悲しきノートルダム大聖堂~プルースト眠るペール・ラシェーズ墓地、新緑のパリ

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旅行中、日本の娘達から聞きました。パリのノートルダム大聖堂が火事で屋根が全部焼け落ちてしまったと。

リヨンからパリ・リヨン駅に到着後、最初に行ったのがノートルダム大聖堂。

そして・・・・ショック。

あるべき屋根がないのです。

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10年以上前に家族で撮った写真。

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大きくして見比べると何が違うのか明快です。

中はステンドグラスの光から僅かな光さす厳かな礼拝堂ではないということですよね。

何とパリの空が見えているアウトドア状態。

あり得ませんね。

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唖然としているのは私だけでなく、こんなに一杯。

それにしても全部石で出来ていると思ってましたが、

意外と木造部分も多かったのですね。

 

今回の南仏旅行、最後はパリ。

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パリ・リヨン駅から徒歩2分のホテルに宿泊。

夕食もパリ・リヨン駅正面のレストラン。

翌朝も、パリ東部へ。

まだ行ってなかったペール・ラシェーズ墓地へ。

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広い広い墓地が新緑と明るい陽射しに包まれて、墓地も心地よく日向ぼっこ。

永眠している人達もすがすがしい思いでしょう。

そんな中お目当てはプルーストの墓。

最も好きな小説を3つ挙げよと言われたら、間違いなくその一つが「失われた時を求めて」。

最初の「Du côté de chez Swan」は死に物狂いで原文で読みました。が、難しすぎ、その次の物語からは全部日本語で読みました。

長い長い小説。でも死ぬまでにまた読みたい小説。

そんな偉大な作家の墓はさぞかし今も皆に慕われているのでしょう。

だから近くに来れば人だかりがしているはず。

ですが見つかりません。

そして見つけました。

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誰も周りにいないひっそりとした墓。

ちょっと寂しすぎませんか?

不当評価にむっとしながら、次のお墓へ。

今度はバルザック。

バルザックもかなり沢山読みましたよ。

仏文科の授業でもありました。

(私は大学時代フランス文学専攻)

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さすがにここは数人の人達が。

バルザックの方が人気があるのでしょうか?

下調べ不足でしたが、

バルザックの向かいのお墓がネルヴァルでした。

気が付きませんでした。

ネルヴァルも好きでしたよ。

ちゃんと見れば良かった。悔やまれます。

 

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そして今度はこの人だかり。

ショパン。

自慢じゃありませんが、というか自慢ですが、

私は子供の頃ピアノを習っており、

最後に弾いたのが子犬のワルツ。

ショパンは勿論大好きです。

世界中の人に愛されているのですね。

プルーストもそのはずなのですが・・・・

モンパルナス墓地でサルトルとボードレールに会う

 

旅行も最後に近づいてくると、なぜかとてもミーハーな気分。

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言うのも恥ずかしいけど、またバトームーシュに乗りました。

シャンゼリゼにも行きました。妻はここでお土産買い。

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私はベンチでぼーっとしてました。

テレビだと大規模デモで戦争状態のような気がしていたけど、全然そんなことありません。

至っていつものシャンゼリゼ。

そしてミーハー気分の〆は、レストラン「アルザス」。

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シェンゼリゼに面した、というか通りの歩道の中に席を設けているレストラン。

家族4人で来たこともあります。

家族4人でパリ旅行

パリで家族4人で食事

観光客定番の店。初めての団体旅行でも来るような店。

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「今更そんな店に行ったなんて、ブログに書かないで」と妻に言われましたが、良いじゃないですか、シャンゼリゼのど真ん中でディナー。

 

ミラノ~コートダジュール~リヨン~パリ、10日間の旅。

定年後に妻と約束していた旅行が実現しました。

明るい地中海が脳裏に焼き付いています。

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この写真はホテルのベッドの上に大きく掲げられている

電飾の絵。

パリ・リヨン駅ホームからリヨンやコートダジュール方面に向かう人達を描いたのでしょう。

夢の中のような絵。

皆これから旅するコートダジュールに向かって夢を膨らませているのでしょう。

私は、もう一回行けるのでしょうか?

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美食の街はやはり美味かった、リヨン~母娘スリとの遭遇

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いよいよコートダジュールの旅も終わり、次はリヨン。

カシからローカル線各駅停車で二つ目、マルセイユ。

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新婚旅行の時、パリから何の計画もなくマルセイユに。

そして駅の観光案内でホテル予約し港の見える小さなホテルに宿泊。

ブイヤベースは今一つだったけど、

ムール貝が滅茶苦茶美味かった。

今回はマルセイユは駅だけで、街中散策はなし。

TGV発車まで40分しかありませんから。

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レンヌ行きTGVで1時間半でリヨン。

幸いホテルは駅に隣接。徒歩1分。

荷物預けて早速散策開始。

旧市街方面に行きましょう。

地下鉄はつまらないからトラムで。

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ペラーシュから中洲(のようなもの)の散策開始。

川大好きの私にはたまりません。

まずはローヌ川。

ウン?何やらデモ。最近フランスは土曜日は毎週全国でデモのようですよ。

怖いのでそちらは避け、ベルクール広場へ。

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そして今度はソーヌ川のボナパルト橋へ。

橋からの眺めは素敵。パリと似てるけど違う。

 

うっとり景色を見とれていたら、

事件は起きました。

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小さな女の子が私にぶつかって来ました。

こんなだだっ広い橋の上で何?

と思った瞬間、後ろから妻の叫び声「〇〇(私の名前)」

何が起きたか全く分かりませんでした。

しかし気付いてみたら、財布の入った胸ポケットのファスナーが開いており、また肩掛けバッグのファスナーも全て開いていました。

「財布見て」「バッグの中身は、スマホは?」

という妻の絶叫。

 

幸い、どちらもファスナーをしっかりしていたため、

財布もバッグの中身も無事。

スマホは紐でバッグに結びつけてあるから大丈夫。

 

でもファスナーを閉めてなければ盗まれていたでしょう。

それに妻が相手の手首をつかんだとのこと。お手柄です。

「Map」「Map」と地図を振りかざして走り去りました??

女の子二人だと思ったのですが、

妻によれば一人は大人の女性、おそらく母と娘だとのこと。

しばし茫然としていましたが、

改めて所持品を確認すると皆無事。

人相の悪い男性が近寄って来たらこちらも用心しましたが、

身長も私より低い、小さな女性二人。

私は良いカモだと思われたのが、ちょっと悔しい。

妻に一生言われ続ける借りも出来たし。

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気を取り直してサンジャン大教会界隈の散策開始。

ケーブルカーで有名な丘の上に行きましょう。

それにしてもすごい人。一体どれくらい待つのか。

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余程歩いて登ろうかなとも思ったくらいです。

思っただけです。根性がないので。

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ノートルダム大聖堂。

丘の上は、これまた観光客で溢れかえっています。

市街が見渡せる場所を何とか順番待ちで確保して

しばし眺望を楽しみます。

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そこからは再び丘を下り、散策開始。

フランス国鉄サンポール駅に出て、旧市街とソーヌ川と中洲をブラブラ。

飽きませんね。

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お腹も空いてきたので夕食会場を探しましょう。

旧市街はレストランが一杯あるのですが、何か落ち着かないのでトラムで駅に戻ります。

しかし駅前にはレストランらしき店はありません。

私独自の嗅覚に従ってダラダラと歩き続けます。

そして出会ったのがLe Splendidというレストラン。

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直観でこれは行けると思いましたが、妻がスマホで調べると大変評判の良い店とのこと。

まだ夕食時間は始まってないので、店の前でビールを飲んで休みましょう。

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そしてまだ昼のように明るいけど18:30なのでオープン。

海沿いで海の幸が続いたので、今日は肉系でしょう。

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さすがにフォアグラのテリーヌは極上。

ステーキも美味い!

(和牛の方が美味いと思いますがソースが美味い)

そして赤ワインは勿論、

Côtes du Rhône(コート・デュ・ローヌ)

この時ワインをサーブしてくれた女性の言葉が

とても感動的。歌うように美しい。

ただの「S'il vous plait(どうぞ)」なのですが、

今まで聞いたこの言葉の中で一番心のこもった歌うような声。

美食の街は「S'il vous plait」まで美しい。

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この日はこれでホテル帰って爆睡。

万歩計を見ると2万歩歩いてますよ。

 

翌朝、再び散策。

まずはローヌ川沿いの朝市。

美味しそうですね。

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そして旧市街へ。

日曜日とあって人人人・・・・

それにしても午前中から皆、お茶やランチを心から楽しんでいる様子。

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見てるだけで私達もお腹が空いてきたので、

ランチを行きましょう。

直観でここ。

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Bouchon Colette。

私はホルモン系苦手なのですが、たまらずホルモン入りリゾットを注文。

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やはり美味い。

一気に食べてしまいました。

本当にリヨンは美味い。

 

最後の妻のお土産ショッピング。

私の嫌いな時間ですが、仕方ありません。

少しだけ付き合います。

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人生でもう一度来ることがあるのでしょうか?

最後にもう一度ソーヌ川から街並みを目に焼き付けます。

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ホテルだけど貸アパルトマン、シャンブルドット・ミラボー、カシの景色は俺のもの

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コートダジュールの旅は続きます。

ローカル線各駅停車、路線バス、トラムだけで続けていた移動の一回の例外、ニースからトゥーロンまではインターシティー。ニースで30分近く前に乗り込んでいて正解。超混雑。床で若い女性観光客が寝るほどの。

トゥーロンからは再びローカル線各駅停車。

カシ(CASSIS)

「カシを知らない者は何も知らないのと同じ」

プロヴァンスを代表する詩人ミストラルの言葉。

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駅を降り立つと何もない辺鄙な駅。

これのどこが観光地?

でも安心、港と行き来している路線バスがあります。

畑(ブドウ畑?)を過ぎるとさすがリゾート地。

瀟洒な別荘が続きます。

 

20分位で到着。

観光客でごった返す通りを歩くと、すぐそこは港。

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早速本日の宿泊施設のカシ・ホテルを探しましょう。

地図によると港に面した特等地のはず。

でもありません。

地図の場所のレストランのマスターに訊ねると

何と、ここがホテルなんだとか?!

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ドアが一つあるだけ。

誰もいません。

マスターに更に訊ねると、ホテルの管理人を呼んでくれるとのこと。

ホテルと銘打っているけど、貸部屋なんですね。

シャンブルドットと言うそうです。

事前に何時に行くと管理人に伝えておかないとならなかったようです。すぐに管理人の陽気な女性が到着し、入室することが出来ました。

 

そして部屋に入ると絶句。

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テラスがあり、そこから港街が一望出来るのです。

これは最高の贅沢!

しばし疲れも忘れてたたずみます。

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時々屋根の方に見える私の姿を不思議に思ったのか、

観光客が私の方を指さします。

こんな感じ。

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私がいるの分かりますか?

 

ベッドに横になっていても海が見えます。

幸せ満喫。

 

お腹が空いたのでランチにしましょう。

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何と、全く場違いな「赤いきつねと緑のたぬき」

マルちゃんのカップ麺。

ヨーロッパ旅行、6日目ともなると私の醤油中毒が始まります。無性に醤油味のものを食べたくなるのです。

皆さんは違いますか?

ということで必ずカップ麺を持参します。日本で食べる時の3倍は美味い。

 

入り江巡りのクルーズを予定していたのですが、

今日は強風で中止。

残念ですが諦めて散策をしましょう。

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小さな港町なので、すぐ一周出来ます。

体力と根性があれば断崖絶壁ハイキングコースにチャレンジするのですが、無理です。

 

ブラブラした後はちょっと早いですけど夕食に。

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部屋の近くの港に面したレストラン「ラ・ポワソヌリー」

マスターが日本語で「こんにちわ」と話しかけてきます。

「J'adore le Japon(私は日本が大大大好き)」

4回も日本に行ったとのこと。

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そして今日もまたムール貝。

一体この数日間で何個のムール貝を食べたことでしょう。

白ワイン、魚スープ(これが結構お腹一杯になる)、白身魚と飽きもせず満喫。

夜が更けてくると店の前にサックス奏者が。

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上手い。

妻がチップを渡しました。

港の夜景とディナーとサックスの音・・・・

夢見心地。

 

そして部屋に帰ってテラスに。

先ほどスーパーでビールとつまみを沢山買い込んだので、

酔いの夜景を楽しみます。

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自宅のテラスのようなプライベート感。

 

港に人がほぼいなくなるまで。

満月と一緒に、いつまでもいつまでも・・・

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☛たまにはこんな滞在も良いのでは?

https://www.gites.fr/gites_mirabeau_cassis_h1379034.htm

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人生最高絶景のランチ、エズ~コートダジュールの漁村リゾート、ヴィルフランシュ

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今回の旅行の一番の山場かもしれません。

今までの絶景が皆霞む程の絶景。

ニースから路線バスでモナコ方面に戻り1時間ほどクネクネ山道を走った崖の上。

幸い天気も良く、

フランス国旗も私達を歓迎してくれています。

山頂の城壁は植物園にもなっています。

そこから一つ降りた場所にあるのがシャトー・エザ。

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スウェーデン王子の館だったようですが、一時期はワイン貯蔵所・家畜小屋になっていたとのこと。

それが芸術家のアトリエとブティックに変身。

今は絶景レストラン&ホテルです。

他の人のブログによると、東洋人は眺めがあまり良くない奥まった場所に案内されるとのことでしたが、

私達は妻が半年前から直接予約していただけあって、おそらく店で一番良い場所を案内されました。

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テラスを独占し、まさに天空絶景独り占め。

天空に突き出たテラスなため、床下ははるか何百メートルも何もありません。

妻も最初は足元が落ち着かないと言っていましたが、次第に慣れたようです。

ちなみにこの位置がどんな位置かというと、

後ほど下まで歩いた駅のプラットフォームから見た写真をお見せします。

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思い切り拡大してみて下さい。

この席が見えるはずです。

この席の隣のやや奥まったテラスを城壁の上から見たのがこれです。

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テラス分かりますか?

アメリカ人(おそらく)の若い女性達がキャーキャー言っていました。

 

3時間かけてランチを楽しんだため、

思い切り日焼けしてしまいました。

一生忘れられない映像を脳裏に焼き付けて、

さあ覚悟を決めて出発。

 

何を覚悟を決めるかというと、

これから大変な山道を下るからです。

ニーチェの小道。

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実際にニーチェがここに滞在し、「ツァラトストラかく語りき」の構想を練った散策路と言われています。

いざ出発。

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景色は確かに良いのですが、足場は結構悪い。

油断すると足を滑らせます。

ニーチェが瞑想・思考したというのは実はウソじゃないでしょうか?

落ち着いて物事を考える余裕はないですよ。

それに結構な傾斜。

60代夫婦にはややきつい。

実際膝が笑い始めています。

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それでも少しずつ下界に近づきます。

傾斜が緩やかだと思わず鼻歌が出ます。

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1時間強歩いて何とかエズ駅に到着。

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EZE SUR MER。

名前のとおり海に面した駅。

 

先ほどの写真を撮りました。

下から見ても唖然とする場所にいたのですね。

 

ここからはローカル線各駅停車でニースに向かって二駅。

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満員電車。

それにしても羨ましい。

文字通り海岸線を列車が走ります。

電車もカラフル。

 

私はよく伊豆に旅行するので、伊豆通を自称しています。

ジェノバからの道中、驚嘆すると共に、

「伊豆とあまり変わらないのでは」と感じる場所も多々ありました。

しかしここは完敗。

10回逆立ちしてもかないません。

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ヴィルフランシュ駅に降り立つと、そこは海辺の街であり、

既に海水浴客で一杯の海水浴場。

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まさにコートダジュール(空色の海辺の意味)。

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夕食のレストランを予約している港町まで歩きましょう。

20分くらいです。

 

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これが本日の夕食会場「メール・ジェルメンヌ」

ジェルメンヌ母さんという意味でしょうか。

(こちらはmerではなく、mère。海と母は発音が同じ)

漁港に面したしっぽりした素敵なレストラン。

 

まだ早いので港を散策しましょう。

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海岸伝いに歩くと漁港兼ヨットハーバーが。

歩いていると地元の母と子供達から「こんにちは」

と日本語で話しかけられました。

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「ニーハオ」でなくて良かった。

来訪客の数では中国人に負けてますから。

今回、あちこちの観光スポットでリーフレットをもらっていますが、仏語・英語、スペイン語に続き、日本語と中国語のものが必ずあります。

 

散策も終え、いよいよディナーへ。

先ほどのレストランに行くと、

何と私の名前入りのテーブルが用意!

これも妻が半年前に直接予約してくれていたためでしょう。

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潮風を嗅ぎながらのディナー。

 

まずはやはりオイスター。

実は今回の全ての行程で食べた料理で一番美味しかったのは、この店のオイスター。

それも卵料理したオイスター。

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妻も私も絶賛!

シャンパン、白ワインと共に味わう海鮮料理。

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地元名物の魚スープも美味しかったし、ヒラメもムニエルも美味しかった。

段々日も暮れ漁港の明かりに包まれだし、悠然とした気分に。

 

ところがそんな気分を吹っ飛ばす光景が続々と。

ベンツSクラスで店の前に乗り付け、運転手にドアを開けて出てきたのは

女優(もしくは著名モデル)とおぼしき女性とその彼氏。

店のマスターが飛んでいき、うやうやしくおもてなし。

私のところに持ってきた白ワインをサーブするのも

ヒーターをつけるのも、すっかり忘れています。

隣の席で食事を始めました。

どう見てもただ者でないオーラ全開。

後で思わず遠くから写真撮ってしまいました(すいません)。

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そして次から次へベンツ・BMW・アウディ・ポルシェ・プジョーの上級クラスが店に横付けされ、運転手がさっと後部座席ドアを開けます。

何なのですか、この店は?!

後で調べると、ニースの金持ちが夕食をしにやってくるので有名な店なんだとか。

 

漁港のレストランと言っても、ここはニースなのです。

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酔い覚ましに駅まで歩き、

再びローカル線各駅停車に乗ってニースへ。

二駅で到着。

トラムでガリバリディー広場に向かい、

一昨日と同じニース港脇のホテルへ。

サン・ポール・ド・ヴァンス⇒ニース⇒エズ⇒ニーチェの小道⇒ヴィルフランシュ⇒ニース

と慌ただしくも夢見心地の一日でした。

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コードダジュール、カーニュ~サン・ポール・ド・ヴァンス、16世紀の迷路

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敵から身を守るため、丘の上に建てた石と迷路の村・・・

コードダジュールでは鷲の巣村と呼ばれます。

その中でも多くの芸術家に愛された美しい村が

サン・ポール・ド・ヴァンス。

ニースから今日も路線バスで向かいます。

途中、カーニュという街で途中下車。

グルマルディ城に立ち寄ります。

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城の中に入ると、いきなり白骨に出会います。

誰の骨かは不明だそうですが、本物の全身人骨です。

ロバにオリーブオイルを作らせるため血だらけになるまで臼をひかせた「血のひき臼」もそのまま残っています。

やはりヨーロッパは美しさと血なまぐさが同居しています。

そんな過去も忘れるほどの美しい建物。

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景色も片や地中海、片や雪を冠した山々、

そして長閑なリゾート地と目を奪われます。

それに城の中は美術館でもあるのですね。

ピカソもありますが、私達を日本人と察知した係員が藤田嗣治の絵を紹介してくれました。

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城の周りを軽く散策して、再びバスへ。

カーニュの街から出ている無料送迎バスです。ありえない狭い道を、行きはゆっくりぐるぐる回りながら上ってきましたが、

帰りは街に一直線の逆落とし。ジェットコースターかと思えるほどの急降下。それも壁や家すれすれに。

いくら慣れてるからとはいえ危なくありませんか?

 

さてカーニュでのひと時を終えると、

再び路線バスでサン・ポール・ド・ヴァンスへ。

バス停を降りると、さすがに観光客で溢れかえっています。

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ペタンクと呼ばれる鉄のボール遊び。

他にすることがなさそうな(失礼)高齢の男性が遊びに興じています。

それを写真に撮る観光客。

プレイしている男性達も「俺も観光に貢献してるんだぜ」と言ってるよう。

 

さて壁の中に入ると、そこは迷路に次ぐ迷路。

敵に襲撃されても敵が戸惑うように作られたのですから当然ですよね。

しばし迷路に迷うことを楽しみましょう。

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勿論車は外周以外は通りません。

のんびり、そして石の壁と家が醸し出す心地よい閉塞感を味わいます。

迷路の外側は周遊の小道。

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眼下に美しい緑の光景。

1日で3周しました。

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そして今日の宿泊地、

5つ星ホテル、サン・ポール・ホテル。

大きくはありませんが、間違いなく超高級。

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ウェルカム・シャンパンの後は部屋に案内されます。

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思わずワオーという声を上げそうな高級感。

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メイン通りに面しているので、窓の下は観光客。

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私が窓から顔を出している(写真)のを目にした観光客が、

異物を見るような顔をして過ぎ去ります。

折角の素敵な気分が台無しとでもいったように。

 

夕方、再度迷路散策。

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全ての迷路を一か所の例外もなく歩くべく、しらみつぶしに歩きます。

妻にそういったバカな趣味はないので、部屋でお休み。

実際さほど苦労しなくても完全制覇できるほどの道の数。

どんな意味があるのか分からない達成感に包まれホテルに帰ると、

そろそろ夕食の時間。

 

レストランは屋外と屋内がありますが、

最初は屋外でシャンパンと前菜。

外周に面しているので、壁の外の景色も見えます。

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レストランを外周からと中の路地から見た写真。

ちょっと分かりにくいかな。狭いけど間違いなく素敵。

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そして屋内へ。

ヨーロッパの貴族になった気分。

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肉料理と赤ワインを堪能した後、酔い覚ましに通りに出ると

昼間とは打って変わって人通りゼロ。

妻が出るのが怖いと本気で言うほどの人気のなさ。

中世の闇に沈んでしまったかのでしょうか。

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部屋に戻ると完璧なベッドメーキングが!

さすが5つ星!妻感激。

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コートダジュール、路線バス・ローカル線の旅、マントン~ニース

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今回の南仏の旅は、移動のほぼ全てがローカル線各駅停車と路線バス。路線バスは停留所の度に「prochain arrêt」「next stop」とアナウンスされます。次の停留所の意ですが、前者のフランス語を大人の女性の渋い声で、後者の英語を若い女性の高く抜けるような声でアナウンスされます。

何だかんだで100回~200回耳にしたので、今も頭の中で聞こえ続け、消去出来ません。

さて今日は、マントンからモナコを通ってニースへ。路線バスの旅。全部乗っても一人1.5ユーロ。都バス以下、安くない?

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朝の通勤時間なのか、バスの中は朝の山手線並みの大混雑。

でもその殆どがモナコで降ります。マントンの人はモナコに仕事に行くのですね。

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それにしてもこの街中の曲がりくねった道、普通に運転しても大変なのに、ここをF1グランプリで高速で走るのですからね、一体どういう感覚なのでしょう?

見ている方も怖くないですか?

路線バスは二日後また来るエズやヴィルフランシュの海に面した駅横を通り、ニース市街へ。

といっても市街の手前のニース港が終点。

ホテルも港の近くです。

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さてニース観光・・・・その前に一つやることが。

実は私のスマホの充電器、スマホとの接続部分の機器を日本に忘れ充電出来ないため、充電器自体を買わなければならないのです。長女にニースの家電量販店の場所を探してもらったので、そこに充電器を買いに行くということが最初の仕事。ニース駅近くです。

ホテルの近くにガリバリディー広場があり、

そこからトラムに乗ります。

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トラムは一番の名所であるマセナ広場を通りニース駅方面に。幸いすぐに家電量販店は見つかり無事充電器を買えました。さあこれで憂いがなくなったので、思い切り観光です。

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マセナ広場に戻り、そこから海岸へ。

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眩いばかりの海岸の歩道ですが、ここは3年前バスを暴走させた男が84人を殺した歩道でもあります。花火客を狙った凶悪な事件でしたが、今はいたって平穏。老若男女・国籍多様の人々が思い思いに散策、もしくはランニングを楽しんでいます。

海岸から花マーケットに向かい、あちこち歩いた後、お腹が空いたのでちょっと早いですが、夕食。

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一番愛想の良かったマスターのいる店に入りました。店先で魚や貝やカニを調理しています。

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ここで小さなハプニング。

妻のすぐ横の席の下に傷ついた鳩がいます。羽根を骨折してるのでしょう、飛べません。追いやろうとしましたが、店の床をあちこち逃げ回ります。給仕にきた青年に「鳩が床にいるからどかせて下さい」と言うと「ノー・プロブレム」だと。羽根を飛び散らかして客達の足元を逃げ回っている鳩がいるのにノー・プロブレムはないでしょう。先ほどのおじさんマスターに再度頼むと「OK」と言って見事に捕まえどこかへ持っていってくれました。

さあ、今度こそ落ち着いて食事。

今日はムール貝三昧と行きましょう。

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白ワインとムール貝(ガーリック焼きとか茹でただけとか)とロブスターと白身の魚・・・・極楽です。

こちらは夜の8時でもまだ明るいので、歩いて帰ります。

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岬を回ってニース港まで歩き、ホテルへ。

明日は再び路線バスで1時間の

サンポール・デュ・ヴァンスへ。

 

 

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南仏のコートダジュール、夫婦旅、ミラノからマントンへ。

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ここはどこでしょう?伊豆ではありませんよ。

南仏ニース近くのエズという村。

空を飛んでいるような断崖絶壁に立つレストラン、

シャトーエザでのランチ。

定年になったらまたフランス旅行しようという願いが3年半たって、ようやくかないました。

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 まずはミラノに入り、一泊して翌朝ミラノ中央駅からジェノバにインターシティーで向かいます。

http://tmkzogw.moe-nifty.com/walking/2010/11/post-7693.html

ジェノバからはリビエラ海岸。海岸を走ったりトンネルを走ったり。(トンネルが多いのが難点)

それにしてもこれだけ海岸の波打ち際を列車で走るなんてこと、関東界隈では殆どありませんよ。

私が知っているのは伊豆急の稲取と片瀬白田駅間だけ。

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そして40分以上遅れてようやくイタリア最後の駅、

ヴァンティミーリア駅に到着。

そして感慨にふける間もなく、隣のホームのフランス国鉄の電車に乗り換え。

国境越えです。

といっても特別感は何もありません。

普通に出発して普通に走るだけ。

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そして最初の駅、マントンに到着。

さあ、ここからフランスです。

早速坂道を降りて海に向かいます。

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しかしホテルに向かう地図と違います。

しししまった!

マントンの駅は二つあり、間違って一つ手前の駅で降りてしまったのです。

仕方ありません。歩きましょう。

幸い良い天気。

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輝く空に輝く海。ここはコートダジュールですからね。

おやおやもう海水浴?!4月ですよ。

海岸を歩くこと30分、マントン旧市街に到着。

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街中は季節外れですが、観光客が一杯。

迷い歩きを楽しみつつ、本日の宿泊地ホテルメディテラネに到着。

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チェックインして部屋に入ると素敵な部屋。

テラスがついているので、そこからの街の眺めも最高!

だいだい色の屋根の間から見える青い海。

南仏ですね。

一休みしたら早速街歩き再開。

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ジャンコクトーが生まれ街であり、結婚式を挙げた建物もあります。

 

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またマントンはレモンの産地として有名。レモンが店頭に山積みしています。

それに街全体がジャスミンの香り。リゾートのウキウキ感に満たされます。

ゴミ箱をあさるのはカラスと決まっていますが、

こちらはカモメ。

 

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7時過ぎだというのに、また昼のような明るさ。

夕食にしましょう。

街中のワサワサした遠くに海の見えるレストラン。

当然海の幸。

カキ、エビ、白身魚と白ワイン。

 

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ホテルに戻って屋上テラスで再びチーズと白ワイン。

コートダジュール最初の夜がふけていきます。

それにしても街の写真を娘達にラインで送ったら、

「ディズニーシーみたい」だと。

ディズニーシーがこっちを真似してるの。全く。

 

 

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パリ最終日、徒然なるままに

P28661060108パリ最終日、既に起きて帰りの荷づくろいをしている妻を横目で見つつ、朝遅くまでホテルのベッドで惰眠を貪っていた私は、デモの掛け声で起こされます。
文部予算削減に対してでしょうか、大学の先生も生徒も反対の叫び声をあげています。
何て言ったって自由と平等の元祖の国ですからね。
その中でもサンジェルマン地区。大学と学生の街。

P28661060212今日はどこにも行く予定はありません。
朝食のカップ麺を食べたら、
気の向くままにパリ散策と行きましょう。

左の写真は、ずーっとお世話になっているロイヤル・カーディナル・ホテル。
部屋もエレベータも狭いけど、パリの古いホテル、という感じが素敵。


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まずは近くのサンジェルマン・デプレ界隈。
学生街ですが、時々ゾクットする位、生粋のパリジエンヌ婦人に出会います。
おばさんもおばあさんも、素敵。
人種のるつぼになりつつあるパリで、逆に新鮮。


P28661050647結構多い映画館。
場末の小さな映画館という感じ。
日本では絶滅してしまいました。

おや!映写機が外から丸見えですよ。年取ったおじいさんが気だるそうに仕事をしてます。

心なしかお客も人生を一杯生きた男性が多そう。

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ビュシ通りに入ります。
有名な画家・芸術家が来たというカフェ。

P28661060196_2P1060284私の仏文科学生としての卒論は、アポリネールでしたが、より長く好きだったのが、
アルチュール・ランボー。
そのランボーがヴェルレーヌと同棲していたアパートがこのビュシ通りにあります。
何も観光案内はありませんでしたが、近くの店の人に聞くと、
ここだとのこと。

この門をくぐって、アパートに上がっていったんですね。
田舎から出てきた、まだ10代のランボーは。

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P28661060224次に、また歩いてサンルイ島。
パリで最も好きな場所。
ど真ん中なのに落ち着いた島。
小さな島ですが、貴族も一杯住んでるというシックな街。
岸啓子も住んでいたんですよね。

晩秋で最後の紅葉が残る
パリの憂愁。
ボードレールの気分?
ずーっと佇んでいても良いんですけどね。
サンルイ島のカフェから、シテ島ノートルダム方面を眺める


P28661060231続いて、チュイルリー広場。
ルーブルからコンコルドまでゆったりと歩きます。
途中、アラブ?系の少女に囲まれ、チャリティーを求められました。初めはサインだけでしたが、サインの次は、悪い予感どおり
お金。

そんなの最初から分かってるだろ、ということだとは思いますが、
油断しました。
でも、小銭をちょっとだけ渡すだけにしました。
不満げでしたけど。

それにしても、コンコルドの観覧車、何とかならない?
ロンドンと言い・・・・
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P28661060242パリ・リヨン駅、パリ・東駅と
ブラリして、
前回大変気に入ったサン・マルタン運河。
妻は初めて。

映画アメリの舞台にもなった場所。派手さはありませんが、心和む水の風景。
「あっ、これは有名な店だ!」と言って、やや場違いなカラフルさに彩られた店(左写真遠く、ピンク・黄色・だいだい色の店)に走って行った妻。
でも、何も買って来ませんでした。
サン・マルタン運河独り歩き・・・はしけと友達

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メトロ2号線は、ジョレ駅からしばらく地上を走ります。
サンマルタン運河を渡ると、パリ・東駅、パリ・北駅と続けて駅の上を通ります。
ピガール駅で乗り換え、サンロレット教会駅で下車。

P28661060251ここは前回宿泊したホテルのある街。モブージュ通り。

通りに面したカフェで、
しばし休息。
4年前でしたね。
あの時は、家族4人でパリに来ることなど、最初で最後だ、と思っていましたが、
まさかの二回目となりました。
幸せですね。

P28661060254_2そこからバスに乗ってオペラ座~コンコルド広場~モンテーニュ通りと通って、エッフェル塔まで。
バスで呑気にパリ見物・・・・メトロよりやっぱり楽しい。

「エッフェル塔なんて、今更写真に撮ったって」、と思っていましたが、
ふとした拍子に見えたエッフェル塔は、ドキッとする程素敵。
思わず撮ってしまいました。
エッフェル塔のイリュミネーション、スカイツリー、東京タワーは勝てるか

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小雨降る中、RERシャン・ド・マール駅に。
ずーっと前、対岸をタクシーに乗っていた時、セーヌ川に沿って列車が走るのを見て、
いつか乗ってみたい、と思っていましたが、
その願いがかないました。

ちょっと間だけ車窓からセーヌ川が見えていましたが、
すぐトンネルへ。
残念。

サン・ミシェル駅で降ります。
後ほど、シャルル・ドゴール空港に向かうRERも
この駅から乗ります。

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ノートルダム寺院も見おさめ。
薄暮から夜景に変わっていくセーヌ川をいつまでも眺めます。
いつまでも。

Img_28660639ホテルから荷物を持ってきて、最後の晩餐を取ります。
晩餐といっても、エスカルゴとハムサラダ、それに白ワイン。
飛行機に乗るとすぐ夕食が出るそうなので、これくらいにしておかなければなりません。

きっとまた来るとは思いますが、美味しいパンの味と共に(なぜか本当に美味しい)パリの夜景をしっかり目に焼き付けます。

P28661060282シャルル・ドゴール空港を歩いていると、
突然見覚えのあるカフェの席が!

そうです、一週間前、
成田から早朝3時に、ここに到着し、ロンドン行きに乗り換えるため、4時間半、店も何もやってない早朝の寒い中を、まだ開店してないこのカフェで娘達3人と過ごしたのです。
娘達は完全に横になって寝てましたね。P28661050429あっという間の一週間、
でも濃密に凝縮された一週間でした。

今度こそ、最後の家族4人パリ旅行だったのでしょうねえ。

娘達は新婚旅行で来ると言ってますが。

ミラボー橋から、サンルイ島まで、セーヌ川をひたすら歩く
ブーローニュの森での魔女との出会い~モンパルナス墓地での著名人との出会い
国鉄ストで、観光客のいないモン・サンミシェル

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歴史的パリだけじゃなく、現代的パリ・・・・印象派に愛されたセーヌ河ジャット島

P28661060136ずーっと昔、絵心もないのに画集なんぞを暇にあかせて眺めていたなかで、一番好きだったのが印象派の画家の作品。セザンヌとスーラの作品にもなった場所を歩きます。

P28661060114娘達が帰国した翌朝、今回の旅で初めて、緊張感解けてダラダラ睡眠。
昼近くになってしまいました。
持ってきたカップ麺を食べて、
出発。

メトロの終点ラヴァロア・ベコン橋で降り、セーヌ河を渡った所にあるのがジャット島。
どの観光案内にも載っていません。
観光地とは言えないからでしょう。
パリに住んでいる知人が薦めてくれました。

380px1jatte橋を降りると、そこは広い公園のある高級住宅地。
きっとこの場所でしょう。
スーラの絵の場所は。

この辺りは、まだ開けてなかったんですね。
随分長閑な光景です。

P28661060123今は、こんな優雅な格好をした貴婦人はいません。しかし犬を連れて散歩する紳士や、
ジョギングする女性達はいます。

パリの街中ですが、
穏やかでゆったりした生活があります。
妻いわく「パリじゃないみたい」

P28661060129公園を過ぎると、
そこはまさに高級住宅街。

パリの街中の歴史的建物とは全く異なる現代的住宅街。
ここがパリだということを忘れてしまします。
遠くに、デファンスの高層ビルが見えるのも、ビジネスエリートの住宅であることを思わせます。

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羨ましいと思ったのは、
自宅のベランダからすぐ間近にセーヌ川が見えること。

セーヌ川に臨むベランダで、
家族・友人と食事が出来ます。

それも観光客等一人もいないので、落ち着いて。

P28661060144カヌーをする若者。
これもセーヌ川ですよ。

サンルイ島の貴族も住む高級マンションからセーヌ川を眺めるのも、勿論最高でしょうが、
機能的生活をパリでエンジョイしたいなら、このジャット島に住むのも良いかも。
どちらにせよ、現実性のない妄想で、私達には縁のない話しですが。

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ジャット島からは、ベコン・レ・ブリュイエール駅に向かいます。
印象派のもう一つの作品、サン・ラザール駅に国鉄で向かうために。
郊外の小さな駅みたいな駅の、向かいのカフェでランチ。
周りの席は、皆地元の人達ばかりで、
普通の日常生活そのものです。

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電車に乗ると、すぐセーヌ川。
先ほど歩いた橋が遠くに見えます。

そしてかなり大きな列車の操車場。
品川駅以上ですね。

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程なく、電車はサン・ラザール駅に滑り込みます。
良い雰囲気ですね。
いかにもパリの古い建物の中に溶け込んでいくようで。
前回、ヴェルサイユからの帰りにもこの駅に到着しましたが、
パリの駅の中で一番好きかも。

Monet_lazare01かのセザンヌもそう感じたのでしょうか。
サン・ラザール駅と題した絵を描いています。

しかし大きなアーチで天井を囲まれている駅構内に、蒸気機関車が煙ぼボーボーあげていたのでは、さぞかし煤けていたのでしょうね。それに目や喉にも辛いんじゃない?

P28661060208ゆったりした一日。
〆はホテル近くのサンジェルマン通りで、ディナー。
チェーン店のレオン。
ムール貝が売りです。

確かにムール貝は美味しくてしかも安い。
でもステーキは最低。
日本のファミレスの方が遥かまし。

しみじみ思いましたが、ステーキはやっぱり和牛が美味しい。
とろけるような柔らかさとジューシーさは、日本が一番です。

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再びパリの夜~大恥注文ミス~娘達との別れ

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娘達との最後の夜。一時のパリの夕べ。今日、社会人1年目と2年目の娘達は私達夫婦より一足先に帰国。

ストラスブールからTGV直行でパリ東駅に。

P28661060073途中車窓からは、フランスの教会を中心にした村落が幾つも通り過ぎて行きます。
しかし常に見えているのが牧草地。
牛か羊か馬がいます。
彼等がいかに肉を食べているかが、分かります。
ステーキの厚さは半端じゃありませんから。
日本の列車の車窓からは、田舎の風景と言えば、水田か畑ですよ。

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P28661060277東駅から、一旦サンジェルマンのホテルに戻り、
娘達にとっては最後のパリ散策。

シャンゼリゼ、エッフェル塔も
お約束のコース。

まだまだいろいろ行きたいけど、時間が足りません。

そうこうしてるうちにディナーの時間に。

P28661060271飛行機の時間があるので、ゆっくりはしてられませんが、
行こう行こうと思っていたサンジェルマンの魚介レストランへ。
Le Bar a Huitres

入口からして凄い!

メニューは紙でなく、iPad。
ビジュアル的に迫力あるメニュー。

Img_28660638_2ところが、ここで私が
前代未聞のミスを。

メニューをみても、良く分からなかったので、plate4人前というのを注文。
値段を良く見ませんでした。
46ユーロ位だったような漠然とした印象で。
ところが、どうも桁を一つ間違えていたようです。
460ユーロ。5万円近い。

長女が気付いて慌てて、「パパ、今から注文変更して」と言ってきましたが、時すでに遅し。
「間もなく出来あがります」とのギャルソン。

Img_28660567そして出てきたのが、冒頭の写真とこの写真。

卒倒です!

滅多に注文する人がいないせいか、店中の客がこちらを振り向きます。
恥ずかしい。
片言の日本語を話すギャルソンが、「写真写真」と言ってきます。

勿論、単純に喜んで盛り上がることも出来たのですが、
ここに大きな問題が。
娘達は、1時間もこの店にいれないのです。
せいぜい40分。

2時間あったってとても食べ切れませんよ。

Img_28660571本当は、軽く食事を取って、娘達をシャルルドゴール空港まで妻も私も送りに行く予定でしたが、
どうしたら良いのでしょう?
娘達は私達を気遣い、
「空港まで送りに来なくても良いよ。私達だけで行けるから」
と言ってくれましたが、妻は心配。
バスでもタクシーでもなく、RER(近郊列車)で行く予定ですが、
RERは治安が悪いので有名。

結局、妻だけ送りに行くことになり、
私一人が取り残されることに決定。

Img_28660575速効でガツガツ食べます。
しかし無情なもので、時間はすぐ経ち、娘達は手を振ってバイバイしていきます。
何とも哀しい情けない別れです。

料理は、まだ3分の1も食べていません。
一人ぼっちの格闘が始まります。
店中の客が、嘲笑の視線を私に向けます。
穴があったら入りたい。

Img_28660574開き直るしかないでしょう。
料理を無駄にする日本人、
モッタイナイを知らない日本人、
というそしりを受けないために、
根性で食べます。
ロブスターにせよ、カニみそにせよ、向こう3年間は
食べなくてもOkというくらい食べましたよ。
ムキになりましたから。

結局、小さな海老を少し残しただけで全部食べました。
死にそうでしたけど。

ホテルに帰って空港から戻ってきた妻と再会した時、
なじられ罵倒されたことは、言うまでもありません。

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