951290200大型観光バスが一杯の駐車場から見えるのがこの景色。
みんなワーッと言って、
歓声。
そしてスマホで撮影。
さすがに美しい。
これで天気が良かったらもっときれいだったかも。


P12951290223本当はここから散策開始して(1時間半程度とのこと)、
反対側の柳沼まで辿り着きたかったのですが、雨と孫のため断念。ズルして出口の柳沼に車で行きます。

こちらも駐車場が柳沼に隣接しています。従って車降りたら紅葉の柳沼を堪能出来ます。
雨で車から出たがらない妻子も少し車外に出てくれました。

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P12951290324五色沼から磐梯山をグルっと回り、猪苗代に出て会津若松に向かいます。

娘も孫も初体験の鶴ヶ城と白虎隊の飯森山。

将来、「ここに行ったよ」と言っても、覚えてないんでしょうね、
孫は。


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そして東山温泉向瀧。

中庭も美しい。

冬には当主が自ら100本のローソクを付けて回るのだそうですよ。
ウェブサイトにも、当主平田社長のフェイスブックにもこのあたりのことは
きれいな写真で見られます。

夜も素敵です。

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Dsc129502067風呂は内風呂のみ。
普通です。
こういう古い格式高い温泉旅館の風呂って、どこも素っ気ない内風呂だけのことが多いですよね。
しかし効用は確かなのでしょう。湯治にも使われるそうです。そのため熱い。特に地下のさるの湯は熱い。
長女が勇気を出して入ったようですが、出た後も皮膚が赤くなっていました。
私は飯坂温泉の鯖湖湯で恐ろしい体験をしたので敢えて挑戦はしません。(あり得ないくらい熱いが、地元の人は普通に入っていた!)


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P12951290258_3夕食は部屋食です。店主が旅館はプライベート感が大事との考えから、部屋食にこだわっているとのこと。
会津の郷土料理と郷土ビール(4種)がこれでもかこれでもかとふるまわれます。
特に衝撃的だったのは鯉の煮つけ。
膳の右側の茶色い料理。
巨大です。
これだけでお腹いっぱいになってしまうくらい。3人で二人分を食べ、残り一人分を真空パックにしてもらいます。仲居さんによると、そうするお客さんが多いとのこと。

Photo芸術品のような旅館で、孫の顔を見ながら、会津料理を会津の酒で。最高の贅沢です。別の部屋ですが、野口英世が愛用していたと言われる部屋で、そこの書に美酒佳肴(酒も料理も旨いという意味)とありますが、
まさにその心境です。

会津東山温泉 東鳳、会津若松俺のモノ露天風呂

会津東山温泉 東瀧、仕事を癒す紅葉


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人生最高の露天風呂、高湯温泉安達屋~やっぱり紅葉絶景中津川渓谷

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Dsc129502037_2今まで多くの露天風呂を堪能してきましたが、今回の高湯温泉安達屋さんの露天風呂はベスト1です。
えっ、嘘だろ!という程の他のどことも似てない趣。
写真を見て下さい。
しかも混浴。
女性風呂からの男子禁制の入り口があります。

今年も紅葉は福島旅行。昨年一昨年と続き3回目。そして最大のトピックスは初孫の参加。
この世に生まれて半年が経つ孫の初めての温泉旅行。福島市内の高湯温泉(昨年は玉子湯に宿泊)、会津東山温泉、そして大内宿横の湯野上温泉と、妻と長女と孫とで福島温泉三昧。最初は上記野趣溢れる極上露天風呂の安達屋さん。


P1290083義母に「今まで生きてきて最高の紅葉」と言わしめた磐梯吾妻スカイラインをドライブした後、ゆっくり温泉という目論見でしたが、
いきなり挫折。
吾妻山火山、警戒レベル2のため全面通行止。
実は昨年もたまご湯さんに宿泊した時、台風に直撃されスカイラインは通行止。今年こそはと期待していたのですが、今度は火山ですか。祟りとしか言いようがありません。


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P1290094昨年同様、スカイラインを諦めて裏磐梯方面の中津川渓谷の紅葉に切り替えましょう。
土湯トンネルを抜け、レイクラインをドライブすると、
ここも紅葉が見事。

孫もベビーシートでミルクを飲みながら紅葉を満喫。


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P1290153中津川渓谷に到着。
休憩所に駐車して、散策開始。入口でこんな看板。
「熊に注意」ですと。
さすがに狭い路をすれ違うのもぶつからないよう注意する程人人人なので、熊の方が警戒して出ないでしょう。
渓谷まで降りる根性はないので、特に娘は赤ん坊を抱っこしているので到底無理なので、橋までの道のりにします。それでも紅葉はきれい。

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P1290157そして橋からは予想どおり最高の紅葉。
何回見てもここの紅葉は見事。去年までは橋から身を乗り出していた娘もさすがに赤ん坊を落とすのが怖いのか、へっぴり腰。
やはり女性は母になると変わるものです。


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Dsc129501975スカイライン通行止でも十分紅葉を堪能した後は、
高湯温泉。
とにかくここはお湯が凄い。効用もですが臭いが強烈。3日間位独特の硫黄臭が体に残ります。それくらい温泉効果抜群ということでしょうか。
今回は安達屋。木造の温かみを宿一面に感じさせる旅館。
入口脇には木のアンティック家具と共に本物の庵。

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部屋も広く、ベッドルームと和室で孫も大喜び。

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Dsc129501984しかし最大の楽しみは、何といっても風呂。
圧巻の露天風呂。
私のランキングでぶっちぎりトップに躍り出ました。
季節季節の変化も楽しめます。
今は勿論紅葉。


隣の男性風呂からは福島の夜景も見えます。

Dsc129502016混浴です。
ただし夜6時から9時は女性タイム。
タオルを体に巻いて入っても構いませんとありますが、さすがに女性はなかなか入れません。
女性タイムは当然でしょう。
といっても我が長女はあまり気にしません。


Dsc129502020夜、私と一緒に入りました。
そして私の写真を撮ってくれました。
洞窟の奥で良いご機嫌で浸かっているのが私です。
他の男性もいました。
どんなカップルだと思ったのでしょうね。生物学的パパではなく、経済的パパだと思ったでしょう。
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風呂の後は当然、夕食。
この夕食がまた素晴らしい!

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Dsc129502008メニュー自体は独特という程ではないのですが、
とにかく一品一品が本当に美味しいのです。
妻も娘も褒めたたえていました。

それにしても我が孫は大人の食事時には本当におとなしいのです。すぐ横でスヤスヤ。
親思いジジババ思いの孫です。


Dsc5500508これで一人1万9千円は安い。
妻は友達と3人で女旅をここでやると言っていました。
じゃらん全国満足度ランキング1位の高湯温泉。
福島市内で福島駅西口からバスで一本。何と一度も右折も左折もしない一本道。
お薦めです。


高湯温泉玉子湯、孫は長女のお腹の中。


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瀧、渓流、そして最後の紅葉、会津武士のやすらぎの場、東山温泉。原瀧。

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P20421280997東山と聞くと何を思い浮かべますか?
茶屋、芸者、文化芸術、風情ある木の街並
・・・・温泉?
京都も金沢も東山と言えば有名な観光地。
武士達が心を和ませ一時のやすらぎを楽しんだ場所なのでしょうか。

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P20421280922ここ会津でもあてはまります。
会津若松から車で数分、
というか会津若松温泉と言っても良いくらい街の一角に位置する温泉街、
それが東山温泉。
会津の奥座敷で、会津の武将達もこの温泉で身も心も癒したのです。

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P20421280943芸妓屋協同組合に射的、
ニッポンの温泉街ですね。
今回は仕事で来たのですが、折角なので楽しみましょう。
黄色い紅葉が終わり、モミジの赤が最後の輝きを放っています。
まさに肌寒い晩秋の温泉街です。

東山温泉の顔ともなっている有名な向瀧です。

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P20421280979多くの宿の名前に「瀧」の文字が躍っていますが、それは温泉街を散策してみると理由が理解出来ます。
温泉街が渓流と共にあり、
至る所に小さな瀧があるのです。
瀧の落ちる水しぶきの音と渓流のせせらぎにいつでもどこでも包まれているのです。

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P20421280937紅葉と瀧の音、
それに透明感ある空気と、
まさに視覚と聴覚と触覚の三重奏です。
竹久夢二、与謝野晶子といった歌人がインスピレーションをもらうのも頷けます。
戊辰戦争の鶴ヶ城や白虎隊の飯盛山がすぐ近くにありますが、そうして悲劇を忘れさせてくれる穏やかな温かさに満ちた空間です。

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Photo宿泊は原瀧。

以前ホームページで見た川床(写真左)が強烈に印象に残っています。

「ここで食事が出来る!」と喜んだのですが、
残念ながら10月一杯で終了。

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P20421280892_2もっとも本当に食事したら寒いでしょうね、
昼でも寒いのですから、夜はとても食事どころではないでしょう。
羽を休めて眠っている鳥のように設備も休んでいます。

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川床でなくても普通に旅館として味わいある原瀧。
ロビーからも部屋からも正面一杯の紅葉。
殆ど散ってしまっているのが惜しい。

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Dsc204200823_2風呂も眺めは最高。

内風呂も紅葉全開ですが、露天風呂は文字通り目の前が瀧と渓流と紅葉。
いつまでもいつまでも浸かっていたい。
良き哉。

Dsc204200812_2そして夜は個室で一人酒。(明日は隣の会場で宴会のようですが)風呂上りなので最初はビールですが、その後は勿論日本酒。福島は本当に日本酒が旨い。
ガラス越しに流れる渓流と瀧を肴にダラダラと飲み続けます。
飲兵衛用に料理のコースと別につまみの取り放題があるのが嬉しい。これでは私にはずーっと飲み続けて下さいと言っているようなものですが。

翌日は別館の今昔亭で仕事ですが、これは割愛。

最終日、快晴。


P20421290015_2会津に来たのですから、
やっぱり鶴ヶ城にご挨拶。
紅葉は殆ど終わっていましたが、少しだけ最後の輝きを放っていました。

何度見ても美しい。
いろいろな城を見ましたが鶴ヶ城が私には一番美しいように思えるのです。
皆さんはどう思いますか。
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ため息が出るほど美しい会津鶴ヶ城、悲劇を越えた美しさ
会津は俺のものだ?東山温泉東鳳、空中露天風呂


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菊人形と戊辰戦争の街、二本松市~岳温泉扇や~智恵子の本当の空、安達太良山

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Dsc5500552妻がどうしても菊人形を見たいと言うのです。
少女時代の家が千葉県習志野市谷津という場所で、
谷津遊園に飾ってある菊人形を良く見ていたので好きらしいのです。
私はどうしても横溝正史の「犬神家の一族」で出てきた人間の生首の菊人形を思い起こしてしまい気味が悪い思いをして躊躇したのですが。

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Dsc5500564日本三大菊人形祭りの一つが、ここ福島県二本松です。
ちょうど祭りの最中だったので立ち寄ることにしました。
さすがに圧巻。
あまりにリアルすぎちょっと怖いくらい。

二本松観光協会の会長さん自ら一肌脱ぎ、横綱の菊人形に。
Dsc5500531Dsc5500559人形も良いのですが菊の展示物も素晴らしい!

一見の価値ありです。


Dsc5500509さてこの菊人形の祭りをやっているのは二本松城である霞が城です。
意外と知られてない戊辰戦争の第二回戦の場です。
第一回戦である白河の戦いで勝った西軍は棚倉城を落としここ二本松に向かいました。
決して大きな城ではなかったので西軍は戦わず降参するだろうと読んでいたのですが、二本松は文字通り藩を上げて総力戦で戦い全滅しました。
城も自ら焼き払いました。

Photo少年隊の悲劇という話があります。会津の白虎隊は有名ですが、二本松の少年隊は白虎隊よりも若い少年で構成されました。今でいうところの小学校6年生~中学2年生が中心となった部隊です。
隊長は理数系エリート秀才の木村銃太郎。(左写真)韮山の江戸砲兵塾出身で日本軍の将になっていたかもしれない程の人物でしたが、故郷に戻り少年隊を指揮しました。
22歳ですよ。
彼等は皆死んだ時、領民の誰かが埋葬してくれるための埋葬料・回向料としてのお金を身にまとって出陣しました。結果は勿論全滅でした。

Photo_2そんな悲劇の場がこの菊人形祭りをやっている霞が城ですが、今では少年隊末裔(ではないと思いますが)が菊人形祭りの盛り上げに一役買っています。
(二本松少年隊フェイスブックページより)二本松少年隊ホームページ

Dsc5500600お腹が空いたのでランチにしましょう。

祭り会場界隈でも美味しそうな店があったのですが、
お目当てはラーメン。

若武者。
地元だけでなく全国的にも有名店。

Dsc5500602東京ラーメンショー2014年売上杯数第一幕第一位、
実際に食べておいしかったランキング第一位とあります。
ラーメンウォーカーグランプリ総合一位でもあるらしいです。
長女が東京ラーメンショー一位は凄いと感嘆していました。
さすがに美味い!
鶏ガラスープが効いてます。

ランチの後は、安達太良山ロープウェイに乗って智恵子の本当の空を見に行こうと向かいましたが、
残念ながら強風で運休。
一昨日も来たのですが、雨で視界ゼロ。
二度も振られました。
宮部みゆきの小説「荒神」の怪物が邪魔をしているのでしょうか。
Dsc_1426このまま帰るのも悔しいなあと思っていたら、長女がロープウェイ横の温泉を発見。

奥岳の湯。
長女だけがささっと温泉に入ってきましたが、写真を見てびっくり。
目の前が絶景紅葉なんですね。
旅行最終日明日に晴れることを祈って宿に向かいましょう。

Dsc5500726岳温泉扇や。
岳温泉のメインストリートに面しています。
以前この通りを車で通った時、是非一度この通りに面した宿に泊まってみたいなあと思っていました。その中で一番評判の良かった扇やを選びました。

Dsc5500751期待は間違っていませんでした。大きなホテルとは違ってこじんまりした佇まいですが、中庭がきれいで粋。
部屋も畳の部屋の横に洋風の部屋があり、中庭を堪能できます。

ちょっと周辺を散策。

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人通りは多くありませんが、静かでしっぽりしたメインストリート。寒い。


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Dsc_1468風呂も情緒があり妻子義母大満足。

台風でキャンセル客が大勢出たらしく客は少数。
露天風呂独り占め。

そして風呂の後は勿論夕食とビール。

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Dsc5500711個室でいただきます。
それにしても豪華で充実した夕食。
私が泊まった旅館の夕食ランキングでは最上位の一つになるでしょう。
吟醸酒も最高。

Dsc5500721それにしても長女は妊婦。
乾杯の一杯だけにさせないといけません。

酒好き長女に遠慮することもなく私は美味しく飲まさせていただきます。

天気には恵まれませんでしたが、
思い出に残る旅となりました。

Dsc5500739そして4泊5日の旅最終日。
朝カーテンを開けると待ちに待った待望の青空が!!
初めてみる青空です。
となると行くしかありません、安達太良山。
朝食後休憩なしで既に二回振られている安達太良山ロープウェイに向かいます。

やりました、運行しています。


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Dsc_1491快晴の空に向かってロープウェイは上ります。
ロープウェイから見る景色も紅葉がきれい。

遂に到達、
安達太良山
(頂上ではありませんが)。
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ようやく出会えました智恵子の本当の空。
雲一つない抜けるような青空。

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言葉が消えます。
まさに絶景。


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5日目にしてようやく実現した夢。
諦めず辛抱強く待てば夢は叶えられるということでしょう。
終わりよければすべて良しです。

高村智恵子生誕の家、二本松と安達太良山の本物の空
安達太良山の異次元空間、エビスサーキット


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台風直撃、強烈硫黄臭、高湯温泉玉子湯、中津川渓谷はやっぱり紅葉きれい

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Dsc5500449猛烈な雨風と強烈な硫黄臭の中、岩風呂で傘をさして入浴する女性一人。
地獄の番人の奥方でしょうか?こんな雨風に晒されても入浴したいのでしょうか?
そんなに良い温泉なのでしょうか?

Dsc5500508答え。
雨風に晒されても入浴したい温泉なのです。
そう、ここは
2017年じゃらん人気温泉ランキング総合満足度、
全国1位の福島県高湯温泉。
(人気ランキングでは箱根が1位)
知名度のあるメジャーな温泉ではありませんが、来訪者の満足度が極めて高いということです。

Dsc5500404とにかく硫黄臭が半端ではない。

温泉が近づくと車の中からでさえ硫黄臭が漂ってきます。

硫黄臭の強さでは61年間の人生の中でも断然トップ。
入浴中は勿論ですが、翌々日自宅に帰ってきても体に臭いが残り、近所の人に一体どこに行ってきたのと言われるほど。それだけ温泉としての効能が強いということなのでしょう。

Dsc5500492今日は高湯温泉の中でも有名な玉子湯に妻と長女と義母と泊まります。

宿のロビーから窓一面に紅葉の庭が飛び込んできます。

大雨でなかったらもっと鮮やかだったでしょうに。

実は今10月下旬なのに季節外れの台風が日本上陸をしているのです。

ここ福島も川沿いでは避難指示が出ているような状況。
裏磐梯吾妻スカイラインの絶景紅葉を楽しんだ後、温泉にと思っていたのですが、当然通行止め。
ついていません。天命を思って諦め、温泉をエンジョイしましょう。
仲居さんによると今後更に雨風が強くなり露天風呂は閉鎖されてしまうので入るなら今ですよとのこと。ならば今入るしかないでしょ。

Dsc5500446「この門をたたく者は全ての希望を棄てよ」
と言わんばかりの地獄の門のようですが、中は地獄ではなく天国です。

木のぬくもりが優しい白濁の湯。小さい建物なので脱衣場と風呂が一体化。6~7人でも一杯になります。外は嵐でもここは人肌暖かい癒しの空間。


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下の写真、なぜか女性が。
どこかで見覚えがある顔。
入口には知らない女性。
この写真は誰が撮ったのでしょう?
(答えは下)


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Dsc5500441折角なので雨風に晒されても露天風呂に入りましょう。
さすがにそんなモノ好きは少なく、こんな素敵な露天風呂を独り占め。
半端でない雨風ですが幸い上に大きく突き出た岩の下だけは雨風をしのげます。
天然の傘の下、極楽の温泉を楽しみます。

Dsc_1291さて冒頭、及び上記の写真ですが、傘をさしてる女性は私の長女。
露天風呂は混浴ではないので撮影者は妻。

やはりこんな雨風に晒されながら露天風呂に入りたいなどと考えるのは我が家族しかいなかったようで、ずっと二人だけだったようです。
雨の中足湯にも入ったようです。
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私達の部屋は一階。
風呂が目の前にあります。
素敵な庭園も目の前で、散策路もあるようですが、とても散策出来る状態ではありません。
天気が良かったら最高の紅葉庭園を味わえたでしょう。

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ワイルドな温泉を堪能した後は待ちに待った夕食。
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Dsc5500469本物のいろりのあるテーブルの上には大御馳走。
いわなの塩焼きが灰に刺さっています。紅葉は満喫出来ませんでしたが長く風呂に入っていたせいか喉はからから。ビールの大樽の中で溺死したい気分。
早速乾杯。
長女は妊娠中なのでアルコールは飲めずノンアルコール。
飲めない長女に気をつかって少しはアルコールを控えなさいと妻に説教されたにもかかわらず、控えることなくビール、そして福島のお酒を飲み続けます。

Dsc5500474夜中、
あまりの雨風の音に家族は午前2時頃皆起きて、
目の前の川(川と呼べるようなものではない小さな庭の小川)が氾濫しないだろか、目の前の庭が崩れてこないだろうか等と話します。

Dsc_1406話している最中にも皆のスマホが警報音を発し続けます。
福島市内でも避難指示が出ている模様です。
ここは一階ですから何かあったらお陀仏ですね。
朝まで眠れず心配で起きていたなんてことはなく、朝食準備が出来たとのフロントからの電話があるまでしっかり熟睡してしまいました。

Dsc5500433朝起きても台風はこれから福島に接近する模様でまだ雨。

しかしチェックアウトの頃は何とか雨は上がりました。
スカイラインでドライブ出来るかなと一瞬期待しましたが、全線通行止とのこと。

しかし私は諦めきれません。
どこかで紅葉ドライブが出来るはずだ、と。
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Dsc5500398幸い、土湯方面に向かい土湯トンネルを抜けると五色沼方面は大丈夫のようです。

太陽と青い空はありませんでしたが、何とか紅葉を楽しむことは出来ました。
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Dsc5500656前回も最高だった中津川渓谷に到達。期待通りここは紅葉絶景。
「赤色」が不得意なカメラのせいで今一つ写真では絶景感が出せませんが、間違いなく絶景。
裏磐梯で一番の紅葉スポットなのではないでしょうか。

人生最高の紅葉、磐梯吾妻スカイラインと中津川渓谷

生憎の天気でしたが、まだ明日があります。
明日は安達太良山。晴れることを祈って。

福島市温泉郷、土湯温泉山水荘、こけしとイノシシに出会える露天風呂

福島市温泉郷、飯坂温泉吉川屋、温泉街から離れて断崖と渓流に臨む

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日中線で熱塩駅着、「一流の田舎」会津熱塩温泉、山形屋

Dsc00307広い列車内で乗客は私だけ。
ローカル線の旅もなかなか良いものです。

車窓には昭和のニッポンの田舎が続きます。
さあ終着駅熱塩に到着です。


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Dsc00295_2しかしこの列車、随分古くありませんか?

最近はローカル線はディーゼルカーのはず。
木の座席なんて子供の頃に乗った思い出しか思い浮かびません。


Dsc00215実はこの列車、動いてないのです。
廃線になった列車。
会津の喜多方から米沢方面への盲腸線、日中線の旧熱塩駅横に保存されている客車。
かつてはSL、次にディーゼル機関車がけん引していましたが、今はなぜかラッセル車がけん引?

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Dsc00244駅舎は昔のまま。
木造の懐かしい雰囲気が今も健在。
駅室内は記念館にもなっています。
往年の姿が一杯写真になっています。
あの頃は鉄道全盛期。

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Dsc00242日本全国田舎の隅々まで鉄道が張り巡らされて
いました。
日中線も本当は熱塩止まりではなく、山を越えて米沢まで行く予定だったのです。
駅の向こうには米沢との間にそびえ立つ山々が見えます。
しかしその願いが叶わなかっただけでなく、僅かな路線ですら自動車に追い詰められ廃線になりました。
鉄道好きの私には悲しいことです。


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Dsc00392さて今回の秋の旅行、
最初は福島県会津、
喜多方の少し北に位置する熱塩温泉です。

キャッチコピーは
「一流の田舎、熱塩」。
粋ですねえ。良くぞ言った、あっぱれです。
コピーを書いたのは地元の名物旅館山形屋の社長です。
今日はここに泊まります。

ぶらぶらしてみましょう。雨模様なのでハイキングとは行きませんが。
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今年はまだ田んぼに稲が。
田んぼとコスモスと柿、
ニッポンの秋です。
小さい秋みーつけたの歌が聞こえてきそうです。

Dsc00373翌日山形屋の社長から聞いた話では、この街は既に人間より猿の方が多いそうです。年に2~3回は猿の大名行列が街中で見られるそうです。旅館のロビーから熊も見えたそうです。
動物の方が優勢なので、人間はあまり偉そうにしてはいけないそうです。長い歴史から見たら人間の時代は極僅かで圧倒的に野生の動物の王国だったのですね。
心なしか温泉街も人間は少ないような気がします。

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Dsc00361さてぼちぼち雨が降って来たので山形屋にチェックインしましょう。
部屋からは熱塩の田園風景が眼下に一望出来ます。
なかなかの眺望ですよ。
4人泊まれる部屋ですが、1人で使います。今日一人で宿泊出来る旅館なんてなかなかありませんよ。
感謝。

早速温泉に入りましょう。
Dsc00356Dsc00353熱塩の名前のとおりしょっぱい味の温泉です。
団体旅行で来たお年寄りが元気にはしゃいでいます。
私もしょっぱい温泉に浸かり長旅の疲れを癒します。鎌倉から車を運転してきたのですから。60歳を過ぎて長距離ドライブがこたえるようになりました。年ですね。

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Dsc00331温泉の後は勿論ビール。
個室での一人宴会。
さすが会津。馬刺しも和牛ステーキもボリューミー。
いわなの丸ごと焼きもありますよ。
それに社長ネーミングの
「一流の田舎」の名の日本酒も。上手いのでどんどんいけてしまいます。
旅~旅館~良い地元料理と地酒・・・・何歳になってもこれだけは飽きませんね。

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Dsc00347とどめは岩盤浴
(みたいなもの)。
炭を使っているのでチャコールバーデン。
「21世紀を癒す」と銘打っています。
張り紙によると疲れているところ、治したい場所に気を集中して念じていれば炭の力で治るそうです。
最近加齢とアルコールで脳が大分弱ってきたので脳にしましょうか?脳を念じるってどうすれば良いのでしょう?
諦めてアルコールで機能低下した肝臓を念じましょう。
それにしても体全体が程よくポカポカして心地良い。
本当に肝臓が良くなりそう。

極楽極楽。

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安達太良山異次元体験、エビスサーキット ドリフトタクシー~二本松駅前旅館大宗

P20401040805「殿、最近安達太良山で怪物が暴れているのでしょうか?
この世のものとは思えない爆音が聞こえます。
時折人間の絶叫も」
「村人達の話では、鬼のように大きな人間も大勢来ているとのこと。日本の民ではない異国の民のようです。
怪物と鬼が戦をしているのでしょうか、一緒に遊んでいるのでしょうか」

P20401040818「ワシの領内で勝手するは何者ぞ。
おぬしら調べてまいれ」
「殿、怖いのですが。
まだ怪物に食われたくないのですが」
「何を言ってる、情けない、それでも二本松の武士か」

ここは福島県の真ん中、二本松市の霞ヶ城天守閣跡。


P20401040821城からは安達太良山がどーんと見えます。
今日は神々しく、雲に隠れていますが。

お殿様がまだ生きて今日の安達太良山を眺めていたら上記のような会話がなされたかもしれません。
安達太良山の怪物と聞けば、宮部みゆきの小説「荒神」が思い起こされますが、小説のような本物の怪物の話ではありません。

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P20401050159P20401050164

P20401050161爆音の源は
自動車のエンジン音。
エンジン音と言っても
普通のエンジン音じゃありませんよ。
暴走族のエンジン音を
更に何倍か過激にしたような轟音です。
マーク2やチェイサー、シルビア等普通の車をバリバリにチューニングして1000馬力ものエンジンに変身させたまさに怪物エンジンです。

P20401050160P20401050174


P20401050163絶叫は文字通りの絶叫。
皆さんも普通に絶叫することになるでしょう。

ジェットコースターも真っ青の骨の髄に響く恐怖と興奮です。

ここはエビスサーキット。
ドリフト走行の聖地です。
Mosdunlop日本の聖地じゃありませんよ、
世界の聖地。

世界各国からドリフト好きが集まります。
現場はさながら外人村。
最近、インバウンドのテレビ特集でも紹介された外国人の間でも有名な観光地。

Images知らなかったのですが、ドリフトって日本が発祥の地なんですってね。
今や自動車王国日本ですが、自動車の世界で日本が発明したものって殆ど皆無です。そんななか、このドリフト走行だけは日本の発明だそうです。
世界の大きな大会もこのエビスサーキットで行われます。
(写真は公開のもの)


P20401050167縁あって私もドリフト体験をすることに。
本人もバリバリのプロドライバーであるエビスサーキット熊久保社長(左上写真)の運転で助手席に乗ります。
峠と呼ばれるコースです。


Images2krucj9lしっかり動画に収めようとデジカメを手にしたのは良いのですが、いざ走り出すといきなり頭がぶっとびます。

運転しているのがプロだと分かっていなかったら、すぐに「止めてくれ、降ろしてくれ」と言っていたと思います。
言葉で表現出来ないような「あり得ない」感覚です。
ぶっちぎりの人生初体験感覚です。
手に汗握ってデジカメ撮ったのは良かったのですが、映っていたのは私の足だけでした。

なのでYouTubeにアップされた動画を紹介します。
必ず見て下さいね。
ドリフトタクシー体験動画

P20401050176まさにこうなのです。実際の現場ではもっと音が凄く、ゴムが焼ける臭いもします。
ドリフト体験は誰でも出来ます。ドリフトタクシーというものがあり、料金を払えばプロのドライバーの運転で乗せてもらえます。
ジェットコースターはもう物足りない、飽きたという人、是非二本松まで来てみて下さい。期待はずれということは起こりません。


P20401050169P20401050170


P20401050172さてこのエビスサーキット、異次元空間ぶりを高めているもう一つの要素があります。
ライオンやトラがいるのです。本物の。
ホワイトライオンという珍しいライオンもいます。象やラクダもいて、車だけでなくこれらの動物にも乗れます。
東北サファリ―パークと一体化していて、サーキットに行くにはこれら動物の横を通らなければなりません。

P20401040892それにしても動物は音に敏感だと言います。すぐ横で人間でもビビる爆音が鳴り響いているのを毎日聞いているのです。よく平然としてられるなと感心します。慣れたのですかね。
恐竜館も併設されてますが、さすがにジュラシックパークのような本物の恐竜ではありません。

あたり一面静かな森の中、
突然出現する魔物たちの狂宴会場、
二本松城のお殿様も生きていたらさぞかしびっくりすることでしょう。

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P20401040874興奮の後は
風呂入ってビール。
これしかありません。
二本松駅前、まさにロータリーに面している昔ながらの和風旅館「大宗」。
部屋の窓からは駅と電車。(実際は電車より大編成の貨物列車の方が頻繁に通るかも)
ひと風呂浴びて、いざビール。


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どこに入ろかと悩んだ挙句、焼き鳥の「ことぶき」という店に。
上手い肴に冷たい生ビール、そして今や4年連続日本一に輝いた福島の日本酒。
熱い興奮の体が、アルコールで少しずつ和んで行きます。

長くて熱い夏の日も終わり、
あたりは夜景に。

最高の一日でした。

文学好きの人へのもう一つの二本松、智恵子の生家

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高村智恵子生誕の地、安達太良山と青い空

P20381040861青年実業家のご令嬢として何不自由なく育ったけど、父の事業の失敗、父の死により精神を病んで行った一人の女性。
大芸術家に愛されるほど自身も芸術の才能があった女性。
明治時代には女性としては最高学府の一つだった日本女子大でテニスで強烈なスマッシュを決めていた闊達な女性。

P28771080007でも最後は精神病院で悲しい最後を遂げた女性
・・・・・智恵子。

高村光太郎の妻です。

左写真は智恵子が亡くなった東京ゼームス坂の墓碑。

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P20381040858そんな智恵子の生誕の地が福島県二本松市にあります。
造り酒屋を一代で築き上げた父の家でもあります。
当時の家がそのまま残されています。
智恵子が弾いていた琴も残されています。


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P20381040860実家が造り酒屋ですからいつも賑やかだったのでしょうね。
二階の角部屋が智恵子の部屋だったようです。
窓からは元気に仕事する社員達、街道を行きかう出入りの商人や旅人、そしてその中で一番輝いていた
パパ・・・・・・
少女はパパが大好きだったに違いありません。
自らのアイデンティティの源ですらあったのかもしれません。だからそんなパパが仕事が上手く行かなくなり暗く落ち込んでいくのを見るのは辛く耐え難いことだったに違いありません。
パパの精神の傷はそのまま智恵子の精神の傷になったに違いありません。
ましてやパパの死は自らの精神の死にも至らせるほどの強い傷を与えたのでしょう。
P28241060005P28241060010
上写真は病んだ智恵子が夫にプレゼントした切り絵です。

18556233_1464126390329210_182070500娘に対するパパの責任は重大ですね。普段は母親任せで何もしてあげられなくても、堂々として元気で働いているパパじゃないといけないのですね。
私はどうでしょう?
先週次女が無事結婚してとりあえずここまでは辛い目には合わせなくてすんだと思いたいです。
(結局私の自慢話か?)

薄汚れた東京の空ではなく、澄んだ空が今もここにあります。
「智恵子は東京には空がないと言う」と高村光太郎が歌った安達太良山は今日も青い空。

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智恵子が少女時代毎日見ていた安達太良山です。


高村光太郎が智恵子をナンパして連れ込んだ宿犬吠埼ぎょうけい館
智恵子と高村光太郎の千駄木の家
智恵子が亡くなった東京ゼームス坂

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福島第一原発~浪江町・双葉町・大熊町・富岡町

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P20361040296P20361040298どこにでもある地方の街の光景。交差点に並ぶ車、スーパーの駐車場、住宅、コンビニ・・・
何でこんな当たり前の写真を撮るのだろうと思われるかもしれません。
しかしここが福島第一原子力発電所から8キロ(車で10分)の場所だと知ったらどうですか?

P20361040310この富岡町、普通に人も車も行き来しています。今は人が住むことは出来ませんが、今年4月1日からは住むことが出来るようになります。汚染のレベルがどんどん改善し、普通に生活出来るようになるからです。
大変だ大変だ、やばいぞやばいぞ、悲劇だ悲劇だと騒げば騒ぐほど販売部数が伸び、視聴率が上がるのがマスメディアの商売です。そのマスメディアから想起されるのとは全く違った生の現実が目の前にあります。これから福島第一原発の中に入ります。

富岡の旧エネルギー館から東電が用意してくれたバスで向かいますが、写真は撮れません。旧エネルギー館に置いていきます。従ってこれ以降の福島第一原発の写真は私が撮ったものではなく、東電が公開しているもの、メディアに掲載されたものとなります。その中で私が自分の目で見た印象に限りなく近いものを紹介します。

Photo最初に入館審査のようなことをやる建物に入ります。
どこにでもある工場見学の建物です。
私達の横を作業服の社員が通り過ぎていきます。
入館審査はかなり厳格。
国際空港の出入国よりちょっと厳しいかな。

Photo_2建物の中は社員食堂ありコンビニありで普通の会社の光景と全く変わりありません。
毎日6000人の社員が働いているのですよ。
一人一人に被ばくの線量(シーベルトともう一つ?)を図る器具を渡され胸につけます。
あとは靴をビニールの袋ですっぽり包みます。
そしてそのまま出ます。

Photo_3宇宙服のような作業服、映画の細菌テロが起きた時に登場する体をすっぽり包む服を着るのだろうと思っていましたが、そんなことはありません。
普段着のままバスに乗ります。
ここが福島第一原発だと知らされてなかったらどこかの大企業の工場見学だと思うでしょう。とても広くてきれい。

Photo_4Photo_5タンクがやたら多いのが印象的。
道を歩く社員の格好も普通の作業服。
映画の惨劇のようなシーンを想像して来た人は拍子抜けでしょう。


Photo_6東電が安全そうな所だけ選んで通っているのではないか、という勘ぐりは間違いです。
例の爆発した原子炉がある第1号機~第4号機のすぐ横をなめるようにゆっくり丁寧に通ります。
さすがにここだけは例の宇宙服のような作業服を着た社員が働いています。
あちこちに被ばくの線量を測る計器が置いてありますが、2号機と3号機の間を通った時だけはシーベルトの数字が上がりました。すぐ元の低い数字に戻りますが。

123号機(多分)の壁の横に津波がこの高さまで来ましたという目印が書いてあります。海抜17メートルと書いてありました。東電の人が悔やんでいるのは「津波は高くても6メートル」と決めてかかっていたとのこと。根拠のない6メートル説と原子力は絶対安全というこれまた根拠のない通説をそのまま信じ、通説を越える事態が発生した時のことを考えていなかったことを後悔しているのです。これからも後悔し続けるでしょう。

Photo_71時間くらいでしょうか、広い原発の敷地内をバスでぐるっと回って元の建物に戻ってきました。
胸につけていた線量計は0.01マイクロシーベルトの表示。
歯医者で歯のレントゲン写真を撮った時と同じレベルだそうです。
胸のレントゲンやバリウム飲んで胃のレントゲンを撮る時はこれより比較にならないくらい高く、CTスキャン等に至っては桁違いの数値だそうです。東京からニューヨークに飛行機に乗っていただけでも比較にならないくらいのシーベルトとなるそうです。要するに安全だということ。言い方を変えると現代人は普通に都会生活してても被ばくし続けているということ。

最後に東電の人に対して同行していた参加者が原子炉の近くでロボットが故障した事故のことを質問していました。東電の予想外のことが今起きているのではないかと。
しかし事実は故障したのではなく「カメラが被ばくで劣化して写りにくくなったこと」と「原子炉近くの障害物をロボットが物理的に越えられなかったこと」とのこと。
「大変だ大変だ、やばいぞやばいぞ症候群」のメディアが不正確な理解、もしくは意図的に誤解させるニュースを流したのです。

説明していませんでしたが、この見学会は「ホープツーリズム・ワーキンググループ関係者コンテンツ検証研修会」というもので、福島県の復興ツアーの計画に携わる人を招待した研修会です。私も仕事で関係しているので招待されました。参加者は日本人より欧米やアジアの国の参加者の方がずっと多かったと思います。実際に復興ツアーとして販売予定です(どんな内容になるかはまだ分かりませんが)。


福島第一原発の後は浪江町に向かいます。国道は普通に開通しているので富岡~大熊~双葉を通り浪江町に入ります。ここは6年前から時計が止まったままだということを改めて認識させられる光景が時々目に飛び込んできます。
P20361040318P20361040319
6年前の3月11日の時のまま放置された空間なのです。


P20361040332随分広い野原だなと思っていると、あれは皆水田だったそうです。
元には戻らないかもしれませんね。
元気なのは植物ばかり。
コンクリートのひびを突き破り雑草が元気に我が世の春を謳歌しています。


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P20361040382浪江町に入ります。
普通の地方の街並です。
所々壊れていたり傾いていたりする家を見かけますが、100軒のうち1軒もないでしょう。
駅も街並も住宅もハードだけ見れば何の支障もないものばかりです。
ただ人の気配が全くないのです。
街灯と信号の光だけが輝いています。

P20361040390暗くなってくると更に異様な雰囲気になります。
店も家もアパートも電気がつかないのです。
暗いまま。
夕暮れ時になり家々に電気がポツンポツンと灯っていくあの当たり前の光景がないのです。

P20361040399言いようのないほど寂しいことですよ。
浪江町に初めて来た私ですらそう感じるのですから、浪江町に住んでいた人が見たら一体どれだけ寂しい思いをするのでしょう。
今日はもう閉店したローソンの看板の光だけが目立ちます。


P20361040360そんな浪江町ですが、富岡町と同じように汚染のレベルがどんどん改善しているので間もなく人が住めるようになります。
ポツン、ポツンと
少しずつ家の電気が灯り出すのでしょう。
店も一軒、また一軒と開店していくのでしょう。


P20361040408私達に出来ることもありますよ。
実際に観光に行って買い物すること。
メディアを通してではなく自分の目でこの地の街並・景色・生活を見ることです。

町役場横の仮設商店街でB1グランプリを取った有名ななみえ焼きそばと純米吟醸酒親父の小言を買いました。

仮設商店街でなく本物の商店街で買えるようになる日が一日でも早く来ることを願って・・・・


4年前のいわき旅行
スパリゾートハワイアンと4年前の小名浜

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